天空の剣 (角川ビーンズ文庫)

  • 角川書店 (2003年8月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784044495015

作品紹介・あらすじ

傭兵として働く、自称世界一の魔法使い・ダークロアと、美貌の青年剣士・ノクス。酸の海に侵されつつある世界で、ふたりが出会ったのは、伝説の神剣を持つ女剣士・ウィルゴだった。壮大なる愛と冒険のファンタジー!

感想・レビュー・書評

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  • 傭兵生活をしていた中にやってきた、一人の女性。
    彼女の逃亡生活(?)にくっついて行く男性2名。

    彼女が持っている剣は特別なもの。
    どう特別かというと…という、ものすごく大変な剣。
    しかしまぁ大概において、おとぎ話、と思います。
    まさかの、最初に答えが提出されていると言う状態。
    登場人物も少ないので、ぴんとくるならば
    ものすごく分かりやすい話です。

    とはいえ、まさかの求婚者の正体。
    そして黒幕…。
    最初、話していた女性はこれか、と思いましたが
    あれはまったく別の生き物(?)です。
    何か最後、甘酸っぱい感で終わってますが
    これから先、どうするのでしょう、この2人。

  • デビュー作だそうで。まだこの頃は乙女キュンキュン要素は控えめ。
    でもどことなく暗くて重たい設定はこの頃からすでに健在でしたw
    この年のビーンズ小説賞は名作揃いですね。

  • 主人公がかっこよくて良かった。
    共感っていうか主人公に同情できてよかった。
    私の中では「西風」なんて存在しない...。

  • それだけの強い想いを抱けるというのはいいなと思った。
    http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-808.html

  • 長らく積ん読だったのをようやく読破。
    何だろう、嫌いじゃないんだけど、個人的になんか上手く読み進めにくかった。相性良くないのかな。

    西風の方がぱっとみた感じとっつきやすかったので期待。

  • 流し読み。『世界がどうなろうと、私はどうでもよかった』美しい兄妹愛が、神様とかに茶々入れられて悲劇の歯車に使われちゃってます。主人公の相手方であろう人物のセリフや感情表現が少ないので、なんだかアレ?ちゅう間に、感じに、まとまります。しかも、裏表紙のあらすじには括弧書き。。。その分、主人公が男前、怒哀が豊か。あとは、ありがちな進行とかツッコミ可があり、総じて言うと「普通」 シリーズ化してるみたいだから、これから期待かな~

  • 前にも読んだんだけど続き読もうとして内容を思い出せなかったので再読。曇りが晴れになる話はたまらんですね。

  • 世界観とか面白かった。
    一冊に詰め込んだって感じだけど、さらっと読める。

  • 一冊で終わるが、西風の皇子シリーズにつながってる。

  • 一冊完結にしては世界観も広大で
    内容も濃い作品。
    結果としては
    これの続編も出ましたけれどね。
    (「西風の皇子」は本当に好きです)

  • 美貌の青年剣士ノクスと自称世界一の魔法使いダークロア。酸の海のせいで滅びつつある世界で傭兵生活を送る彼らは、感情的で乱暴な女剣闘士ウィルゴと出会う。彼女を追うダークロアとノクス)だが、実はウィルゴが酸の海を招いた人物で、逆に今は世界を救おうとしてるのだと知り…。

  • 絵が上手い!
    内容は、つんでれ?な子が半恋人(!?)と冒険!して、兄貴倒す(っつーか、殺す?兄貴は自分から死んだけど)お話。

  • イラストがちょーシリーズの宮城とおこさんだったので
    完全にイラストで買いました。
    でも内容もアタリでよかったです。
    喜多さんの処女作ですね。

  •  前回、一段落したからもういいかと言っていた『西風の皇子』シリーズと同じ世界を舞台にした話。

     時間軸は『西風の皇子』より昔で、書かれたのもこっちが先。でも、これを読まなくても『西風の皇子』は読める。それに『西風の皇子』→『天空の剣』の流れで読んだ方が、気持ちいいかなと思った。
     西風に比べると、こっちの主人公(女性剣士)の方が痛い思いをするし、テーマもかなり重い。でも読後感はすっきりだし、ロマンスもあるし、面白かった。
     ただ、主人公はすっきりでも、西風と合わせて読んでしまうと脇のことが気になるので、これ一冊で終わりっていうわけにはいかないかも。

  • 宮城さんの絵だ!と思って勢いで買ったらとてもいい話だった。
    コバルト文庫あたりを読んでた方ならわかってくれそうな…恋愛ファンタジーとでも言うのでしょうか。
    思えば宮城さん挿絵の小説で内容はずしたことがない。

  • イラスト/宮城とおこさん
    宮城さんのイラストがあると必ず買っています。
    素敵な絵を描かれるので。
    作品的にはちょっとわかりづらいところもあったりしますが、のめり込むと問題無。
    ファンタジーという言葉がとても合います。
    この作品だけでも問題なく楽しめるかと。

  • 手に取ったのは綺麗なイラストがきっかけ。
    でも読むとすぐに引き込まれていきました。
    世界観や登場人物などが、真っ直ぐ私の好みです。
    一人一人の抱えている傷や思いを知るほどに、彼らを好きになっていきます。

  • 主人公の女剣士よりも相手の剣士や彼女に絡む魔法使いに惚れて購入。
    これ一冊だと物足りないのですが、続くシリーズで通して読んで下さいww

  • 友達がもっていたものを読ませてもらってハマッたもの。テンポがよくて読みやすいです。

  • 本屋で平積みされてるところを発見。「み、宮城とおこ様じゃないですか!」そして金色の帯も目立ってました。酸の海という恐ろしいものが世界を襲うファンタジーもの。主人公の女剣闘士ウィルゴが格好良いです。でも最後は可愛いですうふふ。ノクスといつまでも支え合いながら幸せに生きてほしいです。話の展開、文章の書き方もとても好きです。個性的なキャラも印象強いです。

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著者プロフィール

北海道出身。第1回角川ビーンズ小説大賞にてデビュー。代表作に「光炎のウィザード」シリーズ、「デ・コスタ家の優雅な獣」シリーズなど多数。

「2023年 『弁当屋さんのおもてなし 新米夫婦と羽ばたくお子様ランチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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