蜜は夜よりかぎりなく (角川ルビー文庫 83-23)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044468231

感想・レビュー・書評

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  • これ一冊が凄く濃厚…というわけでもないのですが、藍と志澤。弥刀と朋樹のお話を吹っ飛ばすくらいの福田の変態性。
    そういえば、朋樹のお話の中での犯人もそういった趣味の人だったなぁと思いながらも、福田には敵わないだろうと思ってしまいます。
    藍の父親、衛が中学生だった頃にした福田のあの性的な行動はあまりにもひどく、父親が絵としてあぁいった行動をとってしまったからこそ他人に救いを求めることができなかったのでしょう。
    特に、戦時中のお話である作中では、今のような組織ではなかったため、救いを求めようにも衛を更に刺激し、ひどい状態に陥れるのが自分になってしまうかもしれないという恐怖があったのではないでしょうか。
    「日本男児が…」といった時代なのでしょう。
    それにしても福田執念も凄いですが、どこからどう見ても気持ち悪いです。

  • 白鷺シリーズ6作目、短編集。
    藍の父親の話が収録されている。

  • 白鷺シリーズ完結編?
    福田氏、受け付けられない!!
    私、こういう変質的な人、生理的に駄目なようです。

    シリーズ全編通して、読み応えあるBLでした。

著者プロフィール

小説家。3月16日生まれ、九州出身。
1998年、『楽園の雫』でデビュー。
ブルーサウンドシリーズ」や「白鷺シリーズ」「グリーン・レヴェリーシリーズ」など、多くのシリーズ作品を生み出したほか、漫画原案なども手掛ける。代表作として『トオチカ』など。

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