狡い男に愛されて (角川ルビー文庫)

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044505035

作品紹介・あらすじ

留学から帰国し、大手法律事務所へと戻った弁護士の神津俊介。そこは以前の上司が残したある事件の波紋から、神津にとって針のムシロだった。味方は事務所の若手ホープである国弘雄生だけ。天の邪鬼な性格のため素直になれないが、神津は自分を慕う国弘を心の支えとしていた。しかし、過去に上司と体の関係があったことを知った途端、国弘は態度を豹変させてきて…!?これは、仕組まれた愛の罠。手に入れるためには手段を選ばない-シークレット・ラブロマンス。

感想・レビュー・書評

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  • ★3.0。前半までは理想通りの策士年下わんこ攻でした。ヘタレよりも、一見無邪気に受を慕いながらも牙を隠し熱を秘めてるような策士わんこ攻に萌えます。クールビューティーなやり手受も理想通り。しかし、後半はちょっと期待と違って、攻が予想以上に強かな策士だった事が残念。受を脅すような形でセフレ状態に持ち込むのは、わんこ攻としてはちょっと反則。そこはもうちょっと素直に受に告白して、かつ助けてあげて欲しかったなあと。

  • 悪い男に愛されて
    酷い男に愛されて
    狡い男に愛されて

  • 大型犬はツボります……。少し冷静に考えれば、判り易いと思うんだけどなーってのは、ツッコミ不可がお約束ですかね? 全体的にキャラは立ってるし素敵だけど、三作とも設定が甘めな気が……。深く考えちゃ駄目って事なんでしょうかね。さらっと読み流すべき?

  • あらすじ:留学から帰国し、大手法律事務所へと戻った弁護士の神津俊介。そこは以前の上司が残したある事件の波紋から、神津にとって針のムシロだった。味方は事務所の若手ホープである国弘雄生だけ。天の邪鬼な性格のため素直になれないが、神津は自分を慕う国弘を心の支えとしていた。しかし、過去に上司と体の関係があったことを知った途端、国弘は態度を豹変させてきて…!?これは、仕組まれた愛の罠。手に入れるためには手段を選ばない―シークレット・ラブロマンス。

  • 「悪い男」「酷い男」と来て今回は「狡(ずる)い男」の登場です。私はこの三作目が一番好きかも。

  • 後輩弁護士×先輩弁護士
    ※悪い男に〜リンク作

  • ●感想●</BR>
    弁護士31歳の受・神津俊介×後輩弁護士・攻・国弘雄生。</BR>
    前作からは先輩弁護士として佐伯のみ登場。でもちょっと丸く優しくなったらしい様子が、円の関係が良好なのをなにげアピール。</BR>
    <blockquote>
    すでに自分のプライドは地に堕ちている。これより先に、堕ちる場所はない。</BR>
    「甘い男だな」</BR>
    作り笑いを浮かべる。</BR>
    「先生・・・」</BR>
    「この世の中、そう甘くないことなど、子供だって知っている」</BR>
    「どういう意味ですか」</BR>
    声が低くなる。神津はそんな国弘の顔を見て、悪者に徹することを決める。</BR>
    「自分の力がないとは言わない。だが池田先生の力がなかったとも否定できない」</BR>
    肯定する声には自虐的な響きが混ざっている。</BR>
    「先生・・・っ」</BR>
    「俺はそういう男だ。前から知っていたなら話が早い」</BR>
    狼狽えるのはやめた。ここまできたら嘘は吐き通すしかない。国弘に対して守りたいものはひとつだけだ。</BR>
    「俺はその書類が欲しい。そのためにお前は俺に何の見返りを求める?」</blockquote>
    ”隠したい書類をネタに本心を隠し体を要求する男”と”体だけと言いながら本心を隠し抱かれることに喜びを感じる男”、どちらが狡い男でしょう。。
    <blockquote>
    「あ・・・っ」</BR>
    一番弱い場所を引っかかれ、甲高い声がこぼれ落ちる。</BR>
    「先生、聞こえるよ」</BR>
    さんざん胸を弄っていた手に、口を覆われる。だが、中を続けざまに刺激されて、堪えられなくなる。</BR>
    テーブルの端を必死に掴み、揺れる膝を堪えた。それでも、一気に込み上げてくる快感に、何度も肘ががくがくと折れた。</BR>
    「ん・・・っ」</BR>
    堪えきれずに体が前のめりに倒れていく。無意識に手を払ったせいで、そこにあったものが盛大に音を立てて床に落ちていく。</BR>
    その音を聞きつけた誰かが、扉をノックする。</BR>
    「先生。何かありましたか?」</BR>
    国弘の担当秘書の声に、神津の全身に緊張が走り抜ける。</BR>
    シャツのボタンは外され、ズボンの前は開かれ、背後から国弘の指が体内に入っている。一目で何をしているか明らかな格好を見られたら、大変なことになる。</BR>
    自分はともかく−−国弘は守らなければならない。</blockquote>
    居心地の悪い職場での地位を確立するために、仕事で実績を上げようとする神津が男として格好良かったです。でも、やっぱりちょっと自虐的な神津。国弘のためなら自分で泥をかぶろうとする。最後、神津が池田に襲われかける現場を目の当たりにし、国弘がキレるかと思いましたが冷静でしたね。神津が留学していた2年間の間に国弘もちゃんと成長していたんですね。</BR>
    とてもいい感じで始まった序盤の二人の関係が、神津の元上司で昔の恋人の池田の登場で関係が一変。でもちゃんと二人が思い合っていて、国弘も嫉妬心や神津の口を割らない頑なな態度に対して怒っているのは明白なので今回もやはり狡い男・・・とは思えなかったですね。3シリーズとも共通するのは不器用で相手を手に入れるためには手段を選ばないだけで。今回、薬を使わなかっただけでもイイヒト?</BR>
    ラストの「エピローグ」では初々しい高校生カップルのようで・・・ごちそうさまって感じです。でも最後までベットに辿り着けなかったですねぇ、この二人。ファイルルーム、オフィス、料亭・・・今回の神津は前作の二人と違って淫乱なのを自負してる分、欲望に素直なのか・・・それにしてもねぇ〜。</BR>
    シリーズ・・・と言うより別物かとも思いましたが、テーマというか本筋は一緒です。私はこういったストーリーは基本的に好きなのであまり気にならなかったのですが、似たり寄ったりしたイメージはあるかな。”悪い男””酷い男””狡い男”・・・みんな最後は可愛い男になっちゃうこのシリーズ。お気に入りは1位須藤、2位神津、3位佐伯・・・。</BR>

    ●あらすじ●</BR>
    留学先から帰国し、大手法律事務所へと戻った弁護士の神津俊介。そこは以前の上司が残したある事件の波紋から、神津にとって針のムシロだった。味方は事務所の若手ホープである国弘雄生だけ。天の邪鬼な性格のため素直になれないが、神津は自分を慕う国弘を心の支えとしていた。しかし、過去に上司と体の関係があったことを知った途端、国弘は態度を豹変させてきて・・・!?これは、仕組まれた愛の罠。手に入れるためには手段を選ばない−−シークレット・ラブロマンス!</BR>

    ●シリーズ刊●</BR>
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