バチカン奇跡調査官 黒の学院 (角川ホラー文庫)

著者 :
制作 : THORES柴本 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.50
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  • (65)
  • (12)
本棚登録 : 2368
レビュー : 304
  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044498023

作品紹介・あらすじ

天才科学者の平賀と、古文書・暗号解読のエキスパート、ロベルト。2人は良き相棒にして、バチカン所属の『奇跡調査官』-世界中の奇跡の真偽を調査し判別する、秘密調査官だ。修道院と、併設する良家の子息ばかりを集めた寄宿学校でおきた『奇跡』の調査のため、現地に飛んだ2人。聖痕を浮かべる生徒や涙を流すマリア像など不思議な現象が2人を襲うが、さらに奇怪な連続殺人が発生し-。天才神父コンビの事件簿、開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 雰囲気は好き。ホラー要素についても好み。
    アニメを先に見てしまったのでオチを知らないまま読みたかったと後悔してます。続きが気になって早く読み進めたいくらいには好みの本でした。
    しかし、建築物等の説明が細かいのは良いのですが、想像力が貧困なせいかなかなか頭に入ってこない。作者さんが好きなのは伝わるのですが。
    あと生徒視点があるわりには最後はさらっと流されている感。彼らを通して学院側の怖さを知ることは出来ましたが。

  • いらない説明が長すぎてテンポが悪いので乗れない気分が延々続き、途中で挫折しそうになるのをなんとか堪えて最後まで。壮大な結末なのに、あっさり終わってビックリ。

  • 面白かった。でも自分的にキャラクターにときめかなかった、ので次作は読まないかも

  • 非常に精緻で巧妙な文体。
    そして、非常に怖いと思った。

    なかなか物語の核心が見えず、最初は読み進むのがつらかったが、
    核心に迫っていくにつれ、止まらなくなっていく。

    どんどん謎が湧き出てくるときには、ワクワクしたが、
    謎が解け始めた時には、背筋が冷える思いがした。

    面白いシリーズだが、次を読むのは、ちょっと間をおいてからにしたい。

  • まず初めに。
    面白かった。決して面白くなかったわけではなかった。カソリックについてやナチスについて傾けられる蘊蓄にも長いとは思ったけれど知らないことも多かったし勉強にもなった。それにUFOがそんなとこに着陸するのかって意表も突かれた。まあ、犯人だけなら主人公の平賀たちが初めて会ったときに解ったし、ついでにラストの平賀の犯人への所業は法律遵守がやっぱりミステリにも適応されるべきと思っている身としてはそうくるだろうと予測がついてもかなりどうかと思ったけれども、面白くなかったわけではなかった。
    がしかし、がしかしだ。
    突っ込みどころが満載で伏線ばらまくなら全部、なにからなにまできちんと拾ってほしいとどうしても思ってしまった。
    手始めに、コンラッド神父はどうしたんだ? 警備員的には死んでる感じだし、でも慌てて遡ったってそんなシーンはないし、たしかにそれ以降は回想的にしか名前も出てこないけど、殉教者の順番的にもコンラッド神父の死は入り込む余地がないし、やっぱり死んでないはずでは? でもそうするとこの人は過去の因縁にも関わっているはずだし、生きているならラストで一個人として名前を挙げられてもいいはずなのにそれがないし。ついでにラストといえば今回奇跡調査の対象だったシスターの主治医もそのままスルーで有象無象の神父やシスターのなかにいたのかさえ明記されなかったけどこの人がその計画に手を貸さなければほかに医者は出てこないし、ある意味で実行犯のようなものだと思われるのに犯人はその辺は気にしないのか?
    それにマリオが一番最初に被害に遭った理由はどうなってるんだ? あの十字架の言葉が関係しているというならつまり、犯人としては自分が超人として存在しているからマリオみたく優秀でカリスマティックな子がいるともう一人超人がいることになるから嫌とかそんなことなのか? でもマリオが聖痕現象を起こすようになったのは被害に遭った後だし、列聖されるなんて囁かれたのだって被害に遭わなきゃあり得ないことだったろうし、いまいち理由が不明。マリオの背景は不明だから解らないが犯人グループのバチカンへのコネ以上にマリオがバチカンでのしあがるコネを持ってるっていうことで殺したいっていうならライバル削減的理由にはなるけど結局殺人未遂だから意味ないし。
    それから、語りの少年はなんで語りなんだ? この子が洗脳される過程が一人称のほうが伝わるとかってことか? にしてはかなり後半で急ピッチだったけど。
    さらに語りの少年の義父のあの予言の根拠は? まあ、あれはただ盤の文字が読めることをいっただけでマスターになることの予言じゃなければ問題はないけど。でも前者ならSCの子はおそらく皆読めるし、コールのかかった子しか読めないにしても現在のSCの子でコールがかかってるのがマリオと語りの少年の二人しかいないって書いてあるわけでもないし。まあ、語りの少年がマスターに選ばれるご都合主義感は許容範囲だとは思うけど。
    あと、警備員が銀の仮面を持っていた理由はどうなんだ? アル中のせいってこと? それとも洗脳の結果? その辺も説明がないし。
    とまあ、そんなこんなが残念で仕方ない。
    でも、ナチスなんてかなり大きいことを言い出しても一応収束させたし、ラストの炎上は聖者像の順番的にも聖ラウレンティウスの火あぶりでの殉教に呼応してたし面白かった。
    それから、ホラーではないね。ホラー文庫だけど。ミステリだね。続巻からホラー化するのかな?
    あとちなみに萩尾望都の「トーマの心臓」を思い出した。でもあっちはちゃんとした信仰でこっちは洗脳の上の信仰だけど。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ホラー文庫だけど。ミステリだね。」
      迷った末に購入(ホラーじゃないと聞いて)。現在積読中。。。
      「ホラー文庫だけど。ミステリだね。」
      迷った末に購入(ホラーじゃないと聞いて)。現在積読中。。。
      2012/07/27
    • りいこさん
      まずはお礼を。長々と書き散らした感想をお読みいただいてありがとうございます。そして、ネタバレぎみで申し訳ありません。。
      ホラーの基準にもよ...
      まずはお礼を。長々と書き散らした感想をお読みいただいてありがとうございます。そして、ネタバレぎみで申し訳ありません。。
      ホラーの基準にもよりますが、読み終わればホラーではないという判断になると思います。感想は愚痴っぽくなってますがちゃんと楽しめる作品でしたよ。(^_^)
      2012/07/28
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「感想は愚痴っぽくなってますが」
      いえいえ、キッチリ読み込まれているなと感心しました。
      読んだ後でシマッタとも思いましたが、、、

      「読み終...
      「感想は愚痴っぽくなってますが」
      いえいえ、キッチリ読み込まれているなと感心しました。
      読んだ後でシマッタとも思いましたが、、、

      「読み終わればホラーではないという」
      ミステリよりホラーと看板を挙げた方が売れるのかなぁ~
      2012/07/30
  • 少しミステリかな?主要人物がだいたい美形で、耽美だなあと思う。
    高校のときに建築探偵読んだときのような気持ち。久しぶり。

    現代(2000年か)なのですが、舞台が舞台なだけにいきなりノートパソコンとか出てくるとびっくりする。
    設定が100年前くらいだったほうが、神の奇跡・悪魔の誘惑と科学の境界があやふやでもしっくりなじむ気がする。

    とは言え、耽美なんもちょっとオカルトな感じも嫌いではないので楽しく読みました。
    でも、たまに、文章や文法について「これ変じゃないのかな~っ」と思うことがあって読みにくかった。違和感を感じることが度々あった。
    文庫本になる際に加筆修正とか無かったみたいなので、ただの私の勘違いかもしれませんが。

    これは高校生くらいのときに読んだらもっと面白かったかも。
    続きも読みます。後、4冊くらいあるようでうれしい。

  • 無宗教の人間からすると、キリスト教の「奇跡」はまあ、インチキだろうと普通に思ってしまうので、バチカンの人間を主人公にしつつ、そこら辺をどう説明していくのかでハマれるか決まってくると思いながら読んでいたけれど、まあまあ良いさじ加減で科学と信仰心を絡めているような気がした。ちょうど今読んでいたナチス系の内容が絡んできたので、そのへんは面白く読めた。
    ただ、カソリック内部のことはカソリックで、っていう理由で、どんだけ殺人が起ころうと普通に隠蔽して警察にも届けないってことが、普通に今の時代設定(パソコンとか使ってる)にしている割に最後まで違和感。専門家でない人間の検死や調査で謎解きしているのがモヤっとするので、そこら辺の帳尻合うような設定を入れて欲しいところ。

  • テーマは好きだけどはまらなかったな
    種明かしが消化不良…

  • 続きが楽しみ。

  • 意外に分厚い。。。

    バディである2人組が奇跡が本物であるかどうか世界各地を調査する、という話らしい。。

    カトリック系男子校が舞台。
    神父が沢山いて、聖徒もそれなりに登場して、誰が誰やら…と途中混乱。
    アニメ化したし、そちらから入ればよかったのか??

    「滅茶苦茶人がぽんぽん死ぬな」というのが感想。
    警察沙汰にもしないし、ネット環境があるので現代社会が舞台だと思うのだが、それでよいのか???
    ラストもそれで終わり?!!という。。。

    そして何よりカトリックが物凄く胡散臭いものに描かれている。。。

    平賀神父の純粋さに救われます。

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著者プロフィール

大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリーや伝奇など、多岐にわたるジャンルで活躍する。著書に『バチカン奇跡調査官』シリーズ、『陰陽師 鬼一法眼』シリーズ、『太古の血脈』など多数。

「2018年 『バチカン奇跡調査官 4』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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