初恋依存症の彼 (角川ルビー文庫 97-17)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044494179

作品紹介・あらすじ

高校時代密かに片思いをしていた相手・慶吾に偶然再会した教師の明人。訳あって二度と会いたくなかったが、後日慶吾に呼ばれ自宅に行くと、慶吾は突然倒れ、目が覚めた途端明人を「好きだ」と言い出した。驚く明人に医師は「インプリンティングシンドローム(通称IPS)」と呼ばれる病気に慶吾がかかったと告げる。IPSは発病後、最初に目があった相手を好きになってしまう原因不明の病気。しかし、慶吾が自分を好きなのは病気のせいだとわかりつつも明人は拒めずに抱かれてしまうが…?恋の病にかかった男が贈るラブ・シンドローム。

感想・レビュー・書評

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  • とっても好きな話でした。
    発病後、最初に見た人を好きになってしまうと言う架空の病のお話。
    初恋の、今でも好きな男から、病とは言え「好き」って言われたら・・・
    うれしいけど、でも切ないよね…。

  •  高校時代に片想いをしていた相手・慶吾に偶然再会した教師の明人。
     明人は高校時代、慶吾が「同棲するために家を買った」と聞き、その後会うこともないまま、県外の大学へと進学してしまったのだ。
     偶然の再会とはいえ、もう二度と会いたくないと思っていた明人の気持ちとは裏腹に、断る隙もないままに大学進学と共に変えた電話番号を無理やり交換させられ、その場は一旦、別れたものの、後日、いきなり慶吾から電話がかかってくる。
     体調が余り良くなさそうな慶吾の様子と、断る間もなく切られた電話に、基本的に世話焼きな明人は放っておけずに渋々慶吾の自宅へ向かうと、目の前で慶吾が倒れてしまう。
     慌てて救急車を呼んだ明人だったが、救急車内で意識を取り戻した慶吾はいきなり明人に対して「好きだ」と言い出す。
     驚く明人に、医師は慶吾の病気が「インプリティングシンドローム(IPS)」である、と告げる。
     IPSとは発病後、最初に目が合った最初になってしまうという原因不明の奇病。
     おまけに発症後しばらくは、一目惚れした相手と離れる事もできないということで、渋々、慶吾との同居を了承した明人だったが、二人きりになっていきなり、明人を押し倒してきた慶吾に明人は、慶吾が自分の事を「好きだ」というのは病気のせいだと分かりつつも慶吾を拒むことができない。
     ついつい慶吾に抱かれてしまった明人だったが、病気が治れば必ず後悔するとはわかっていて不安が取れない。
     けれど、慶吾は「病気になる前から明人のことが好きだった」と言うけれど……

     という話でした。
     IPSシリーズ第2弾。
     前作は、「恋愛依存症の彼」という話でした。
     今作は、まったく知らなかった同士が「IPS」で迷惑を被る話ではなく、以前より知り合いだった二人がIPSによって関係が変わってしまう話。

     今回のIPSは、実際にない病気だからいいですけど実際にこんな病気だったら悩むだろうなー……というシチュエーション。
     どっちも一生懸命なのに、病気のせいで慶吾の想いがまったく明人に届かなくて完全に一方通行。
     でも明人は明人で悩んでるし……という雰囲気でちょっとうじうじした感じの話かなー……。
     さくっとからっと前向きな方がいい人には向いてないと思います。

  • インプリンティングシンドローム、IPS。なんという病気。おいしかったです。

  • 同級生 再会 俺様攻 すれ違い

  • IPSシリーズ?の第2段?
    個人的に、こっちのがお気に入りです。
    先走りまくる攻めくんと、逃げまわる受けくん・・・最後は激甘。
    素敵です(笑)

  • 発病後、最初に目があった相手に恋に落ちる病。って、なんて愉快な・・・。リンク物前作の「恋愛依存症」はまだ入手していないんですが、これはなんとしても読まねば・・・。

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