- Amazon.co.jp ・本 (335ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044468200
作品紹介・あらすじ
システムエンジニアの朝倉薙は、急な依頼で引き受けた仕事のために、仮住まいすることになった派遣先の社宅で、金髪碧眼のアメリカ人ケネス・クロフォードと知り合う。親友の山下への恋心を断ち切られたばかりの朝倉を、そうとは知らないケネスは情熱的に口説いてくるが、人付き合いが苦手な自覚のある朝倉には、とまどうことばかりだった。そして短期間とはいえ慣れない会社組織での仕事に疲れを覚えはじめた頃、朝倉の過去の傷を抉り返すような出来事が起きてしまい-。
感想・レビュー・書評
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5作目でいままでの甘さはどこへやら?の痛いお話でした。朝倉のネガティブさは突き抜けていていっそ清々しいくらい。大智と口論をし、過去をぶちまけるシーンが切なくて読んでいるのが辛いくらいだった。ようやく出会えた王子様。ずっと愛を囁いてもらうといいよ!
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王子様(笑)
王子様風エリートアメリカ人ビジネスマン×雇われSEです。
痛い受ですが、王子様に惚れられて、ますます痛くねじれた根性に自家中毒になってきます。
でもなんか、嫌いになれない受です。
こういう、ひねくれ者の感情は、誰しも持ってるものだからなぁ・・・と。
王子様の方は、日本語だと馬鹿丁寧ですが、英語だとスラングたっぷりの腹黒さんです♪
英語、エロイわー。
ブルーサウンドシリーズ
1.「目を閉じればいつかの海」
2.「手を伸ばせばはるかな海」
3.「耳をすませばかすかな海」
4.「振り返ればかなたの海」
5.「しじまの夜に浮かぶ月」
6.「ただ青くひかる音」
7.「波光より、はるか」
8.「せつなの夜に触れる花」 -
このシリーズでこれだけ読んでなかったので、購入しました。 受けの自虐的すぎるところはあまり好みではないけれど、お話全体としては好き。 まさか大智の事が好きだったとは思わなかったのでビックリでしたね。 かなり自虐的すぎるので若干引いてしまいました。 もうすこし抑え気味だと仕事も出来るしもっと切なくなるんじゃ?と思ってしまった。
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レビューは賛否両論のようですが、アタクシは好きな話でした。
ブルーサウンドシリーズの中でも(自分的)順位は高いかと。
もうね自虐的すぎるの、主人公がw
ありえないくらい自虐的で暗くて自己完結。なんにも努力しないクセに人の幸せを羨ましがる(ま、そこには色んな思いや背景が渦巻いてるんですが)ここまで来るとお見事!魅力的すぎです!www
でもね、ここまでひどくなくてもこういう気持ちって多少なりとも誰の心の中にもあると思うんだよね。
そこがまたツボだったんだよなぁwww
でも、理不尽な八つ当たり(理不尽だから八つ当たりなんだけどw)をまき散らす主人公・・・瀬里ちゃんの話を読んだ直後だったら相当不快感だったかもなぁ、アタクシ瀬里ちゃんファンだから・・・つか、瀬里も最初は相当陰気で後ろ向きなキャラだったよねw -
『ブルーサウンド』というカフェレストランを舞台にしたシリーズの第5弾!
『ブルーサウンド』はほとんど出てこないのですが・・・
主要キャラがたくさん出てきます。
ブルーサウンドの姉妹店『アークティック・ブルー』の店長・山下に
ひそかな恋心を抱いていた主人公・朝倉薙は、
ある日山下から「頼みがある」と店に呼び出されます。
そして、ある会社の部長さんを紹介され、
その人からの依頼でシステム構築を手伝う事になります。
手伝う間は社宅に入る事になり、引っ越し後、隣の部屋にごあいさつ行った時
隣人のケネス・クロフォードと出会う事からストーリーが始まります。
ケネス…とってもカッコ良いです
それにしてもこの子自虐的過ぎます。
精神的にとても弱くて、辛くなるとすぐに逃げちゃう。
私にもこういう部分があるからちょっとわかります。
でも人にはこういう部分があると思う。
大智×瀬里のカップルが好きな私としては、
みんなの前で大智との過去をぶちまけてしまうシーンが悲しくて仕方が無かったです。
次のページに進まなければ、話が進まないとわかっていても
ページをめくりたくないっと思いつつ、読み進めました。
あの後、大智は瀬里ちゃんとどんな話し合いをしたのかとっても気になります。
嘉悦×誠司の大人カップルはいつの間にかお揃いの指輪をしていた事をさらっと書いてあるし。。。
みんなどんな成長を遂げていくのか、すっごく楽しみなシリーズなので
是非続けて欲しいなっと思います。 -
パーフェクト外国人とネガティブSEのお話。
コミュニケーション能力はないし、人のキズを抉るようなことばっかり言ってしまう薙。自分を守るために虚勢ばかり張って傷ついて。
気づけば自分が恋心を抱いた男たちはそれぞれ自分の愛する相手を得て幸せそうで。どうしようもない自分に恋してくれた完璧な王子様にも呆れられてしまって・・・。
薙の気持ちちょっとわかるかな~って感じで、とにかく「痛い」お話だったなと。しかも一番スカっとしてる大智の過去まで結構暗いもんだから、中盤過ぎまでもうどよ~んって感じで。でも過去があるから現在があって、あとはどれだけその過去を赦せるかってところなのかと。 -
ブルサウシリーズ5作目
前作の主人公・山下の友人・薙が主人公。
なかなか酷評が付いているみたいですが、私は薙が大好きです。
凄く人間味があって、薙の悪い部分には凄く共感できます。ボロ泣きしました。
内に閉じ籠って、外に感情を発散するときはどうしても自分の嫌な形にしてしまう薙はいつもそのタイミングも悪く、そこばかりが印象に残ってしまうのでしょうか、自分はこういう人間なんだと決めつけて、ものすごい自虐的。
そんな薙だからこそ、外人のケネスがものすごくいい相手だったのではないのかな、と思います。
ケネスは薙の内側に多少強引に、でもするりとうまく入ってきます。愛情表現もストレートですが、引くところは引くだけの大人の駆け引きもしてきます。
そして、薙が失敗してしまった時にはお灸も据えてくれます。
少しずつ薙を変えてくれるんじゃないのかと、未来を想像して幸せになれる二人な気がします。
だがしかし、なぜドラマCD化してくださらなかったのですかルボーさん…orz一番好きと言っても過言ではない作品なのに(´Д`゜) -
『目を閉じればいつかの海』
『手を伸ばせばはるかな海』
『耳をすませばかすかな海』CD保有
『振り返ればかなたの海』
⇒『しじまの夜に浮かぶ月』
『せつなの夜に触れる花』
<短編集>
『ただ青く光る音』
<番外編>
『波光より、はるか』 -
ブルーサウンド西麻生編 ケネス×薙
金髪碧眼がちょっと苦手で★4
薙の告白シーン、胸痛かった。