不実なくちびる (角川ルビー文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044462079

作品紹介・あらすじ

小村夏巳は、敵役専門俳優の父と、元女優の母を持つ以外には、ごく平凡な高校生。だが映画会社社長の御曹司で脚本家としても名高い黒坂季永に不注意でケガを負わせてしまったことから、その生活は一変してしまう。強引にパシリをやらせたうえ、こんな身体じゃ女とデートもできないと夏巳にセクハラ三昧の季永。そのうえ、夏巳に目をつけたゴシップ記者が持ち込んだ、夏巳が実は超大物俳優の隠し子だという証拠をあっさり買い取り、それを楯に押し倒してきて…。

感想・レビュー・書評

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  • 自分の不注意で黒坂に怪我をさせてしまった夏巳。嫌々ながら罪悪感もあり、パシリをするようになる。「嫌」と思いつつも、ちゃんと役割を果たそうとする夏巳の素直さが可愛い。素直ではない黒坂とは全く違う魅力があって、2人が一緒にいるのを見るのが楽しかった。意地悪ばかりの黒坂だけど、どんどん夏巳に甘くなるんじゃないかな。と思った。

  • きたざわ作品にはお約束のセレブな攻め。今回はどんなセレブかと思ったら映画会社の御曹司にして売れっ子脚本家、もちろん顔もよければモテモテという黒坂季永。そんな黒坂に怪我をさせたのをきっかけに知り合ったのが、平凡な高校生、だけど両親が俳優でもあるという小村夏巳でした。年の差カップルといえばきたざわさん!というくらいお得意の分野だと思います(笑)しかも受けがちょっと勝気で綺麗顔。そんな夏巳を上手い具合に煽ってはパシリにしておまけにセクハラ三昧。なかなか本性を見せないくせに、実は夏巳に夢中になってる黒坂。大人だけど余裕がなくなってく黒坂に、いつも必死な子供の夏巳って組み合わせですが、途中のアクシデントに隠された夏巳の出生や黒坂に過去など、いい感じに絡めてあって最後まで一気に読めました。

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