オペラ・エテルニタ 世界は永遠を歌う (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044514013

作品紹介・あらすじ

役者は揃った-病を負った、剣士にして薬師の青年。完璧な美貌を持つ謎の詩人。青年を狙う暗殺集団の少女。舞台は整った-「世界の王」と呼ばれし者と、鳥の姿をした神によって、一度滅んだ後に復活した世界。不死を、生きる意味を、愛を求めて、彼らの長い旅が始まった。永遠よ、かくして第一の幕が上がる!全審査員が絶賛、第3回角川ビーンズ小説大賞優秀賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 刊行時以来の再読。
    THORES様が表紙&挿絵を担当されると言うので購入した作品。
    まぢで緻密さと美麗さは天下一品!
    これが15年前?…ひゃぁー(笑)

    なんか当時は絵目的で買ってたとこがあるから、あんまり中身がどうのって考えてなかった気がするのは否めないんだけど…。
    カナギのキャラってこんなに情緒不安定だったかなぁ。
    黙ってたらいい男(笑)
    剣士で薬師、ただ何故剣術に優れているかは描写なし。
    自分で魔物?毒?を呑んで身体を蝕ませておきながら、病弱と言われることを嫌うってどんだけだよ!

    ソラって大魔導師だったんだね。
    最初の印象って記憶喪失の美麗人って感じで見てた気がするんだけど、帝国から逃げ回ってる悪党ってポジションなんだな。
    だから、飄々としてて捉え処がないイメージってのはあながち間違いではない。

    一番分からないのがミリアンか。
    暗殺集団でカナギの命を狙っていながら、いつの間にか離脱してるし、魔法が使えてるし、それもなかなかな使い手だっていう。
    死にかけの人間の構成を練り上げ直して作り替えちゃったって、それで済む話なの?

    魔法に対する描写が曖昧な感じの要素で書かれてるから、ファンタジーさはあまり感じられないというか、どう絡めたいのかがわからな…い?
    冒険譚になりそうな感じもあるし、三者三様追われる身にあるってどうなるの、これ…。

  • 詰め込まれたエッセンスは女子の好きなもの、で惹かれるんだけど全体としてみるとありがちになってしまう。

  • 詩人は詩を詩う。それが続く限りオペラは永遠なるものとなり、剣士は剣を振う。

  • 図書館の本

    内容(「BOOK」データベースより)
    役者は揃った―病を負った、剣士にして薬師の青年。完璧な美貌を持つ謎の詩人。青年を狙う暗殺集団の少女。舞台は整った―「世界の王」と呼ばれし者と、鳥の姿をした神によって、一度滅んだ後に復活した世界。不死を、生きる意味を、愛を求めて、彼らの長い旅が始まった。永遠よ、かくして第一の幕が上がる!全審査員が絶賛、第3回角川ビーンズ小説大賞優秀賞受賞。

    うん、よく寝られたファンタジー。
    剣士にして薬師って言うのも面白いし、詩人の青年もわけわからん。
    一番納得はしたくはないけれど納得しちゃうのが暗殺集団の少女。
    700年前に何があり、世界がどうなっているのか?
    気にはなるけどもうここでいいかなぁ、って感じ。あ、でもおもしろいのよ、普通に。
    ただファンタジー読むにはちょっと世代的に中途半端でした。

  •  普通に面白かった。
     主人公の過去は想像以上に重かった……。つらかっただろうなーと思いながら読んでたら、もう一人の主人公に凄い秘密が! 的な……続刊が非常に気になる。

  • 第3回角川ビーンズ小説大賞〈優秀賞〉受賞作品。
    <魔物><呪われしもの><魔法><遺跡>というファンタジー定番のおきまりごとに、この作者ならではのとらえ方を+していて、世界観は面白いと思いました。
    前半は面白い!と思ったのだけど、後半になるとフツーの物語になってゆき、あんまり面白くなかったな。
    結局、世界とストーリーに深みがないのだと思います。
    とはいえ、病弱な主人公(そして剣士であり薬士である!)や、自分の力を制御できないヒロイン、美形の詩人というキャラ設定はいいと思います。主人公と詩人は黒と白でうまく対比されていて、私がいつか書きたい「光と闇」のモチーフ。

  • 『オペラ』シリーズ第一作
    最初は柴本さんの絵に惹かれて買ったのですが、
    作品が絵を活かし、絵が作品の質引き上げている理想の状態です

    主人公・カナギを簡潔に表すならば、「病弱な剣士」です
    「俺は病弱じゃない!」と蒼い顔をしての掛け合いはとても面白いです
    最初はカナギを中心に話が展開していきますが、
    巻を追うごとに、もう1人の主人公・バシュラールから
    二つの視点で作品が描き出されていきます
    どちらにも苦難があるし、どちらにも望みがある
    その生き様を見て欲しいです

    それプラス、ヒロインが可愛いです
    可愛いんですが、作中最強キャラは彼女なんじゃないかと思います
    立場的な意味でも、身体能力的な意味でも

    色んなところに見所があるので、読んでみてほしいです

  • 世界観がすごい好き。

  • 主人公が病気もち。
    二人の会話がテンポよくて面白いのと、暗殺者の少女というのが良かった。

  • 借本。
    この本の世界観とか好きなので、次巻も読むつもり。

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著者プロフィール

第3回角川ビーンズ小説大賞にて「即興オペラ・世界旅行者」で優秀賞受賞。受賞作を改題・改稿した「オペラ・エテルニタ」で、2005年9月にデビュー。

「2023年 『サトリの花嫁 ~旦那様と私の帝都謎解き診療録~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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