彩雲国物語 紫闇の玉座(下) (角川ビーンズ文庫)

  • 角川書店 (2011年6月30日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (528ページ) / ISBN・EAN: 9784044499228

作品紹介・あらすじ

秀麗の活躍により、蝗害は収束へ向かう。けれどいよいよ劉輝には決断のときが迫っていた。夜闇に乗じ、仲間たちの助けを借りて、ひとり王都を飛び出した劉輝。王座を賭けた劉輝の最後の戦いに、秀麗は……!?

感想・レビュー・書評

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  • 長かった長かった物語の終焉。
    でも、世界は桜が3回咲いただけしか経ってなかったのね。

    ねぇ、秀麗、あなたが残したものは、
    彩雲国を遥かに超えた私たちの世界にも確かに息づいているんだよ。

    有難う秀麗。
    夢とか希望なんて、甘ったるくて、
    綺麗なものじゃなく、
    泥臭くて陰険で擦り切れた人の願いを手のひらにのせ続けた、秀麗の生き様が大好きだよ。

    あなたが残した沢山のものを、まだ見ていたかったよ。

  • 2023/05/05

    一番好きな本の一番最後の話。

  • 本編全18巻、学生時代に読んでいたけれど再読。
    中華風、後宮もの……という言葉がつくと、まず彩雲国物語が頭に浮かぶ。たぶん私の中ではこれが基準になっている。
    とにかくキャラがどれも魅力的で、一癖二癖どころか三癖ある人たちばかりが集合したような話。全員過去に色々なものを抱えすぎてて、もう本当に濃い人たちが多い。

    久方ぶりに読んだら、あれ?こんな話だっけ?となる部分も多かったけれど、どんどん読み進めるほどに面白かった。
    また、数年後くらいに読みたい。

  • ライトノベルという一つの枠組みで括るには惜しい作品だと思う。全ての登場人物を物語の人物にしておくのも非常に惜しい。秀麗が、彼等が、共に思い描いた先の世の片鱗が、現実の世にも広く根を張りますよう。

  • ちょうど5年前の浪人時代、主人公・紅秀麗のとにかく自分の信念を貫いて突っ走る姿に励まされながら、受験勉強をしていた。

     ついに最終巻。

    ハリーポッターでもダレンシャンでも、人気作品は最後に重要な愛すべきキャラが死んで胸が痛かったけど、今回は劉輝の信念のお陰で、(年齢的に仕方ない方々以外w)誰も死ななくて嬉しかった♡

     最後の劉輝と秀麗のシーンも、いつもの二人らしかったし、でもちゃんと最後のつけたし?にすっきり!



    自分の生死のみならず、
    家や民や国全体の命運も自分の双肩にかかってくるという、
    追い込まれた極限の状況だからこそ、
    自分の信念を本気で貫くことの難しさや尊さがより克明に浮かび上がり
    読者がすがすがしい前向きなきりっとした気持ちになれる作品だと思う。

    信念を貫く尊さを全面に押し出す、
    伏線をすべて回収しようとする、
    からこその
    しつこい言い回しやセリフ回しも多く
    分厚い本書では、読むのに力つきる時もあったけどww
    それも本書の特徴・まっすぐさの証!?


    みんなハッピーエンドで嬉しかったけど、清蛾(笑)さんと秀麗のからみが最後にほしかった~!
    だって、今までいろいろ意味深なシーンがあったじゃないですか♡

    ついに最終巻が終わっちゃったけど、
    作者さんには外伝希望!!

    もちろん、
    ☆秀麗と劉輝が結婚するくだり、
    ☆秀麗亡き後の幼い娘が、亡き母を求めてさみしさを感じる日々のなかで、不思議体験をして、卲可さんや静蘭や劉輝の深い愛を実感する話
    ☆楸瑛×珠翠、影月×誰だっけ笑 などの、カップル(?)のその後!

    などなど…!
    豊富で多彩なキャラのお陰で、外伝ネタにはなんら不足はないと思います(笑)
    作者さん、長年お疲れ様でしたが、一休憩したらまたぜひ!

    xxx

  •  最終巻。最初の1冊の設定をここまで大きく膨らませたために、いろいろ難しかった部分もあり、切り捨てられてしまった登場人物ありになってしまったのは、理解できる。
     適度なストーリーの重さと会話の軽快さのギャップがとくに後半から違和感になってしまったのは残念。劉輝がもっとぶっとんでいてくれたらよかったのかも。まじめすぎたかな。
     年齢が高い男性の会話がくだけているのが、現実味がなさすぎて、それならそれで全員登場人物の年齢を下げた方がよかった気もする。
     とにかくあの人数をなんとか一つの方向に持って行った勢いを感じた。

  • もともと、「十二国記」に飢えて読み始めた(んだと思う)このストーリーもついに完結です。

    以下、ネタばれありです。




    思ったより絳攸が出てきてよかった!
    ハッピーエンドで良かった。どんだけご都合主義だとしても。
    あまり人が死ななくてよかった。どっかで見たセリフが多用されてたとしても、まぁ良かった。

    最後なのでアレですが、やっぱりこの物語のことが好きだったなーと思います。

  • 完結したので20巻分の感想。
    なんか時々失笑してしまうようなところも多かったけれど
    ひとつの世界をつくりあげるってことではデビュー作にして
    代表作みたいな感じになるだろうな。ときめきトゥナイトみたいな
    ことにならないよう切に願います。
    無理矢理なギャグを入れたり、妙な言い回しでしっくりこない
    こともあって「この部分ごっそりなくてもいいのに」ってのも
    結構あった。でも、辛口なことばかり書いてるけどこれでも楽しみにはしてたのよね。

    ラストについては結局あの線で落ち着かせるのであれば、しつこく絶対無理とか奇跡が、とか言わなくてよかったと思う。
    ラノベだからいうのは理由にはならないと思うし。あと、静蘭は
    あそこまで人格破壊しなくてもよかった。かわいそうに。

  • 八年間の大団円。とにかく、まず、そこに満足。読み切った!という快感。この巻の分厚さと、長きにわたるシリーズの完結に、満足。どのキャラクターもみんな、大好きです。

    読み継がれる名作になるとか、そんなことは言えないけれど、私の人生にとって、大きな作品であることは間違いありません。良くも悪くもライトノベルらしいギャグの入れ方とか、キャラクターありきとか、難題の解決がうまくいきすぎるとか、そういうものを取っ払って、この作品は私にとって読むべき作品でした。


    とにかくどうやって劉輝が逆転するのか。それは言い方悪いけれど、王になる人材としてはダメダメ公子の劉輝だったから、王になるべき性質をもち合わせた旺季を逆転したのだと思います。今までの人が想定しなかった王の、そして国のあり方を示すことができたのは、劉輝。そんなのは夢物語だ、と人が言うことを、馬鹿正直に信じられるのが、劉輝。みんなが欲しいものを、自分の願いとして、一心に願えるのが、劉輝。だから、周囲に人材集まるんだろう。

    秀麗については、もう本当に主人公でした。発揮する強さ、守られるところも、主人公。お手本のような主人公。女の子が読んで、気持ちよくなるパーツをみんな持っている主人公。たまに出来過ぎて鼻につくところも、だからこそ、いいなと思います。

    この巻で勢いよく印象が良くなったのが、晏樹。途中までは最低な奴でしたが、なんで最低な奴かという理由がかわいすぎた。これは憎めない。最低なのに憎めない!と悶えました。つまり、旺季様ステキすぎる。
    印象良くなったといえば、朔ちゃん。朔ちゃん、見直していいんだか、もうなんか、どう言っていいのかわかりません。ホント、静蘭御苦労さま。

    こうやって一人一人について語りだすと止まらなくなるので、とりあえず、どうしても言いたいことを最後に一つ。
    黎深、お前何やってんだ!(笑)

  • ついに終わりました…。少し寂しいですけど、最後まで秀麗の姿を見届けることができて嬉しいです。とりあえず、一巻から読み直したいと思います!笑

  • 第一印象…ぶ、分厚い。ラノベの量じゃない。京極夏彦みたい。
    こういう終わり方をするのではないかと予想していたが、やはり裏切ってはくれなかったかとがっかり。結局、誰も死なないし殺さないし、「いい人」しか出てこないのよね。いつの間にかみんな仲良く漫才やってるし。秀麗が夭折したと後日談を載せて哀愁を誘っても手遅れ感。やはりラノベの壁は越えられなかったか。

  • 「まだ底があったか!」ってレベルの追い込みぶりにくじけそうになりました。それからの物語の収束と余韻に身体が震えました。この物語をずっと追いかけてきて良かったです。

  • ちゃんと終わった‥って感じでスッキリした!
    ただ角川文庫の方で揃えて読んでいたけど、最終巻だけ探しても、調べても無くて、角川ビーンズの方を購入しました。(謎でモヤっとしてます)
    でも内容は気持ちよく終われて良かったです。

  • 最終巻!(短編残ってるけど!)
    最初は秀麗の成長物語だったけどどんどんそれだけじゃなくなって、秀麗が頑張ってきたことが身を結んで最後に劉輝を助けになってすごく綺麗な終わり方だった。
    個人的にはタンタンが来てくれたのが良かった!
    あと黎深と絳攸が置いてけぼり食らってるのがらしいすぎて…
    駆け足で最終巻までページをめくってきたので短編集はゆっくり味わって読もうと思います!

  • 再読ついに完走!
    もう一回、骸骨を乞う、も読もう。
    改めて読むと、最終的にどうにかティーン向けのライトノベルとしてまとめきったんだなあと。
    終章の、前章までに比べて明るすぎるほどの、各キャラの円満な和気藹々っぷり、ちょっと違和感はあるけど、角川ビーンズ文庫としては、こうまとめるのが正解だったんだろうなあ。

  • ーー残り時間は、一日足らず。それ以上は生きられぬ。縹家の大巫女・瑠花の力を借りて蝗害を鎮めた秀麗。しかしその決断は秀麗に残された時間を侵食し、生命を蝕んでいく。同じ頃、勢いを増す旺季を前に、国王・劉輝は苦悩していた。強力な後ろ盾も、官の信頼をも失った自分が、果たして玉座にふさわしい者なのか。そして、彩雲国最大の危機が訪れるーー。シリーズ第18弾、怒濤の最終巻「紫闇の玉座」(下)、ここに完結!!
    (2011年)
    —- 目次 —-
    序章
    第一章 蒼の君と雪の夜
    第二章 二人の公子
    第三章 雪闇の千里行
    第四章 開けていない箱の中
    第五章 追憶の形見
    第六章 白い棺の娘
    第七章 振りだす前の骰子の目は
    第八章 かの王の選択
    第九章 目覚めの刻
    第十章 紫闇の玉座
    第十一章 風の還る場所
    終章

  • [台東区図書館]
    彩雲国物語22冊目(17巻下)

    LINEマンガで知り、面白かったので図書館で探し、原作があったので読んでみることにした。正直マンガの時も絵は幼すぎて好きではなかったが、とりあえずコンセプトと話が面白かったので読みたかった。そして小説で読みだしたら、含みを持たせた半分謎解きのような書き方、に加えて随所である人物描写というかやりとりというか、そういうあたりも細やかで面白く、ストーリーだけでなくキャラ達自身も気になって読み進めている。

    難点は最初はほどほどだったセリフが、こなれてきたのか、読者層にハマっていったのか、必要以上に現代語になりすぎていってる感があるところと、挿絵。それと巻数&外伝の分かりづらさ(泣)。ただ、大分終わりがみえてきてブクログに登録しようと思ったら、角川ビーンズだけでなく、角川文庫もあることを知った。そちらの方はきっと当初よりも高い年齢層にも受けたとあったせいもありそちら向けの装丁にしたのかな?どうせならそちらで読みたかったなーと思ったけれどあとの祭り。まぁいいか。それにしてもすごく古くにやっていたんだな、NHKでアニメ化もされていたんだなー。

  • 最終巻の表紙、上巻と合わせて完成するって分かってるんだけど、…そ、そうか……。ってなるな…。
    なんだ、ちゃんとラブコメして終わるやん…。
    最後の秀麗、さすがに美しいな…。

  • 長かった!!でも読み切りました。後半、話が重めになってきたあたりからだんだんと登場人物に愛着が湧き始め(1日の中で物語にさく時間が長いから)、最後まで見届けれました。
    アニメ版は途中で挫折して結末はどうなるかと思っていましたが、王様とくっつきましたね。(ただし亡くなる1年前だけ。想いあってはいた。)秀麗は官吏として大変強い人になったんじゃないでしょうか。
    あと、最後までずっと引っ張られていた王様だけの素質は「戦をしない、争わない」でした。血で血を贖うのが王座ですが、それを選択しないやつですね。現実でもそんな人ばっかりなら平和なのにな。

  • #読了

    長かったー!

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著者プロフィール

茨城県生まれ。2002年10月「彩雲国綺譚」で第1回ビーンズ小説賞の読者賞・奨励賞をダブル受賞。03年11月、受賞作をもとに改稿執筆した『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』で作家デビュー。同シリーズは11年7月に本編が完結し、累計650万部を超える大ヒット作となる。他の著作に「レアリア」シリーズ、『エンド オブ スカイ』がある。

「2023年 『彩雲国物語 十六、 蒼き迷宮の巫女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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