バチカン奇跡調査官 闇の黄金 (角川ホラー文庫)

  • 角川書店 (2011年2月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784044498047

作品紹介・あらすじ

イタリアの小村の教会から申告された奇跡の調査に向かった『奇跡調査官』の平賀とロベルト。だが何か隠していたらしい司祭が、何者かに殺害されてしまう。『首切り道化師』の伝説が残るその村に、秘められた謎とは!

みんなの感想まとめ

奇跡調査官の平賀とロベルトが、イタリアの小村で起きた奇跡の真相を探る物語は、神秘的な奇跡と暗い歴史が交錯するサスペンスフルな展開が魅力です。教会での奇跡的な出来事や、伝説の首切り道化師にまつわる陰惨な...

感想・レビュー・書評

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  • ミサの途中に教会の中に角笛の音が響き、虹色の光が満ち、キリスト像が色づき動き出す、というイタリアの田舎の奇跡の真相を無垢にして天才科学者・平賀と懐疑派だが颯爽たるイケメンの暗号・古文書解読のスペシャリスト・ロベルトの両神父が暴き出す。32年前のまだらの服を着て鎌を持った首切り道化師によるおぞましい事件がこの奇跡に関わっていることが分かり、奇想天外な物語が展開する。何百年も前から存在する秘密結社も絡んできて、あの美貌にして冷血なジュリア神父が登場するのには驚かされる。トリックの解明もとんでもなさが却ってぐぐっと迫ってくる。それにしても作者のキリスト教の教義・歴史への豊富な知識をもとにした想像力には感服する。
    「神が人に何をしてくれるというのですか?聖書をもう一度良く読んでごらんなさい。神は常に人を罰してばかりだ。奇跡や神の恩恵なぞ、この世には存在しない。それは貴方方が一番良く知っているでしょう?ですが、その人間に知恵を授けてくれたのは年取った蛇。すなわち悪魔ですよ。」というジュリア神父の問いかけに揺さぶられるロベルトと平賀。この問いかけは鋭い。

  • 面白かった!
    微妙に前作から続いているので、やっぱり1巻からよまんとあかんシリーズだと認識。
    今回は、バチカンから車でモンテ村の奇跡を調査しぃに行く。
    ハーメルン系道化伝説と絡んだ奇跡で、殺人鬼道化、
    あっちっちの井戸、突然鳴り響く角笛、色と光の祝福(?)。
    いつものごとく、信心深いが、きっちりと科学的に解明していく、
    ホラーアピールしているものの、怖さがない、面白いミステリ。
    今回、なんちゅうてもロベルトの秘密が明かされるところが山場かも。
    そして、ガルドウネとあの美形がまた出てくる。
    シャラマンの「ヴィレッジ」やら、ルパンのカリオストロの城とか、
    なんか脳みそが自動連想してしまうのが多い。
    しかも最近まだらの道化師系の話をいくつか読んだところだったので、
    かなり刺さってくる(最近流行りなんか?やたら目に付く道化と笛吹男)。
    バチカンの闇っほんまっぽくて、アレやねぇ。

  • シリーズ第三弾!徐々に内容に深みと幅が出てきて、今後の展開が楽しみです。
    繋がってはいますが、一話ずつ完結するのでどこからでも楽しめます!オススメ!

  • この巻ではアクティブに動き、体力勝負な印象。
    平賀、ロベルト、とある人(←一応避けておきます)の連携(厳密に言えば更に1人いるのですが、役立たz←こら)に唸らされました。
    確実にパニックになる状況下なのに。
    オカルトさも顕在。
    『首切り道化師』も分かりやすい内容で説明され、面白かったものの、細かい事件が妙な絡みあいを魅せるため、脳内整理に多少手こずったのも事実です。

  • 今回の事件は、男女関係の複雑な事件であった。
    権力があるからって好き勝手にやっていたら、バチが当たったので、被害者には同情出来ない。
    加害者も殺人以外で何か出来たろうに。
    それにしてもジュリア、タチが悪い...。
    悪魔主義は非人道的だけど、何かしらの理由があるので、「悪」と断定できない。

  • 前2巻よりも物語に広がりがあっておもしろかった。これからおもしろくなってくるのだろうか。

  • 妹より。

    ラストで何故か、イン○ィ・ジョーンズを思い出してしまった(笑)。でも、楽しく読了。
    この相棒二人が本当に仲良くてツラい。でも、キャラ読みしたくない面白さがあるから余計たちが悪い(誉め言葉)。
    続きも楽しみだな。

  • シリーズ3冊目、しっかりと続き物らしくなってきた感じです。しかし何この美形表紙シリーズw
    奇跡調査が面白くてどういうことどういうこと?と思ってるうちにいつの間にか読み進めちゃう感じです。
    自分ではまだまだ序盤を読んでるつもりがいつの間にかページ数が残り少なくなってる!という。

  • 大学生の頃これ読んでたら確実に平賀派ロベルト派の論議が交わされてただろうな(笑)ワタクシはロベルト派です!信仰に疑問を持ちながら平賀に従う的な(笑)だって料理も出来て、イケメンでユニークって惚れるしかないやろー!

  • Amazonオーディブルで聴いた。
    あんまり面白くない。

  • 【2024年144冊目】
    今回、奇跡調査官である平賀とロベルトの二人が調査するのは、とある小さな村の教会に鳴り響く角笛と降り注ぐ虹色の光の奇跡。ところが、奇跡だと申請してきた中に、肝心の司祭の名前が無い。これは本当に奇跡なのか、それとも。因縁のジュリア司祭も見え隠れするシリーズ第三弾。

    なんと!10年振りの再読です!再読した感想としては、思っていたよりも楽しめたな…という感じ。文体は相変わらず素人目線ながらも「もうちょい洗練できるのでは」とか思ってしまうのですが、話がなるほど、面白い。先が気になって手が自然にページをめくるめくる。

    途中ある人を疑ってたら、普通にいい人だったのでマジごめんって思いました。お前、黒幕のあの人やと思ってたわ…。

    過去の事件も上手く絡めながらの建付け、10年後に再読した私的にはなかなか好みでした笑

    【2014年6月21日の記録】
    今回はちょっとすっきりしませんでした。まあ伏線的というかなんというか。ええーそんな感じでいけちゃった?みたいな笑

  • 人間って、怖いし残酷だなと改めて思わされる。ここではジュリア司祭がまさにそう。醜悪なほどの心根はその美貌で騙されてしまうが、読むたびに寒気がする。

  • 童話と奇跡が交差する3巻目。
    するするっと読んでしまう不思議な魅力があり、一気に読んでしまった。
    場面が次々と変わり、どんどん進展していくスピード感が読んでいて心地いい。
    読み終わって気が付いたけど、表紙はちょっとしたネタバレなのでは?(笑)

  • バチカン奇跡調査官シリーズ第3弾。
    今回はイタリアのセント・エリギウス教会の神父達から
    申告された『奇跡』の再調査。
    教会に到着した二人は、早々に奇跡を目撃することになる。
    平賀は科学的な検証を。ロベルトは、蔵書からヒントを探す。
    神聖という衣に隠された陰。そこに蠢き続ける歴史の闇。
    オカルト的要素満載で、更に主要キャラに危険が迫る!
    楽しい事と、悲惨な事のギャップがすごかったけど
    ハーメルンの笛吹き男を筆頭に、どこかで聞いたことのある
    中世ヨーロッパの伝説や神話、寓話がたくさん紹介されていて
    更にロベルトの解釈も聞けて楽しかったぁ~
    蘊蓄バンザイ

  • 全2作に比べれば楽しい作品。
    ぬるっと何かが始まって、さわっと少しだけ波風立って、なんとなくめでたしめでたしな感じはこのシリーズの味なのか?

    ほんで事件の元凶に対しては特になにかアクションを起こして溜飲さがるようなことはしないのね。

    それにしても魅力ある女性キャラの登場しないこと。

  • 不思議系か?
    登場人物が重なると、読み切りじゃなくなるので
    どうかなぁ。
    でも、私にとっては急いて読む種類ではないな。

  • 黄金掘らせる人員が何十代も、200年以上も、地下で生まれた血脈が続くというのはさすがに無理があるのでは…
    ときどきよそからさらってきて血を混ぜてるとかなのか……

  • シリーズ3作目の調査対象は礼拝中に響く角笛の音と神の光、蘇るキリスト像。もうアレだ。奇跡調査に行ったらまずは地下を調べればどうっスかね。ハーメルンの 笛吹男を題材にした首切り道化師の伝承がいい感じに雰囲気出してた。ロベルトの口先三寸っぷりが素敵だ。「バチカンの神父です(キリッ」で大体何でも通ってしまうしw

  • シリーズ3作目ですが、前作・前々作ほどのめり込めず…

    終盤、前作で登場した人物との邂逅あたりでややテンションアップしましたが、悪の枢軸たる人物が自ら手を下すというところに、少々安っぽさが感じられてしまいました。もっとどっしりと構えて、バチカンの要職にある人物すら操るような存在感が欲しいと思っていたので、ちょっと期待を外された感があります。

    ただ、これもより大きな悪の存在の布石なんでしょうか。ラストページ近く、平賀とロベルトを言いくるめるあの人物が、一番怪しく思えて仕方が無く(言っていることがうさんくさい…)、次巻への興味はちょっと高めだったりします。

    それにしても…このシリーズの中心人物が野郎ばかりというのが一番の不満。存在感のある女性キャラがそろそろ欲しいと言うのが本音…。

  • 最初にこのシリーズを手に取った時に期待していた雰囲気と、大分ズレてきた感がある。

    つまらないわけではないけれど、もっと重たくてドロドロした話の方が好みだ。

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著者プロフィール

大阪府出身。1998年『陀吉尼の紡ぐ糸』でデビュー。ミステリーや伝奇など、多岐にわたるジャンルで活躍する。「バチカン奇跡調査官」シリーズは累計140万部を突破するヒットとなり、アニメ化もされた。他の著書に「朱雀十五」シリーズ、「陰陽師 鬼一法眼」シリーズ、『太古の血脈』など多数。

「2022年 『バチカン奇跡調査官 秘密の花園』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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