手を伸ばせばはるかな海 (角川ルビー文庫)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044468088

作品紹介・あらすじ

『完璧な』弟・和輝に対する劣等感の末、湘南の人気レストラン「ブルー・サウンド」に居場所を見つけた大学生・宮上瀬里。だが快活なスタッフのなかで唯一苦手なのが、大柄で野性的な厨房担当・中河原大智だった。どこか弟を思い起こさせる自信に満ちたその態度は、気弱な瀬里を萎縮させるが、やがてそれは彼なりの気遣いであることに気付く。そんな折、大智は突然現れた和輝から瀬里をかばったうえ、キスをしてきて。

感想・レビュー・書評

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  • 風来坊の大地と怖がりな樹里の話。
    何だかんだ大地は尻に敷かれそう。
    崎谷さんらしい作品。

  • かなり昔読んだのの再読。
    最近、御朱印を集めようかと思って、どこのがいいかネットで探したりしてたところなんで、ちょっと驚いた。
    (内容すっかり忘れてたもんで^^;)
    シンクロだな・・・こりゃ、ますます御朱印帳手にいれねば!

  • この二人も好きなCPです。初めてのエチのとき、薬を飲ませるのにびっくりしてたら、そーいうことだったんですね。風来坊の大智と付き合うのは大変そうだなーと思って読んでたけど、何気に瀬里が大智を振り回していてほほえましかった(*^^*)

  • 優秀な弟を持ち、劣等感を抱きながら一人立ちすべく、ふとた立ち寄ったカフェレストランで、アルバイトをすることになった瀬里(受け)。お客さんの時は優しくしてくれたのに、働きだしてから突き放すような言動をするようにみえる大智(攻め)に、戸惑いながらも懸命に働く。すれ違いが楽しいな、これ。うぶな受けを言いくるめながらエロいことする攻めw続編も萌えました。

  • え・・・と
    BLなんですが・・・
    少なめながら、それなりにえちぃエロもあるんですが・・・

    リアルに自分の中にわだかまってた同質のものとか、
    作中のセリフとまったく同じ言葉をかけられたこととか・・・・
    手に取るようにわかる(自分そっくりな)瀬里のネガティブな性格とか・・・ww
    そんなこんなで、ものすごく瀬里に感情移入して泣いてしまったという、ちょっとなんだかトホホな感じですが
    そういうの差し引いてもいい話だったと思いますw(照)

    シリーズの中で一番好きなCP いじけてるけど本質は案外しなやかで強い瀬里。それは大智に愛されたからなのかなぁ。 
    こういうオハナシ大好きです。

  • びっくりするほどまだるっこしかった・・・!
    シリーズものだとは知らずに読みました。
    チラっと出てくる大人組が気になっていたら前作があったのですね・・・。探してみます。

  • せりちゃんが可愛い。

    ドジっこオドオドっこが大好きなのでツボでした。

    鈍いし騙されやすいし、とても可愛いです。頑張っているのに上手くいかないというから周りっぷりもツボ。

    大地くんの優しさとか、可愛い意地悪とか、カッコ良さにも萌えた。

    心が温かくなる小説でした。

  • 『ブルーサウンド』というカフェ&バーを舞台にしたシリーズの第2弾!
    野生的な二枚目で風来坊な厨房担当チーフ:大智と内気でかわいい接客担当:瀬里のお話です。
    受け(瀬里)視点で書かれているのですが、
    今まで恋をした事がない子が
    苦手だと思っていた人の事が実は自分は好きなのだと自覚して、
    大智には付き合っている人がいるからあきらめなきゃいけないと思っていてもあきらめられない。
    この思いは忘れなきゃいけないと思っていても、思い出すのは彼のことばかり。
    という二人が恋人同士になるまでのプロセスが丁寧に書かれています。
    もどかしいくらい、ゆっくりなんだけど二人の距離が少しづつ縮まっていくのが
    ちょっと甘酸っぱいようなドキドキ感を醸し出しています。

    それと同時に、弟に対してコンプレックスの塊だったような瀬里が
    少しずつ弟と打解け、精神的に成長していく様子が綴られている気がします。
    これも、ラブラブになった大智のおかげかな

    このシリーズの一作目と時間軸が重なっているので、
    一作目の時の場面がこの子の視点だと少し違って見えて楽しめます。
    これを読んだ後にもう一度1作目を読み返すと、この時瀬里ちゃんはこうだったんだよねぇ
    と裏の状況まで読めて、何度でも楽しめますよ。
    しかも1作目の続きで、嘉悦×誠司のラブラブシーンが少しだけ出てきます。
    とても短いシーンなのですが、大人な二人のキスシーンは妖艶でエロエロで、こういうキスシーンの出来る大人になりたかったとか思ってしまいます。

    もちろん本編の二人のHシーンも読み応えありますよ。
    なんせ瀬里ちゃんは、キスするのも初めてというとてもおくてな子なので、
    そんな子に色々なことをしちゃう大智はある意味犯罪者です。
    でも、こんな何も知らない子に色々な事を教えるのは、結構楽しそうです。
    ちょっとおやじっぽいけど。
    戸惑いながらも、どんどんHになっていく瀬里ちゃんはほんと可愛いです。

    このシリーズの中で、この大智×瀬里のカップルが一番好きで、
    応援したくなっちゃうお二人です。

  • 瀬里ちゃんの苦しい切ない気持ちはわかるけど、その他性格的な部分はあんまり理解できない部分もあったかな~?
    大智はかっこいい!!いい!!
    すんごいもどかしい感じだけど、じわじわお互いわかりあってる感じがよかった。
    家を出て一人暮らしすることになった瀬里とバイト先の厨房チーフの大智の物語。言葉足らずですれ違ったりしつつ・・・。

  • ブルサウシリーズ2作目
    瀬里ちゃんの葛藤はすごく感情移入して凄く泣ける。

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著者プロフィール

小説家。3月16日生まれ、九州出身。
1998年、『楽園の雫』でデビュー。
ブルーサウンドシリーズ」や「白鷺シリーズ」「グリーン・レヴェリーシリーズ」など、多くのシリーズ作品を生み出したほか、漫画原案なども手掛ける。代表作として『トオチカ』など。

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