彩雲国物語 漆黒の月の宴 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044499051

作品紹介・あらすじ

王命をうけて茶州の州牧となった紅秀麗一行は、ひたすら茶州州都・琥〓(れん)入りをめざす。というのも指定期間内に正式に着任できなければ、官吏としての地位を剥奪されてしまうのだ。新州牧の介入を快く思わない地元の豪族・茶家の妨害工作にもめげず、いちかばちかの勝負に出た秀麗の前に、不可思議な理屈で愛をささやく危険な男・茶朔洵が再び現れて…!?意外な結末に瞠目せよ!極彩色ファンタジー、衝撃の第5弾。

感想・レビュー・書評

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  • この物語は追いかけていく人達のなんと多いことか。
    辿り着く先が違っても。

    表紙、快挙だ朔洵!
    静蘭だって2人きりはないのに燕青だってサブ配置だったのに。てか楸瑛…

    自主軟禁といえども優雅に離宮で過ごす高官がいれば最凶悪犯用牢屋に自ら入る補佐もいる。切れ者なのに妙にネタキャラ化してるあの人達の同期、鄭悠舜。やはり一筋縄ではないご登場。
    茶太保と霄太師の激重友情。愛だろ愛。そりゃあ奥さん怒るよ 笑

    推しを奈落へ突き落とした張本人、けれど憎みきれない茶朔洵。
    白湯と甘露茶のくだりは命かかってるのに駄々こねて面白がってたのか甘えてたのか少しは生きたいと思っていたのか。捻くれ者め。
    秀麗にはとんだトラウマだけど不器用ではた迷惑な言動の数々だけど真っ直ぐで嘘はなかった。だから彼女は助けるため諦めずに走る。あの後どうなったんだろう

    今回、推しの振り幅大きくてとっても楽しい!

    まずは極太マジック使用72pゴシック体で書きたい「二番目」発言。
    この言葉を今巻中彼は何度反芻するか。数えたわー
    なら一番は?気になって気になって脳内のたうちまわってるところ普段ああなだけに面白過ぎる!一番がそうで二番目なら大勝利じゃんおめでとう!
    まじめに口説かれたら私だってドキドキするだなんて言われちゃあそりゃ浮かれるね!秀麗さんあなたがまじめに告白したら即イエス以外に何があるというのですあなた以外の誰が落とせましょうや
    挿絵!見てくれ!上品で仄暗くて冷酷な顔!はーーありがとうございます由羅先生!!
    飲み比べロシアンルーレット。大人を見下し魔窟を生き抜いてきたブラック公子様モード全開。堪らん。
    「だから二番目でじゅうぶんだ。この意味がわからないとか、まさか言うなよ?」 
    言い方ーーー!余程嬉しかったのね存分に噛み締めてくれ!

    「お前にはわかるまいよ。私がどんなに彼らを愛しているか。それがどれほど幸福か」
    どうか幸福が続きますよう。
    もう気分は邵可に対する黎深よ。「ただ平穏に、幸せに過ごして欲しいんです」

  • 4-04-449905-5 c0193¥476E.

    角川ビーンズ文庫BB46-5  .

    彩雲国物語 ⑤漆黒の月の宴

    著者:雪乃紗衣(ゆきの さい)
    イラスト:由羅カイリ(ゆら かいり)

    発行所:株式会社角川書店

    2005年3月1日 初版発行

  • 秀麗がどんどん周りの人を良い方に変えていく有様はありえないとわかっていてもスッキリする。女性のいざとなったらやるというところが面白い。

  • #読了

    何故か涙が出そうになったー。
    朔の人の思いが切なくて。歪んでて捻れてて壊れてるけど大事な事をきちんとわかったのが辛い
    (どう考えても私がいちばん邪魔だったというだけで…)

  • 2022/03/17

    寝れない夜に一気読み。
    秀麗茶州ついてよかったね…女性陣活躍しすぎて好きすぎる。絳攸の名前もめっちゃ好きやけど克洵もいいね!!

    p188
    罪と後悔を背負っても、生きている限り為せることはあります。何かを変えていくことはできます。やり直すこともできます。違いますか?

  • 茶州の中まで入り込んだものの
    正式に認めてもらうには
    まだまだこなさなければならない
    問題がドッサリあったりして。

  • せ・・・静蘭・・・おま・・・秀麗お嬢様・・・あんた・・・(震撼)
    わりかし二人の世界をすぐ作り出すから・・・これだから主従は・・・

    国王?知らない人ですね(すっとぼけ)

  • 茶朔洵の最後があんなのなんていいのか?

    無事にたどり着いたけど何かと気持ち悪い終わりだったなぁ。お父さんのくだりも。それを本人が覚えてないなんて残酷なことだ。

    2017.6.2

  • シリーズ5作目。茶州の州牧に任命された秀麗と影月が茶家の妨害にもめげずに任命式までに茶州に辿り着くまでが話の流れ。茶朔洵の最後にはちょっと驚かされた。今回も女性上位な会話のやり取りに大笑いさせてもらった。特に香鈴の影月に対するツンデレ攻撃や最後の霄 瑤璇と英姫のやり取りが可笑しかった。茶州へたどり着き、妨害の手もなくなってこれからどう話が進むのか。引き続き読んでいきたいと思います。

  • 「彩雲国物語 漆黒の月の宴」

    ものすごい話になってきた!

    たくさんの危険の中、主人公は無事に茶州へたどり着き任官式へ。

    これからこの国の政治をつかまつる身として本領発揮していくんだろうな。

    素敵なイケメンがたくさん出てくるので読んでて幸せ(笑)

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著者プロフィール

茨城県生まれ。2002年10月「彩雲国綺譚」で第1回ビーンズ小説賞の読者賞・奨励賞をダブル受賞。03年11月、受賞作をもとに改稿執筆した『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』で作家デビュー。同シリーズは11年7月に本編が完結し、累計650万部を超える大ヒット作となる。他の著作に「レアリア」シリーズ、『エンド オブ スカイ』がある。

「2023年 『彩雲国物語 十六、 蒼き迷宮の巫女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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