彩雲国物語 三、花は紫宮に咲く (角川文庫)

  • KADOKAWA (2011年12月22日発売)
4.10
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784044499242

作品紹介・あらすじ

長年の夢を叶え、晴れて官吏の道を歩むこととなった少女・秀麗。だが完全なる男性社会の職場で、たったひとりの新人女性官吏にふりかかる苦難は尋常でなく……。大人気シリーズ第3弾!!

感想・レビュー・書評

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  • Amazonオーディブルで聴いた。

    キャラの名前を覚えない。

  • 星の数:★★★★★

    女は官吏になれない。そんな常識を国王がひっくり返した。
    女性でも官吏試験を受けられるようになったことを知り、ここに一人の少女が挑む!!
    ついに官吏への道を走りだした秀麗。男尊女卑の風は強いがそんなことではへこたれない!
    女性の勇気と信念、夢と努力を感じる最高作 第3弾!
    (強い女性好きさんのおすすめコメント)

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00609553

  • 聴了。
    初の女性官吏になった秀麗さんを脅かす閉鎖的な官僚構造と思いきや、何だか黒幕が小物っぽいような。そして彼女が夢に近づくほど、劉輝さんとの関係は最初と変わってしまうのですね。

  • この作品って、元々はティーンズ向けで、もう少し甘くていいのに、ご都合主義なところとなんか厳しいところがあって、その厳しさが劉輝に向けられているのが多いんだよなぁ。不憫になる。。。

    今回も女性初の官吏ということで、所謂イジメにあってるのは秀麗なんだけどそんな彼女を陰ながら守り、自らの手で遠くに送り出さなければならない、報われないのが劉輝。最後の個人的な思いくらい受け止めてあげてほしいのに受け止めてあげない、なんか妙な頑なさがこの作品にはある。

    イケパラ、みんな優秀、というティーンズ要素はふんだんなのに、そのアンバランスさがつくづく不思議。

    ところで3巻の表紙は静蘭でよろしいでしょうか!!??美しやー

    2024.1.2
    2

  • 国試に合格した秀麗。
    だが、新人女性官吏に対し、反対するものは結構いるようで…。
    一時は監禁されるも、影月の機転や胡蝶さんの助けもあり、査問会へ間に合う。

    色々危ない時もあってドキドキするし、それぞれの心情も描かれていて読んでいて面白い。
    燕青がまた出てきてくれて嬉しいし、燕青と言い合いする静蘭が好き。

  • 秀麗や影月がいろいろやられてもへこたれない人間だというのがよくわかる巻だったなぁ。‬ ‪新たなキャラが出てきたり今までのキャラが良いところで動いたり、1、2巻より3巻が楽しかった!秀麗カッコよすぎる!!‬ ‪4巻以降も楽しみだな〜!‬

  • 読んでると、えっこの本て元はラノベだったよね…と思う時がある。

    中国の官吏とか難しい読みの漢字も多用してるし。

    でも、コミカルな箇所もありミックスされ緩急さが有り面白い。

    化粧は女の戦装束…この表現好きです。

    伏線が色々張られてますが、回収し切れるのか…?長編になる事がわかります。

    今後のそれぞれ登場人物の成長が楽しみです。 

  • 再読

  • 秀麗の夢がこれから始まる感じ。
    化粧をしたら絶対泣けないというくだり
    大人になった今でも胸に残っていたりします。
    そして次は茶州。
    彼がいよいよ登場ですね。

  • 国の官吏になる国試を受験し見事第3位で合格した紅秀麗。官吏としての生活が始まる。女性初の官吏ということで周囲の八つ当たりも強いがそれにも負けじと奮闘する。その裏では紅秀麗を追い出そうとする一派が暗躍するのが話のあらすじ。茶州の州牧に任命され、物語はこれから始まるような雰囲気。一人の女性の奮闘記としてどんな物語になっていくのか?。続きも読んでいきたい。

  • 「彩雲国物語 花は紫宮に咲く」

    ついに国試に合格した秀麗!
    女が国試を受けれること自体初でしかも上位三番目という見事な成績!

    当然政は男のやるもの!きっと不正があったのでは?と同期や現官吏から命を狙われるほどの嫌がらせが。

    本当にかわいそうで泣きそうになりました。

    でも、周りの温かい助けもあり何より必死に与えられた任務をこなす姿かわいつしか認められるように。
    次はいよいよ配属先が決まりそこでの手腕が問われます!

  • ほぼ惰性で読んでいるようなものなのかもしれない。
    ただ……なんだろうな? こういった物語には、必ずあるんだろう当然なんだろう展開が、もうちょっと捻りを入れられないものなのだろうか、とは思ってしまった。
    こう……なんだろうな?
    目新しい展開はないものか。
    内容が内容なだけに、ちょっと残念な気はした。

  • 2015.1.4読了
    2019.1.4再読。奇しくも4年前の同じ日に読み終わった。
    彩雲国で初めての女人受験を導入した年、見事国試への及第を果たした秀麗。探花での及第は、さらに宮廷を驚愕させ波紋を呼んだ。女性進士として宮城へ足を踏み入れた秀麗は、彩雲国史上最年少で状元及第の杜影月とともに注目を浴び、宮廷での心ない誹謗中傷悪質嫌がらせなどなど、厳しい環境にさらされる。彼女の将来を守るために、劉輝や静蘭、楸瑛、絳攸、その他多数が陰ながら助力するのだけど、秀麗は女性官吏登用反対派による危険な陰謀に巻き込まれていく。ここから黎深、玖琅が登場。黎深は前作で「おじさん」として登場していたのだけど、その人となりが詳しく語られるのは今作から。ラストは悲しかった。劉輝が秀麗に与えた場所は、見えるけれども決して触れられない距離。劉輝の想いを受け止めても、受け入れることのできない秀麗。いつまでも待つという劉輝の告白は、秀麗の女性としての心を大きく揺らした。まっすぐな劉輝の想いと、秀麗の夢の行き着く先は交わるのかな。
    邵可、黎深、玖琅の三兄弟の過去が気になる。なぜ邵可は紅家宗家の嫡子として生まれながら本家を出ることになったのか?どんな心の変化があって黎深が絳攸を拾い育てるに至ったのか?当時のことは作中で詳細には語られない。この後の話でそれが紐解かれていくのかな。楽しみです。そして次作はここから始まる物語、茶州篇。

  • 有史以来初めての女人参加が認められた国試を「探花(第三位)」という優秀な成績で通過した秀麗は、長年の夢を叶え、ついに官吏の道を歩むこととなるけど!?というところから始まる彩雲国物語第3巻。

    相変わらずさくっと勢いで読めて、煮ても焼いても食えないジイさんたちとか、姪馬鹿な叔父さんたちとか全体にキャラが濃く、楽しめました。
    政治的要素とか突っ込んだら気になるところがあるのもたしかだけれど、これはほらファンタジーだから!というところで収集がつけてしまえるところかと思います。
    それにところどころハッとするようなステキな言葉にも出会えます。

  • とうとう官吏登用となった翠蘭。
    でも男尊女卑の宮中では不条理な目に遭い!?
    どうなる翠蘭!!


    そりゃそーだ。
    男社会に女が入って来て
    するっと行く訳なんてないよね。

    なんてゆーか、
    全ての女子に対してエールを送っている本だと思った。
    角川ビーンズすげえ!

    コレを呼んで私も頑張ろうって思うティーンエイジャーが
    たくさんいるだろうな。
    ティーンズ小説として良書だと思いました。

    しかし、
    王様との間が縮まるにはまだまだ時間がかかりそう。

    とりあえず翠蘭の成長を楽しみに先を読みまする。

  • 一癖も二癖もある人たちがゴロゴロいて、しかもそれぞれが何とも可愛らしい心を持っていて、面白過ぎる。

  • 健気に頑張る秀麗に涙がぽろっとでました。登場人物も増えてきて、面白い!ぜひテレビドラマ化してほしいなぁ~♪そうなったらイケパラ状態なんだろうと妄想すると楽しいです。

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著者プロフィール

茨城県生まれ。2002年10月「彩雲国綺譚」で第1回ビーンズ小説賞の読者賞・奨励賞をダブル受賞。03年11月、受賞作をもとに改稿執筆した『彩雲国物語 はじまりの風は紅く』で作家デビュー。同シリーズは11年7月に本編が完結し、累計650万部を超える大ヒット作となる。他の著作に「レアリア」シリーズ、『エンド オブ スカイ』がある。

「2023年 『彩雲国物語 十六、 蒼き迷宮の巫女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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