バチカン奇跡調査官 黒の学院 (角川ホラー文庫)

著者 :
制作 : THORES柴本 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 2463
レビュー : 312
  • Amazon.co.jp ・本 (509ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044498023

感想・レビュー・書評

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  • バチカン公認エクソシストの出てくる話を読みたかったのだが。本書のホームズ=ワトソンはエクソシストも属する「列聖省」の奇跡調査官。但、テーマはエクソシズムではなく、十字軍、異端審問、免罪符に続く、カトリックもうひとつの黒歴史である。このネタは昔々、あの落合信彦の『20世紀最後の真実』で読んだことがある。物語前半で横溝正史を思わす見立て殺人が繰り返される。但、面白かったのはここまで。天才日本人神父の棒読み説明口調に一気に鼻白む。突然連載を打ち切られた少年漫画の様な、超駆け足の謎解きも不満の一因。シリーズ投了。


    島村菜津『エクソシストとの対話』を読み“聖人に列する聖職者を認定する為の調査機関である「列聖省」について調べたくなったが、適当な本が見つからない。今朝ブックオフを覗くと均一棚に『バチカン奇跡調査官 黒の学院』が!まさに「列聖省」が舞台らしい。でも、これって完全にラノベだよね^^; 2012年11月15日

  • これは…完全にジャケ買いきっかけです(笑)
    ジャケ買いは3割りくらいの確率で失敗しますが、これは大成功でした。
    ダークゴシックな雰囲気もあり、謎解きの妙、何よりも二人の聖職者が魅力的で…勿論、彼等と敵対する妖しい美形も絡んでオイシイ作品。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「3割りくらいの確率で失敗」
      えっ打率7割?、、、素晴しい~
      ホラーが苦手なのですが、色々な方のレビューを読んで大丈夫そうだと踏んで購入。現...
      「3割りくらいの確率で失敗」
      えっ打率7割?、、、素晴しい~
      ホラーが苦手なのですが、色々な方のレビューを読んで大丈夫そうだと踏んで購入。現在順番待ち中。。。

      2013/01/09
  • 長い・・・。
    でも真相がわかり始めておもしろくなった。

  • ダン・ブラウンとかジェームズ・ロリンズとかが日本の腐女子読者を意識するとこんな感じになるんだと思うw

  • 今出ているシリーズ全部を2日間に分けて買い込み、ひきこもって読破。
    ものぐさなのでまとめてレビュー。すみません。
    奇跡を科学で解決するのがなかなか新鮮。
    主役2人が良い人過ぎてイケメン過ぎて、もちっとアレ(くわえ煙草のだらしないオッサンとか、イカれたクソガキとか、エロい破戒僧とか)だったらもっと好きになれた。残念。
    「薔薇の名前」を読み返したいと思った自分は30代です。

  • そんなに厚くないのに読むのにすごく時間がかかりました。
    美形とか美少年ばっかり出てきてもう美少年いりませんお腹一杯です。神父たちの名前も似たような感じで全然覚えらず混乱してしまった。
    かっこいい単語の羅列も読んでいてさっぱりイメージが沸かず、膨大な薀蓄にうんざり。主人公2人のキャラはいいなと思ったし、各地で起こった奇跡を調査する、というのは面白いなと思ったけど、肝心のストーリーを楽しめなかったのが残念。最後まで物語の世界に入り込めなかった。
    ミステリでの自白剤の使用は反則だろう…

  •  題名通りバチカンの奇跡調査官を主人公に据えた物語。バチカン内部の派閥争いに関係がある教会の奇跡調査をまかされた二人。だが、調査開始前にその教会の牧師が殺される事件が発生。どうやら先行きは妖しいようで…。
     感想は内容も関係していると思うけど、外国文学の翻訳したものを読んでいるような文体。ノベルスを読んでいるような奇妙な心地がした。 
     内容は思ったよりもミステリが軽かった。物語中盤からある程度の見立ては立てることが可能。だが、宗教に興味があって読んだ人はまぁ、納得かな。ゴシック要素は及第点。
     悪魔の登場と同作者のこれからを期待する。

  • つまらなくはないけれど、ウンチクが長いうえに建物の描写が細かくて途中で嫌になります。
    作中に登場する建物すべてを細かく描写したいという強い気持ちは理解出来ますが、細か過ぎて逆に訳が分からないです。しかも本編とはまったく関係ないですし。

    そこをのりきれば、物語りに引き込まれていきます。
    風呂敷もここまで広げるのか、と驚くほど大きくって本の半分を過ぎてもナチスが新たに加わったりと楽しませてもらいました。
    複線も細かに回収されて、丁寧に練り上げられた作品といえます。

    難点をあげるのなら、生徒の扱いが物語りが進むにつれてぞんざいになっていくことでしょうか。
    散々持ち上げていたマリオですら、最後は微笑んでいた。とか、達観した様子だった。という表現のみで台詞はほとんどなし。犯人を糾弾している際にも、察するにその場に居たことは確定でしょうが、存在を匂わせる表現は在りませんでした。
    ただ犯人が死んでいく様子は淡々と描写し、平賀とロベルト以外の人物は『生徒』とひとまとめにしか表現されません。

    過去の振り返りから、母親との関係など前半では細かく設定の描写されたセバスチャンもルーン文字の読み方を教えてから、存在はまるでなかったものとして扱われています。
    前半のあの長ったらしい描写は何だったのか。と呆れてしまいました。

    そこは残念と言わざるを得ないです。

  •  以前に表紙だけちらっと見かけたときには、また絵で人気を稼ぐシリーズか、と思い敬遠していたこの本。今回のフェアと店頭ポップをきっかけに、とうとう買ってしまった。
     読んでみると、予想外に面白い。宗教やオカルトの様々な知識が盛り込まれていることと、読者を飽きさせないストーリー展開が良く調和していると感じた。ミステリーものとしても、数々の事件のトリックは予想のつかないもので十分に楽しめる。
     若い読者向けの作品とあって、キャラクター設定などにリアリティがないと感じる部分は時たまあった。しかし、純粋に楽しんで読むという目的のためであれば、しっかり価値のある作品だと思う。

  • 藤木さんの作品は何だかんだいって私はだいたい楽しめる。設定がくどかったり、オカルト色が強すぎて胸焼けおこしそうになっても、結構理論立てたどんでん返しがあって好きだったりするけど、今回は小出しすぎる展開だった。藤木ミステリーにしてはかなりお粗末。
    ページ数足らなかったの?ってくらい急な展開。もっと丁寧なラストを期待してただけに、やや残念。しかし次巻に期待しよういう気持ちにはなった。

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著者プロフィール

大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリーや伝奇など、多岐にわたるジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズは累計140万部を突破するヒットとなり、アニメ化もされた。他の著書に「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズ、『太古の血脈』など多数。

「2019年 『バチカン奇跡調査官 アダムの誘惑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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