アネットと秘密の指輪 お嬢様と花のワルツ (角川ビーンズ文庫 52-12)
- 角川グループパブリッシング (2009年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044507121
作品紹介・あらすじ
正式に伯爵家をついだ庶民出身のアネットは、レディを目指し、美形執事のリチャードとレッスンの毎日。そんな彼女もいよいよ社交界デビューを果たすことに!王宮での接見会を終え、得意の歌を王太子に気に入られ、翌日から沢山の夜会への招待状が届くようになる。しかし夜会の帰り、アネットは事件に(自ら)巻き込まれ-!?下町お嬢様とクールな執事が贈るビーンズ文庫版『マイ・フェア・レディ』第3弾登場。
感想・レビュー・書評
-
1714年の革命から20年たっているというから、1732年のジョージ1世の治世のイギリスなわけだ。下町の娘が伯爵となり、初めての王との接見式に臨む。王の横にいた王太子が弁護士ユージン・ルーサーの実家のローズウォール侯爵家の夜会にも現れ、アネットとワルツを踊る。この王太子が曲者っぽい。再び、ローズウォール家の正餐会に招かれたアネットは侯爵の戦争の話に、自分の意見をはっきりと述べる。この辺は、アネット、なかなかやるね。その後のユージンの妹の誘拐にも大活躍して、事件を解決に導く。どの場面でも、アネットの面目躍如の感じで、面白いなあ。執事のリチャードとの恋のさや当てが気になるところ。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
貧民からいきなり女伯爵となってしまったアネットは、舞踏会に参加することに。面白かったー。このシリーズにはなぜかきなくさい事件がラストにお待ちかねしているのだけれど、それよりもなんかこう、英国貴族の日常にアネットがついていけない、というところが楽しく読めた。アネットはもうリチャードにめろめろなのに、更に男性がよってきそうな気配です。だんだん面白くなってきている。
-
アネットと秘密の指輪 お嬢様と花のワルツ (角川ビーンズ文庫)
-
アネットが相変わらずお人好し。確かにあの状況ではアネットの行動が合理的だけど、無茶しすぎ。
“妖精さん”の正体はすぐにわかったけど、アネットの勘違いっぷりは面白かった。
皇太子にまで気に入られちゃうなんて。
今回はリチャードとユージンの出番が少なくて残念。 -
今回は、ユージンの実家の夜会に誘われます。
本当はリチャードと踊りたいアネット。
あくまで執事としてダンスを教えるリチャード。
2人のすれ違う想いはスルーで、今回も騒動に巻き込まれます。
ユージンの父は、現王室の信頼厚い公爵。3人の関係は複雑です。 -
アネット3巻目です。
表紙は、ヒーロー差し置いて、先に良い思いをしているユージン、笑。
王宮の接見会を無事に終えることができたアネット。
いよいよ社交界デビューを果たすことに!
得意の歌を王太子殿下に気に入られ、たくさんの招待状も届くことになる。
しかし、庭で見かけた妖精のような女の子を追いかけたアネットは自ら事件に巻き込まれることに…。
今巻も、社交界の話なのでユージンの配合量大めです。
リチャードは、屋敷でお留守番。
新キャラ、王子さまのルドルフ。
見事に王子様然としておられます。
そして、神出鬼没です。
女の子の新キャラ・シャーリーもでます♪
アネットが庭で見つけた妖精みたいにキレイな子です。
この子は、良くも悪くもお嬢さまな性格です。
アネットも飽きれる程に、笑。
アネットと良い友人になれそうな感が漂ってます。
シャーリー可愛いです♪
今回も、騒動に自ら巻き込んでったアネット。
…とういより知らず知らずのうちに?って感じ。
でも、ちゃんと連絡しておいたので、リチャードもそんなに怒りませんでした。
成長したね、アネット。
なんだか、伯爵家のこととか政治的なことが動き始めた感じでした。
リチャードの選択一つで変わっていきそうな…。
最後は良い雰囲気~♪かと思いきや、オチが可哀想なアネット。
でも、リチャードも一生懸命なアネットに情が移ってるでしょ~と思いつつ。
次巻に続きます。 -
ユージンのターン。
王太子殿下登場で美形増量ww
少しは執事とお嬢様の関係進展かと思ったらそうでもない。
同世代の女の子登場。
典型的な世間知らずなお嬢様と貧民育ちの世間知らずのお嬢様。
気の強い二人は読んでいても微笑ましい。
それにしても主人公のアニーが執事しか見ていないので、
ユージンが甘い言葉を言っても、全くスルー。
アニー、いい性格しているな。
読了 11/21 -
2009年8月26日
-
草津図書館 2009/4/18