ラノベ作家の恋の仕方 (角川ルビー文庫 97-20)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044494209

作品紹介・あらすじ

幼馴染みの大人気ラノベ作家・泰雅に過労で倒れたところを助けられた一穂。生活力ゼロの一穂は、"アシスタントすること"を条件に泰雅と同居するハメに。小説のアシスタント?と疑問を抱いていた一穂だが、新作のイメージを掴むためだと言う泰雅に「アシスタントだろ。パジャマの上だけ着て俺に跨がれ」と命令され、うっかりエッチまでしてしまう。だけど、からかわれたのかと思っていたものの、泰雅が実はスランプ中だということが発覚して!?「ラノベでこんなことしないだろ!?」ラノベ作家×アシスタントのギリギリ・ラブ。

感想・レビュー・書評

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  • 人気ライトノベル作家 X 大学生 幼馴染み

    幼馴染みの大人気ラノベ作家・泰雅に過労で倒れたところを助けられた一穂。生活力ゼロの一穂は、“アシスタントすること”を条件に泰雅と同居するハメに。小説のアシスタント?と疑問を抱いていた一穂だが、新作のイメージを掴むためだと言う泰雅に「アシスタントだろ。パジャマの上だけ着て俺に跨がれ」と命令され、うっかりエッチまでしてしまう。だけど、からかわれたのかと思っていたものの、泰雅が実はスランプ中だということが発覚して!?「ラノベでこんなことしないだろ!?」ラノベ作家×アシスタントのギリギリ・ラブ。 

  •  大学院生の一穂は、バイトとレポートに追われ、寝不足による過労で、バイト先で倒れ、救急車で病院に運ばれてしまう。
     病院で目覚めた一穂の傍にいたのは、幼馴染でラノベ作家の泰雅。
     実は、一穂は同性である泰雅のことがずっと好きで、だからこそ、泰雅と距離を取るために、実家を離れ、東京で一人暮らしをしていたのだった。
     ところが、一穂が倒れたことをきっかけに、あれだけ避けていたはずの泰雅の家に、一穂は「アシスタントをすること」を条件に、居候することになってしまう。
     小説のアシスタント? と疑問に思う一穂だったが、新作のヒロインのイメージを掴むためだと言う泰雅に「アシスタントだろ。パジャマの上だけ着て俺に跨れ」と命令され、うっかりえっちまでしてしまう。
     翌朝、突然のことに逃げ出してしまった一穂だったけれど、自宅に帰った一穂にいつもどおり接してきた泰雅に、一穂はからかわれたのかと考える。
     けれど、泰雅が実はスランプ中であるということがわかって、一穂はいやいやながら、泰雅の望む格好をすることを了承する。

     という話でした。
     読んでる時には何も気にならなかったんですが、読み終わってみると、はっきり書いてなくて気になってしまったところがいくつか。
     でも、些細なことだから気にしないことにはしておこうかと。

     話としては、自分はずっと泰雅のこと好きだったけれど、泰雅はノーマルだと思い込んでいて、まさか自分のことを好きだなんて思いもよらない一穂が、泰雅と同居することになって、挙句えっちまでしちゃって、「何で?」ってぐるぐるしてしまって、というのが主題。
     はっきり言ってしまえば、最初から泰雅がきちんと一穂に自分の気持ちを伝えていれば、一穂がぐるぐるすることもなかったし、こんなに回り道をすることもなかったのだけれど。
     それを言ってしまうと物語が進行しないので、脇にどけておきます。

     個人的には、泰雅がいつから一穂のことを好きだったのか、とか。
     どれだけ一穂のことが好きなのか、とか。
     そういう描写がもっとあったらもっとよかったのになー……とは、思いますが、結局最後まで、泰雅が一穂のことをどう思っているのかは口にしなかったので、それが泰雅の性格なのかなー……と思います。

     それにしても、この作者さんは何でも割りと自分で決めてしまって、受けにはそれについてきてもらいたい、傲慢? 身勝手? マイペース? な攻めが好きなのかしら??
     前もそんなキャラクターだったような気がします。
     別にそれが悪いわけではまったくないんですが。

     そういう攻めが好きな方にはオススメです。

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