彩雲国物語 花は紫宮に咲く (角川ビーンズ文庫 46-3)

著者 :
  • KADOKAWA
3.71
  • (222)
  • (187)
  • (452)
  • (9)
  • (2)
本棚登録 : 1923
感想 : 147
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044499037

作品紹介・あらすじ

長年の夢を叶え、晴れて彩雲国初の女性官吏となった紅秀麗。突然の大出世に驚いた街の人々からはちょっと敬遠され気味で、ショックを受けたりもしたけれど、ぐっとこらえて新しい環境に乗り込む決意をする。…が、バリバリ男性社会の外朝は秀麗に冷たくて、正式配属前の新人研修もなんだか前途多難。相変わらずな王様のすっとぼけた求愛をかわしつつ、ついに秀麗の戦いの幕が上がる!?大人気極彩色ファンタジー第3弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2012年9月5日読了

    予想通りの大波乱でしたねー。でも、その代わりいい仲間と巡り合えたように思う。特に珀明くんがなかなかいいツンデレぶりで良かった(笑)
    波乱とはいえ、紅家総出って感じで紅家一人勝ちな雰囲気…(黎深一人勝ちか?)
    玖琅が拗ねた子供みたいで可愛いのに、実際あんな姿(アニメ参照)だとは思わなくてちょっとびっくりした。可愛い系のイメージ持ってたのに…←
    首謀者を追い詰める奇人様も良かった\(^o^)/ 奇人様、なんだかんだで秀麗に甘いと思うんだけどどうなのwww 仕事増やしてるように見せかけて、きっかけを与えてあげるなんて優しいわ~!奇人様推しになって行きそうで怖いww

    次巻は一転して、茶州。
    ひどいひどいと聞いてはいるけど、一体どんな場所なんだろう。

  • 女性というだけで蔑まれ、国試で好成績を上げたにもかかわらず、便所掃除と書類の整理。
    挙句には、先輩官吏から泥団子を投げつけられる始末。
    あぁ、悔しさで私が泣きそうだ。
    (泣かないと決めた秀麗の決心に倣い、私も泣かなかったけれど)
    胡蝶姐さんは、カッコイイ!

    劉輝も、ますます想いを募らせて。
    秀麗の立場や思いを慮る、それこそが愛することなんだろうなと思う。

  • ついについについにっ!
    秀麗が官吏に!!
    女だから、女なのに、女だけど。性差別のある世界でも、憤然と「自分」で立ち向かっていく様がかっこいい。こんな元気な女の子になりたかった…!

  • 4-04-449903-9 c0193¥457E.

    角川ビーンズ文庫BB46-3  .

    彩雲国物語 ③花は紫宮に咲く

    著者:雪乃紗衣(ゆきの さい)
    イラスト:由羅カイリ(ゆら かいり)

    発行所:株式会社角川書店

    2004年8月1日 初版発行
    2005年2月15日 4刷発行

  • #読了

    彩雲国物語3巻目。
    秀麗の奮闘に何故か心がギュッてなって泣きそうになった
    女であることを忘れないで、っていい言葉だわ…
    私も忘れずにいたいな。

    あー、なんか泣きそう笑

  • 秀麗がいよいよ女性官吏に!
    不正合格じゃないかと噂を流されたり
    いじめ?みたいな研修期間
    今回も男女の格差がたっぷり

    影月とか魯とか明かされる真実にいちいちびっくり。今回も意外な展開で、楽しめましたー!

    こうゆう、れいしんにだけ不安で可愛い。

  • 秀麗が管理試験に合格して
    「同期」のお仲間もできました。

    首席の影月クンは
    普段はおっとり優しい子ですが
    酒が入ると別人になります。

    そんな彼とふたりして
    ド田舎の茶州へ州牧として赴任…
    を命じられたものの
    行く手を阻まれ中です!

  • 「百万が一そうであっても、私はあなたがしたと思っているので、事実は関係ありません。」
    無茶苦茶な論理だけど言ってみたい。こう強い気持ちでありたい。

    表紙は絳攸 3巻は納得のご登場。しかも静蘭でもなし得ていない秀麗との2ショット

    「王様フって官吏の道へ」読みはじめる前はもっとずっと先の展開だと思っていたのよ。ここから始まる物語だったとは。
    ついに夢叶えての第一歩。しかし認めてもらうため男の何倍もこなさなきゃならない。つらい。でも強い。
    昨年問題になった入試男女格差とか思い浮かぶ。小説の初出もう随分前なのに世の中変わってないどころかむしろねえ。

    紅家兄弟。次男の冷静で強気の態度と上から目線で「拘束させてやろう」んはーーー良き! 隠し事多過ぎ兄と兄大好きを隠さない次男と素直になれない三男、ああ尊い。
    静蘭はぐらぐら揺れて悩んでそして選んで吹っ切れて。でもそれだけしか望んでいないの?もっと望んでもいいじゃない。
    邵可と、悩める子羊達それぞれとの会話シーンはどれもいいなあ。
    今回の花は福寿草そして蕾。
    劉輝、藁人形送ってよこす男なのにキメるとこはしっかりキメる。夜の庭のシーンは言葉一つ一つ切実で切なくて。
    そして爺さま達のお互い分かってる感と激重感情ー!若返るのずるいよw

  • お父様兄弟のブラコンぶりに笑う
    有望ショタの登場、劉輝さんそっちのけで秀麗ちゃんといい雰囲気作る静蘭さん、燕青さんもおるよ!と、やっと秀麗の物語の幕が開ける3巻

  • この作品、見た目とは裏腹にラブ要素より仕事頑張る女の子の奮闘記要素が強いのが人気の秘密なんだろうな、と思います。
    わたしもう30代だけど箇所箇所で気持ちわかるし、学ばされるし。

    もちろん、物語なので恵まれているところはあるかもしれないけど、このまままっすぐ頑張れ!とおばぁは応援したくなります

    2017.5.29

全147件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

茨城県生まれ。2002年10月「彩雲国綺譚」で第1回ビーンズ小説賞の読者賞・奨励賞をダブル受賞。03年11月、受賞作をもとに改稿執筆した『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』で作家デビュー。同シリーズは11年7月に本編が完結し、累計650万部を超える大ヒット作となる。他の著作に「レアリア」シリーズ、『エンド オブ スカイ』がある。

「2023年 『彩雲国物語 十六、 蒼き迷宮の巫女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

雪乃紗衣の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×