彩雲国物語 暗き黄昏の宮 (角川ビーンズ文庫 46-19)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044499198

作品紹介・あらすじ

監察御史・紅秀麗が、任務半ばで姿を消した!その報は瞬く間に朝廷を駆け巡り、国王の紫劉輝は心を痛める。秀麗の安否は気になるが、一官吏の彼女を特別扱いできない。そんな王の心を汲み、側近の藍楸瑛は、密かに秀麗を捜すことを決意する。一方、秀麗と同行していた榛蘇芳が帰還。彼が語った驚きの事実に劉輝は絶句する。秀麗の身に危険が、劉輝の治世には暗雲が立ち込める!?人気シリーズ第15弾、怒涛の最終章開始。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ第15作で、最終章スタート。

    あまりに間をあけすぎたので、冒頭の人物紹介と組織図で記憶を掘り起こすところから。

    婚前逃亡のうわさなど、くすりと笑うやりとりが随所にあるものの、元気の塊だった秀麗がダウンしてしまい、全体的には不穏で低調なシリアス路線。

    最期の方で、やっとスイッチの入った秀麗が見られて、そうそうこういうシリーズだったな、とうれしくなる。

    強大な敵との対比なのだろうが、劉輝たちの情けなさが際立つ印象。
    シリーズ前半とは、設定や世界が微妙に変わってきてしまった気がした。

  • 物語も終焉に近づきますが、思い起こせばとってもファンタジックになったな…
    珍しく王様が出張ってるよ

  • 2023/03/19

    夜寝れなくて読んだ。なんだかんだ起こってるけどまだ一年も経ってないんか。。。びっくり。秀麗すごい。

  • #読了

    最終盤面に入ってきた!!感はあるんだけど
    脳みそは追いついてない!!

  • こっから最終章だそうです。

    秀麗ちゃんはぶっ倒れて
    縹家の隠れ家で療養中…だけど
    体乗っ取られそうになったり
    いろいろ大変。

    その間に、うっすら漂っていた
    反乱の雰囲気はだんだんと
    濃くなってきた気がするわね。

  • 王さん、いつ巻き返すの‥!

  • いよいよ最終章!とのことですが、
    なんかみーんな不幸で・・・。
    それでも気になるのは、彩八仙の正体だったりします。
    生き返った?あの方(茶の次男)の動向も。

  • 物語が進むにつれて徐々に読者も視野が広がっていく。だんだんいろんな人の目で世界が見えてくるところ。今回はかなり王様にとって辛辣な展開。
    同時に、過去の王様を応援していた自分を反省したくなる気分になる。2人の幸せや秀麗の頑張りを願い、女性が官吏になったのを素晴らしいことだと思ってた自分を浅はかだと、もたろんそれ自体が間違っているわけではないが思慮が足りなかったと思ってしまう。

    この巻は暗いけど個人的にはとてもいい気づきがたくさんあって好き。

    頭で理論的にはじき出した最良も、自分にとって正しいかどうかはわからない。

    迅のことばがとても刺さったよ。

    2017.8.6

  • 物語もクライマックスに向けて動き出した感じ。自分の体の秘密を知ってしまった秀麗。だがそれでも、官吏としての仕事を全うしようとする姿勢は自分のためなのか、それとも王のためなのか。いずれにしても秀麗は健気だなと読んでいて思う。王の劉輝も国最大の災害を前に決断を迫られ、真の王になれるか瀬戸際に立たされている。こちらもどうなるのか?。まだまだ話は続いていきそうなので続けて読んでいきたいと思う。

  • 「彩雲国物語 暗き黄昏の宮」

    なんだか、ここにきて急展開!
    本当の悪者は誰なんだろう?

    そして何故だか主人公も危篤状態に。

    謎だらけで頭がついていかなぁい!

    いったいどうなるの??

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著者プロフィール

茨城県生まれ。2002年10月「彩雲国綺譚」で第1回ビーンズ小説賞の読者賞・奨励賞をダブル受賞。03年11月、受賞作をもとに改稿執筆した『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』で作家デビュー。同シリーズは11年7月に本編が完結し、累計650万部を超える大ヒット作となる。他の著作に「レアリア」シリーズ、『エンド オブ スカイ』がある。

「2023年 『彩雲国物語 十六、 蒼き迷宮の巫女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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