蜜は夜よりかぎりなく (角川ルビー文庫 83-23)
- 角川グループパブリッシング (2008年4月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044468231
感想・レビュー・書評
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志澤×藍の連作完結編。この作品で藍の成長をしっかりと見届けることができ、二人の関係もゆるがないものになったと安心して読めました。周囲の脇役のサブストーリーも収録されているのですが、福田×衛の壮絶な過去とその描写に凄く惹かれました。過去を振り返って最期を迎える衛の様子も素晴らしく、だからこそ藍の存在が引き立つのだな、と3作連作で追いかけてよかったと心から思いました。
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1作目 キスは大事にさりげなく
2作目 夢はきれいにどけなく
3作目 恋は上手にあどけなく
4作目 平行線上のモラトリアム
5作目 垂直線上のストイシズム
そしてこのシリーズ最後の作品がこの
蜜は夜よりかぎりなく です。
1〜3作目までは志澤&藍
4.5作目は弥刀&朋樹
今作はそれぞれの短編小説と
一之宮衛の物語を収録。
プロローグにして本当のエピローグを見せてもらいました。
またいつか最初から読んでみたいと思います。
全てを理解した上でもう一度読むとまた違うものが見えてくる。
著者もそう語るので間違いないと思います。
難しい作品でした。
でも素晴らしかった。 -
志澤×藍編と弥刀×朋樹編そして、福田×衛編も入った白鷺シリーズ最終巻です。あとは志澤弟編があれば文句なしだったな。エロシーンも相変わらずですが、書こうと思っている世界を物凄く調べて描いているんだなーといつも思います。白鷺シリーズが好きな方はぜひ。