彩雲国物語 紫闇の玉座(下) (角川ビーンズ文庫)

著者 : 雪乃紗衣
制作 : 由羅 カイリ 
  • KADOKAWA (2011年6月30日発売)
4.43
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044499228

作品紹介

-残り時間は、一日足らず。それ以上は生きられぬ。縹家の大巫女・瑠花の力を借りて蝗害を鎮めた秀麗。しかしその決断は秀麗に残された時間を侵食し、生命を蝕んでいく。同じ頃、勢いを増す旺季を前に、国王・劉輝は苦悩していた。強力な後ろ盾も、官の信頼をも失った自分が、果たして玉座にふさわしい者なのか。そして、彩雲国最大の危機が訪れる-。シリーズ第18弾、怒涛の最終巻「紫闇の玉座」(下)、ここに完結。

彩雲国物語 紫闇の玉座(下) (角川ビーンズ文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 長かった長かった物語の終焉。
    でも、世界は桜が3回咲いただけしか経ってなかったのね。

    ねぇ、秀麗、あなたが残したものは、
    彩雲国を遥かに超えた私たちの世界にも確かに息づいているんだよ。

    有難う秀麗。
    夢とか希望なんて、甘ったるくて、
    綺麗なものじゃなく、
    泥臭くて陰険で擦り切れた人の願いを手のひらにのせ続けた、秀麗の生き様が大好きだよ。

    あなたが残した沢山のものを、まだ見ていたかったよ。

  • ライトノベルという一つの枠組みで括るには惜しい作品だと思う。全ての登場人物を物語の人物にしておくのも非常に惜しい。秀麗が、彼等が、共に思い描いた先の世の片鱗が、現実の世にも広く根を張りますよう。

  • ちょうど5年前の浪人時代、主人公・紅秀麗のとにかく自分の信念を貫いて突っ走る姿に励まされながら、受験勉強をしていた。

     ついに最終巻。

    ハリーポッターでもダレンシャンでも、人気作品は最後に重要な愛すべきキャラが死んで胸が痛かったけど、今回は劉輝の信念のお陰で、(年齢的に仕方ない方々以外w)誰も死ななくて嬉しかった♡

     最後の劉輝と秀麗のシーンも、いつもの二人らしかったし、でもちゃんと最後のつけたし?にすっきり!



    自分の生死のみならず、
    家や民や国全体の命運も自分の双肩にかかってくるという、
    追い込まれた極限の状況だからこそ、
    自分の信念を本気で貫くことの難しさや尊さがより克明に浮かび上がり
    読者がすがすがしい前向きなきりっとした気持ちになれる作品だと思う。

    信念を貫く尊さを全面に押し出す、
    伏線をすべて回収しようとする、
    からこその
    しつこい言い回しやセリフ回しも多く
    分厚い本書では、読むのに力つきる時もあったけどww
    それも本書の特徴・まっすぐさの証!?


    みんなハッピーエンドで嬉しかったけど、清蛾(笑)さんと秀麗のからみが最後にほしかった~!
    だって、今までいろいろ意味深なシーンがあったじゃないですか♡

    ついに最終巻が終わっちゃったけど、
    作者さんには外伝希望!!

    もちろん、
    ☆秀麗と劉輝が結婚するくだり、
    ☆秀麗亡き後の幼い娘が、亡き母を求めてさみしさを感じる日々のなかで、不思議体験をして、卲可さんや静蘭や劉輝の深い愛を実感する話
    ☆楸瑛×珠翠、影月×誰だっけ笑 などの、カップル(?)のその後!

    などなど…!
    豊富で多彩なキャラのお陰で、外伝ネタにはなんら不足はないと思います(笑)
    作者さん、長年お疲れ様でしたが、一休憩したらまたぜひ!

    xxx

  •  最終巻。最初の1冊の設定をここまで大きく膨らませたために、いろいろ難しかった部分もあり、切り捨てられてしまった登場人物ありになってしまったのは、理解できる。
     適度なストーリーの重さと会話の軽快さのギャップがとくに後半から違和感になってしまったのは残念。劉輝がもっとぶっとんでいてくれたらよかったのかも。まじめすぎたかな。
     年齢が高い男性の会話がくだけているのが、現実味がなさすぎて、それならそれで全員登場人物の年齢を下げた方がよかった気もする。
     とにかくあの人数をなんとか一つの方向に持って行った勢いを感じた。

  • もともと、「十二国記」に飢えて読み始めた(んだと思う)このストーリーもついに完結です。

    以下、ネタばれありです。




    思ったより絳攸が出てきてよかった!
    ハッピーエンドで良かった。どんだけご都合主義だとしても。
    あまり人が死ななくてよかった。どっかで見たセリフが多用されてたとしても、まぁ良かった。

    最後なのでアレですが、やっぱりこの物語のことが好きだったなーと思います。

  • 完結したので20巻分の感想。
    なんか時々失笑してしまうようなところも多かったけれど
    ひとつの世界をつくりあげるってことではデビュー作にして
    代表作みたいな感じになるだろうな。ときめきトゥナイトみたいな
    ことにならないよう切に願います。
    無理矢理なギャグを入れたり、妙な言い回しでしっくりこない
    こともあって「この部分ごっそりなくてもいいのに」ってのも
    結構あった。でも、辛口なことばかり書いてるけどこれでも楽しみにはしてたのよね。

    ラストについては結局あの線で落ち着かせるのであれば、しつこく絶対無理とか奇跡が、とか言わなくてよかったと思う。
    ラノベだからいうのは理由にはならないと思うし。あと、静蘭は
    あそこまで人格破壊しなくてもよかった。かわいそうに。

  • 八年間の大団円。とにかく、まず、そこに満足。読み切った!という快感。この巻の分厚さと、長きにわたるシリーズの完結に、満足。どのキャラクターもみんな、大好きです。

    読み継がれる名作になるとか、そんなことは言えないけれど、私の人生にとって、大きな作品であることは間違いありません。良くも悪くもライトノベルらしいギャグの入れ方とか、キャラクターありきとか、難題の解決がうまくいきすぎるとか、そういうものを取っ払って、この作品は私にとって読むべき作品でした。


    とにかくどうやって劉輝が逆転するのか。それは言い方悪いけれど、王になる人材としてはダメダメ公子の劉輝だったから、王になるべき性質をもち合わせた旺季を逆転したのだと思います。今までの人が想定しなかった王の、そして国のあり方を示すことができたのは、劉輝。そんなのは夢物語だ、と人が言うことを、馬鹿正直に信じられるのが、劉輝。みんなが欲しいものを、自分の願いとして、一心に願えるのが、劉輝。だから、周囲に人材集まるんだろう。

    秀麗については、もう本当に主人公でした。発揮する強さ、守られるところも、主人公。お手本のような主人公。女の子が読んで、気持ちよくなるパーツをみんな持っている主人公。たまに出来過ぎて鼻につくところも、だからこそ、いいなと思います。

    この巻で勢いよく印象が良くなったのが、晏樹。途中までは最低な奴でしたが、なんで最低な奴かという理由がかわいすぎた。これは憎めない。最低なのに憎めない!と悶えました。つまり、旺季様ステキすぎる。
    印象良くなったといえば、朔ちゃん。朔ちゃん、見直していいんだか、もうなんか、どう言っていいのかわかりません。ホント、静蘭御苦労さま。

    こうやって一人一人について語りだすと止まらなくなるので、とりあえず、どうしても言いたいことを最後に一つ。
    黎深、お前何やってんだ!(笑)

  • ついに終わりました…。少し寂しいですけど、最後まで秀麗の姿を見届けることができて嬉しいです。とりあえず、一巻から読み直したいと思います!笑

  • 第一印象…ぶ、分厚い。ラノベの量じゃない。京極夏彦みたい。
    こういう終わり方をするのではないかと予想していたが、やはり裏切ってはくれなかったかとがっかり。結局、誰も死なないし殺さないし、「いい人」しか出てこないのよね。いつの間にかみんな仲良く漫才やってるし。秀麗が夭折したと後日談を載せて哀愁を誘っても手遅れ感。やはりラノベの壁は越えられなかったか。

  • 「まだ底があったか!」ってレベルの追い込みぶりにくじけそうになりました。それからの物語の収束と余韻に身体が震えました。この物語をずっと追いかけてきて良かったです。

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