フォーチュン・オブ・ウィッカ４ タロットは真実をうつす (角川ビーンズ文庫 55-17 フォーチュン・オブ・ウィッカ 4)

著者 : 月本ナシオ

• 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年7月30日発売)

作品紹介・あらすじ

超幸運体質のアイリは、大きな災厄があった因縁の地、ミッドパレスを訪れる。そこは、超不運体質の相棒、ハイヅカの故郷でもあった。呪いを解くためのキスを交わして以来、ハイヅカに感じる相棒以上の気持ちに戸惑うアイリは、仕事に集中しようと、タロットカードで守護物の安否を占う。だが、急襲を受け、ハイヅカと離ればなれに!一人になったハイヅカの大凶運は周囲を巻き込み、暴走寸前で…!?吉凶混号コンビ、大ピンチ。

感想・レビュー・書評

[psycheNさんの感想 · 2018年10月21日]

不幸体質のハイヅカに相棒として押しつけられた幸運体質のアイリ。なんとかいい関係になってきた二人だけれど、今度はハイヅカの故郷での任務。ハイヅカの弟と父親は、なぜか彼に冷たい態度で……。ラブコメもいい感じですが、このシリーズのいいところは、いいところで「すかす」ところだと思います。今後もハイヅカをどんどんすかしてほしい（笑）。

[うらこさんの感想 · 2011年11月19日]

前巻の襲撃で主任の出番はなし。

ハイヅカの実家のあるミッドパレスに調査に出かけた一行ですが、コゲツと因縁のあるハイヅカだけでなく、アイリの父と関係のあった、コーネル室長、手に六芒星が浮かび上がったダリウスも事件に関わっているようで、次回はドロップパレスということから、アダムも何か関係してくるのかもしれません。

前巻のキスでハイヅカを意識しまくりのアイリでしたけど、余裕のあるはずのハイヅカが理性と戦ってたり、ちょっとしたヤキモチ焼いてたりするのは、ニヤニヤしました。天然アイリにやられてますよ。

もうすぐ次巻も出るみたいだし、楽しみです。