オペラ・ラビリント: 光と滅びの迷宮 (角川ビーンズ文庫 56-5)

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044514051

作品紹介・あらすじ

俺が望みたいことを望んでやる-薬師にして剣士のカナギと、魔導師のミリアンたちは、超絶美形詩人ソラを奪還するため、帝都へと向かう。だが彼らを待ち受けていたのは、過酷な運命だった!!詩人の正体を知ったカナギ。ソラ奪還作戦に加わった意外な人物とは!?帝都を舞台に、願いと裏切りが交錯する。迷宮よ、かくして第五の幕が上がる!栗原ちひろ×THORES柴本による、宿命のロード・ノベル。

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり、カナギとミリアンの恋愛は受け付けない。
    純粋同士?だから、余計にムズムズするんか…でも無理だわ、ごめん。

    バシュラールも一貫して危ない立場なのね。
    "ソラ"という存在が誰にとっても特別な意味を持ってることが分かる巻だな。
    それぞれの思惑に必要な…と言ったところか。
    何にしても、カナギサイドとバシュラールサイドが手を組む形になったのは意外かも。
    その中心にいるのは、やっぱり"ソラ"だけど、カレの小言が少なくて寂しいね。
    それに、カナギ達といた時より、心が無くなってるのが気になる。

    カナギの服装が詰め襟&手袋の理由が分かって、胸がキュッとなった…そういうことか…悲しい現実。
    いつもだけど、本当にギリギリの状態でいたのね。

    ミリアンのお姉さん、総教主様だったか!
    "ひと"としてではなく、利用される存在として生まれ出でたって、どういう経緯だったのかな?
    まだ自我を保ててる?
    でも、"表と裏"の人格が存在してるのね。

    この話の中で皇帝の存在って薄いから、突然前面に出てきたのも???って感じ。
    ちょっとヤバイ人認定してるんだけど、これからどうするのかな?
    デクストラ(総教主)と異母妹でありながら、"神"になりたい人…危ない!

    序盤に登場して音沙汰無かったバシュラールとシュナル…シュナルにも後ろ暗い部分がある人だったんだ。
    敵対するってことになるのかな…救われてほしい。

    なんか伏線を張った巻だった。
    これをどう繋げてくるのか…。

  • 借本。
    なかなか興味をそそられる展開となってきた5巻。
    主人公そっちのけで、バシュラールが気になってならない。
    久しぶりに、次巻が楽しみ。

  • やばい…なんか泣きそうだ……。ハッピーエンドで終わるのか心配。そしてカナギが生き延びてくれるのか心配……。

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著者プロフィール

第3回角川ビーンズ小説大賞にて「即興オペラ・世界旅行者」で優秀賞受賞。受賞作を改題・改稿した「オペラ・エテルニタ」で、2005年9月にデビュー。

「2023年 『サトリの花嫁 ~旦那様と私の帝都謎解き診療録~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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