情欲と視線のベクトル (角川ルビー文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044462130

作品紹介・あらすじ

突如、大会社社長の隠し子であると知らされて、父親のもとに呼び寄せられた河村享。新しい家族にも馴染んで、自らの居場所を見つけたけれど、唯一、享の心を波立たせるのは、執事とも腹心の部下ともつかない不思議な男・高城直征の存在だった。恋人という甘い言葉を与えられ、いつも巧みに誘われて、溺れるように関係を重ねるものの、冷静すぎる高城の本心が、享にはどうしても見ることができない。そんな折、高城に興味を示す少年が現れて…!?大人気ベクトルシリーズ。

感想・レビュー・書評

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  • (あらすじ)
    突如、大会社の社長の隠し子であると知らされて、
    父親のもとに呼び寄せられた河村亨。
    新しい家族にも馴染んで、自らの居場所を見つけたけれど、
    唯一、亨の心を波立たせるのは、
    執事とも腹心の部下ともつかない不思議な男・高城直征の存在だった。
    恋人という甘い言葉を与えられ、いつも巧みに誘われて、
    溺れるように関係を重ねるものの、
    冷静すぎる高城の本心が、亨にはどうしても見ることができない。
    そんな折、高城に興味を示す少年が現れて…!?


    (感想)

    高城直征(達郎の部下)×河村亨(笹本家・外の子)


    高城との関係を隠したままで過ごす亨。
    でも高城の気持ちがハッキリと見えずに悩んでる。
    可哀想に、相手が高城だもんな…
    そんな折に、高城に興味を見せる少年登場!!
    この少年の件も含め更に↓↓↓な気持ちになる亨。

    「高城も妾の子だった」っていうのが前作でチラッとだけ出てたけど、
    それがこの少年に関係ありで。
    高城の母親が誰の妾だったのか?っていうのが重要。

    ストーリー中、元代議士の1人が死亡。
    その娘婿が次の地盤を継いでるわけですが、
    いかんせん跡取りがいない。
    そこで浮上してきたのが、嫁に出した元代議士の娘の子供を
    養子にしようという話。
    その養子にと望まれてるのが今回の少年なのです。
    しかしこの少年は養子に行きたくないんですよね。
    そこで高城との関係が出てくるんです。

    高城、この娘婿の妾の子だという事実!!
    (なので、この少年とは従兄弟になる。)
    しかし娘婿は高城の存在を知らないし、
    愛妻家を表に出して人気があるので高城が出てくると
    イメージダウン??
    でも少年は自分が養子になりたくないので
    高城を担ぎだそうとするのですが、勿論相手にされず。
    どうなるどうなると思いきや、
    結局その話は今回ハッキリしないまま終了。
    この少年を気にかけてた亨も一安心。

    そして最後の最後に高城が亨との関係を暴露!!
    達郎に負けず劣らずの独占欲を最後に見せてくれました(笑)


    そういえばこのシリーズ将吾のお話はないよなぁ。
    次のシグナルシリーズは今回の少年のお話みたいだし
    将吾の相手は何処に…(^^;)

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