マギの魔法使い 魔法使いは決断中! (角川ビーンズ文庫 44-16)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 95
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044497163

作品紹介・あらすじ

「あたしは…ウォレスのことが好きなの」ウィザードを崩壊させるための"種"を託されたエメラルド。(世界のためには必要なもの。でもこれを使ったらウォレスが死んでしまう)さまざまな組織の思惑も巻きこみ、非情な選択を迫られたエメラルドは、必死に自分の進むべき未来を探そうとするが-!?「魂だけになっても、絶対にまた会いに行くよ」切ないウォレスの願いは叶えられるのか!?ついに二人の運命が決する、シリーズ完結巻。

感想・レビュー・書評

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  • オズの魔法使いオマージュ?
    全6巻。

  • 6巻目。最終巻です。
    前巻は「真実の星」の話でしたけど、今回は「善の創造主」の話から入りました。

    「善の創造主」も最終目的は違うけど、ウィザードをなくすということは同じ。でも、純種の「真実の星」とは手は組めないと。でもここでトトが大活躍です。ドラえもんのポケットのように、変なところからいろんなものを出し、契約という形で「善の創造主」と「真実の星」をつなげました。

    ウォレスは、マギに連れていかれ、アルフェッカの企みなのか何なのかよく分からない理由ですが、種を飲んじゃいました。アルフェッカはほんと歪んでます。

    「選定」の日が来て、ウォレスが次期ウィザードに選ばれ、エメラルドとウォレスがもう会うことはないのかと思ったら、うまく最後はまとまり、ウォレスが戻ってきて終了です。

    最後、ウォレスがエメラルドをシルの元に送り届けるところで終わったのはちょっと残念って思ってたら、あとがきの後に5年後のお話がありました。

    ウォレスとエメラルドの結婚式のお話ですが、トトの身長がラグナと同じくらいになってて、かわいいっていうよりはかっこよくなってました。

    ラグナは、あんなにエメラルドを好きそうだったのに、早くも奥さんを迎えてて、子供もいるなんて、なんかショック。まだ独身でいて欲しかったなぁなんて。

    ハルベルトは、しっかりエメラルドのパパ役してましたね。実年齢的にはおかしくないんだけど、ちょっと歳を取ったようなので、ラドに心臓を変えてもらったんでしょうか。

    一番最後の挿絵のウォレスは大人びた感じになってましたけど、プロポーズを断られまくったウォレスが見たかった気もします。

    とにかく、すっと違和感なく終わって面白かったです。
    瑞山さんのもっと前の作品も読んでみたくなりました。

  • エメラルドがよく活躍したと思う。
    ウォレスのエメラルドに対する気持ちの変化にびっくり。
    そして、相変わらず結川カズノさんの絵はすばらしいですね。
    マギの魔法使いシリーズの中で一番好きな表紙です。

  • 2010年5月18日読了

    綺麗にまとまって終わってしまいました。
    最後の最後まで、ラグナが優しくて頼りがいのあるいい男で堪らんかった。なんで、彼が報われないのか…ちょっと悲しくなる(/_;)

    今回はエメラルドが目立っていますが、それに加えてトトが大活躍でしたー\(^o^)/ なんだか大人の男への階段を上ってしまった感じで、私的には可愛いままのトトでいて欲しかったなー。曲者なのかと思ったマンスラも、実はかなりいい人で、トトへの理解を示してくれたしね。
    しかし、最後の最後までアルフェッカは執念深いね。嫌がらせなのか、それとも本気で止めようとしたのか。はたまた<宝石>を近づけたくなかったのか。どちらにせよ、彼女の思惑は仄暗いなーって思う。聖樹から解放されて、少しは記憶から吹っ切れるといいんだけどね。

    ウィザードであるハロルドは、意外にもしっかりとした人だった。
    魂だけになって、コーネリアと再会できたんでしょうか。風と共に去ったコーネリアの魂が、ハロルドに逢えたらいいと願わずにはいられない。
    本編の最後は綺麗に終わったけれど、その後の書き下ろしっぽい5年後の話が良かったなー。
    本編最後でシルに質問攻めにされるウォレスも見たかったけど、プロポーズをはぐらかされまくってるウォレスも見たかった(笑)すっかりハルベルトはエメラルドのパパの位置にいるし…ww
    これからも、彼らは仲良く暮らしていくんだろうなって幸せな結末でほっとしました!

  • あの腹黒なウォレスの変化ぶりにびっくりしました!今までに無いくらい超物憂げ。

  • 大団円ー。何はともあれオメデトウっ。

  • とりあえず全部よみましたが、この人の書く話は、風呂敷ひろげてる間が一番好みだと再確認しました。
    前のシリーズは中盤で脱落した。
    白魔女よそいきモードで頑張ってるのが好きだったので、素ばっかの最終巻はうーん。でも、みんなそこそこ幸せになれたようで良かったです。

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