宮廷神官物語: 選ばれし瞳の少年 (角川ビーンズ文庫 39-4)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044491048

作品紹介・あらすじ

古き良き伝統の国・麗虎国。美貌の宮廷神官・鶏冠は、王命を受け、次の大神官を決めるために必要な「奇跡の少年」を探している。奇跡の少年は、人の悪しき心を見抜く目を持つらしい。しかし候補として出会ったのは、可愛らしいけどやんちゃ坊主の天青!「この子にそんな力が…?」と疑いつつ、天青と、彼を守る凄腕の青年・曹鉄と共に、王都へ旅をすることになり!?榎田ユウリ渾身の、珠玉のアジアン・ファンタジー堂々登場。

感想・レビュー・書評

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  •  2013-06-01

  • ここへ来て人生で初めてビーンズ文庫読みました。

  • 角川文庫かとおもったらこっちがきた。
    中身は一緒だろう。
    いいスタートだったと思う。

    2019.3.27
    50

  • 著者の本は「カブキブ」から入って、その後「妖琦庵夜話」へ行って、ついに中高生向きのファンタジーライトノベルへ・・・。
    こうしてみると、「カブキブ」が、異色やってんなあ、ちゅうくらい、面白いファンタジーでした。
    ひつこいけどファンタジーで1巻から面白いってそうないで。
    面白いです。
    装丁を大人向きにしたら充分大人でも楽しめるライトノベルになると思います・・・。

    黄楊の母親が亡くなるシーンとか、うっかり泣きそうになったよ。
    このあたりに、「いけすかない権力者に虐げられる民」とか「腐敗した政治への憤り」ちゅうようなものが見えるし、またそこに鶏冠や藍晶王子も居合わせてるというのが、今後この「権力者側」の二人がどうやってテコ入れをしていくのかとか、見もの。

    勿論曹鉄もただ者じゃない臭がぷんぷんしてるので、生い立ちとともにこの先の立ち回りに期待。
    個人的には曹鉄と鶏冠がもっと仲良くなればいい(笑)。


    朝鮮王朝をモデルにしてるのもいいね!
    おかげで漢字も多いけど(今、書くのも変換にめちゃめちゃ苦労してる・・・)、そこらへんは中高生向きやからか、振り仮名も堂々と多い(笑)。助かるわ。なんで大人向けの小説は振り仮名が減るんやろうな(笑)。


    鶏冠が主役じゃなくて天青が主人公なのもちょっと意外かな・・・? 
    こういう「○○の能力を持って生まれた子」が主人公になっちゃうと、わかりやすく「いい子」に、しないと話が複雑になるやろ・・・。

    「○○がじつは△△だった」
    みたいなどんでん返しはあまり使わないやろうから、そういうと天青は露出度が増えるたびに「天真爛漫ないい子」キャラが定着していきそうで、だんだん影が薄くならないかしら・・・? と、若干疑問。
    次回は宮廷内の陰謀がどうのこうのってなりそうなので、ますます天青の純粋さが際立ちそうな・・・。
    そこらへん、どうなんやろう・・・? ^^

    でもまあ、肉好き神職者の鶏冠筆頭に、著者のキャラ設定は私の想像をどんどん裏切ってくれるので、今後も期待大。

    もしくは「カブキブ」のクロみたいに、まっすぐキャラが突き抜けても面白いか。

    ちゅうか、カブキブの続編、読んでないのでは・・・!


    ■■■■
    ■中庸(ちゅうよう)

    極端な行き方をせず穏当なこと。片寄らず中正なこと。

    (2016.08.13)

  • 王命を受けて探していた少年に、やっと会えた。
    と思ったら、護衛の人間から命を狙われた。

    そして慌てて逃げる御一行。
    途中で参加する子虎が、想像するだけで可愛い!
    が、そこにほっこりしている暇もなく
    世間の仕組みを、いやがおうにも知って行く。
    身分とはこんなもの、と言ってしまえば終了。
    辛い現実、で終われば、それもそのまま。

    とはいえ、人の事を考えている場合ではない2名。
    御守袋から出てきたものにも驚きですが。
    という事は、おばあさんは分かっていた??

    肉、と喋ってしまいそうになっていたのを
    どうにか押しとどめているのに笑いましたw

  • えださんのBLをいっぱい読んできたので、つい癖で、曹鉄×鶏冠だな!って思いながら読んでしまいます。なくはないよね?と続きに期待。

  • 面白いっちゃー面白いのだけれど
    あんまりパッとしないお話だなーと。
    既刊本は全て読むつもりだけれど・・・続巻に期待。
    「妖琦庵夜話」も読みましたが
    榎田さんはBL作品が一番合っていると思う・・・。

  • おもしろかった。一日で一気に読み終わった。
    展開が早いし読みやすいのがとてもよかった。

    最初に読んだ時は設定が難しいなと思った。知らない漢字がたくさん出てきたから読めるか心配だったけど、読み進めていくうちになんとなく理解できたかな。

    登場人物もみんな魅力的だし、続きがとっても気になる作品だった。

  • ちょうどお城どうしで戦うゲームにはまっているのでタイトルに惹かれてよみはじめました。
    cdドラマもでているらしい。

  • おもしろかった。天青は真っ直ぐだなあ。鶏冠は何とも言えない味がある。

  • 完結したので彩雲国を一気読みしたいと思ったのですが、

    こちらのほうを先に読みました。

    理由は前から気になってたからというのと、

    彩雲国の完結を読むのがちょっと嫌だったから。

    好きなものが終わってしまうという恐怖!!

    まぁ、それは置いといて。

    物語としては結構面白かったので

    一気に読もうかなと思ってます。

    旅を通して3人が仲良くなっていく感じがよいです。

    今のところお気に入りは鶏冠です。

    肉にたいする欲(肉欲ではない)に笑った。

  • 彩雲国物語が終わってしまって寂しかったので、何だか中華っぽくてお仕事でかつラノベで読みやすいの探してたどり着いて読み始めました(同じ角川ビーンズだしね)。
    神官だから下半身は排泄や洗浄時しか触らないとか、凄い描写をサラッとするなこの小説。一番びっくりしたのここ。
    しかし天晴かわいいなー。よしよししたくなる。名前も良い。
    ラストはちょっと王様無理通しすぎ!という気がしましたが、ハッピーならそれもまたいいか。私はこういうご都合主義は嫌いじゃない。
    そして最後に言いたい。肉が食べたくなる小説だな!(笑)

  • 他の方のレビューでも書かれていたけど、女性率がすくない!と思っていたらBL作家の作者さんだったんですね。妙に納得。

    BLっぽくは無いですが、女性との絡みが欲しいです。
    個人的には美少年美青年が活躍はなしなので面白かったです。

    なんとなく家族っぽくなっていくところが良いですね。

  • 小説。

  • 3人の関係が少しずつ変化していくのがあったかい気持ちになれます。

  • 息抜きに丁度いい作品です。

  • 榎田ユウリ・・・・・・・えだゆうり
                  尤利


    に・・・・・にくの今後展開に期待

  • 宮廷神官物語シリーズ1
    美貌の宮廷神官・鶏冠は、王命を受け人の悪しき心を見抜く目を持つ少年を探している。しかし候補として出会ったのはやんちゃ坊主の天青で。天青が本物なのかと疑いつつも彼を守る凄腕の青年・曹鉄と共に王都へ旅をする事になるが…。

  • 韓国っぽい世界が舞台・・・ってちょっと珍しいかな???はねっ返りだけど心の優しい慧眼児と兄のような存在と慧眼児を迎えに来た神官。
    文章も読みやすいし、内容もそこそこ面白かったです。2巻以降もよければ読み続けたいかな。

  • 巷の評判が良いようなので、ちと手を伸ばしてみたのだが、ほぼ「評判通りの面白さ」と言った感じでした^^
    でも、作者がBL系作品も書く方なせいか、女っ気が少な過ぎッ!
    主要男性陣がイケメン揃いなのは申し分ないけど、ようやく出て来た美人さんさえも実は女装…っていうのは如何なものか!?
    ザジ的には、もうちょっと女性登場率が上がることを今後に期待したいのだが、何せ話の舞台は宮廷。
    市井か後宮にでも行かない限り女性は出てこないのでは?
    この際、男装の麗人でも構わないので、女性率が上がることを希望(笑)。

  • 宮廷神官物語第1巻。読み始めて、中盤まではなかなか面白くならなくて、だるい感じ。でも!後半から楽しい!読んだらわかります。ブログにネタバレのレビュー書いています。ぜひ読んでください☆(http://yaplog.jp/kamiyaharuka/archive/12

  • 2008/12/12

  • 慧眼児――額に第三の眼をもつ子供のこと。
    真実を見抜くその瞳を持つ少年を探し、宮廷神官の鶏冠は国外れの村に赴いた。そこで子猿のような少年・天青と出会う。彼は額に布を巻いていて――。

  • 1巻

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著者プロフィール

東京都出身。おもにライトノベルにて活躍する気鋭。代表作は「カブキブ!」シリーズ、「魚住くん」シリーズ(角川文庫)、「妖き庵夜話」シリーズ(角川ホラー文庫)、「宮廷神官物語」シリーズ(角川書店ビーンズ文庫)など。榎田尤利名義でも著書多数。

「2023年 『妖奇庵夜話 千の波 万の波』 で使われていた紹介文から引用しています。」

榎田ユウリの作品

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