手折られた青い百合: 歓楽の都 (角川ビーンズ文庫 19-4)
- KADOKAWA (2003年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044465049
作品紹介・あらすじ
ロンドンの自治地区レーンは"歓楽の都"。そこの住人ショウは、美しくも誇り高い、トップクラスの『宝石』の少年だ。ある日、レーンに新しい医師レイがやってくる。「あんた、優しいねえ」貴族出身らしい隠やかなその青年と、ショウは徐々に親しくなっていくが、そんな中、レーンにあやしい薬が持ち込まれる事件が相次ぐ。ついには住人のあいだに死者もでて、ショウはレイと共に、危険な薬物密売のルートを暴こうとするが。
感想・レビュー・書評
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一度、挫折したんですが頑張って読了してみました。
うーん、まあ普通でした。なんていったらいいのかなー。みんな普通の人でバンダルみたいに強烈な個性とか魅力を持つ人があまりいないような…。面白くないわけじゃないんですが私にはいまいち合わないみたい。 -
BLっぽい表紙でちょっと身構えてしまいましたが、内容は他の駒崎さんの作品と同じように、事件が起きて主人公たちがそれを解決するという、ちゃんとしたヤマもオチもイミもある作品です(笑)。
歓楽街というか街そのものがそういう場所になっている、ロンドンのレーンという自治区(架空)に怪しい薬が持ち込まれたことから起きる事件を追いつつ、メロドラマやら今後の伏線やらが縦横に織り上げられてる感じ。
BLを的なメロドラマは特に気にしないので、十分楽しめました。「敵」も設定されているようなので今後の展開が楽しみ。 -
シリーズ読了
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駒崎さんの文章は初めて読んだけど、密で好き。あとこの表紙はすごくいいと思う。
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出てすぐくらいに図書館で借りたような。5年くらい前?
ビーンズ文庫なのに娼館の話で普通にBLでしたが
ビーンズ文庫なので微妙なプラトニックというか、ボカしてあるというか、なんというか。
いっそルビー文庫でやればいいじゃないかと思った覚えはあります。
でも話はめちゃくちゃ好きでした。今だにルビーでがっつりやってくれた方がとry
医者(表紙の長髪)がすっげー好きだったなぁ。 -
駒崎さんの作品はどれも好きですが、特に好きなシリーズです。
主人公の不幸設定が私好みです。
微妙にBL風かなと思いますが、友達以上恋人未満な感じです。
基本的にラブストーリーというよりは事件を解決するお話です。 -
現在4巻が刊行中。
18世紀イングランドを舞台に、特別な娼地区に住む少年がそこに赴任してきたいわくありげな青年医に出会うことからはじまるお話。
「手折られた青い百合」まで読破。 -
三木さん×櫻井さん
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もう一言、「面白かった!」に尽きます。シリーズみんな揃えたくなります。
ロンドンが舞台ということで、作者お得意の地であるようではあるけれど、確か中世イングランドのみでしたね、詳しいのは。
キリスト教文化の国で男娼なんか良いのかしら、と思いましたけど公式サイトを見て現実のロンドンとは違うロンドン、みたいな感じということが書いてあったので別に良いのでしょう。
レイとショウの関係が「トーマの心臓」のような感じというか、まぁつまりプラトニックというか…。この人の書く文章は本当に私のツボを突いてくることが多いです。