オペラ・グローリア: 讃えよ神なき栄光を (角川ビーンズ文庫 56-6)
- 角川書店 (2007年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044514068
作品紹介・あらすじ
ようこそ。ここが神の都です-薬師にして凄腕の剣士カナギに、「何をしてでも生き残れ」と告げられた美貌の詩人ソラ。彼との約束を守るため、暴政へと導くソラの言葉に、皇帝はついに東方遠征を決意する!皇帝の野望に立ち向かう、カナギや魔導師の少女ミリアンたちがたどり着いた場所とは…!?栄光よ、かくして第六の幕が上がる!栗原ちひろ×THORES柴本による、クライマックス直前巻。
感想・レビュー・書評
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どう感想を書いたらいいのか悩む。
購入当時は何を感じて読んだのだろうか?
カナギとミリアンのことは一旦蚊帳の外に置いておく…書いてもらちがあかない。
手を組んだにも関わらず、全く動きの見えなかったバシュラールがようやく登場。
逃走してから何やってたんだよ?
出てきたはいいけど、反乱軍(?)を指揮してるのに、一定数を率いてる風が感じられない。
バックグラウンドが見えないんだよな。
ここも両想いに至る決め手が薄過ぎて、以前に描いてた気持ちがどっか行っちゃいそう(苦笑)
終盤に大事なことがドドッと明かされたけど、東方が特別視されていたのは【古代遺跡(都市)】があったからなの?
それから、"世界の王"が独りになったのは、魔物と戦ったから?
その"魔物"を練り直して"人間"を生み出したと言ってたけど、魔法を使って行ったとしても納得できない事象なんだよな…抽象的過ぎて、何をもって"ソレ"とするのかが理解できないというか…。
"ソラ"の存在もどうやって見つけたんだ?
人としての肉体と言葉を与えて己の孤独を埋め、現在の世界を創り出したんだよね?
死にたかったのに、自分と同じような"ヒト"が世に広まり、また思うようにならない世界なら創り直せばいいって、そんな考え到底認められるものでもないし、"ヒト"として繁栄するモノをどうこうできてしまう魔法なんかいらない。
結局"ソラ"の存在は何なんだろう…?
「神でもなく、詩人でもなく、ヒトにもなりきれない、憐れな…」なんて、某映画のセリフかよ!←詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
オペラシリーズ。
むずかゆいところで終わってしまっているので、続きが気になる。 -
借本。
バシュラールとシュナルの関係が気になる。
ここにきてやっと、このシリーズにハマッた気がする。 -
うわぁぁぁー。早くシュナルを迎えに行ってくれぇぇっ。そんで、二人がうまくまとまって終わってくれぇぇ…。もうベタでも良いから、幸せになってほしい…。
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08/02/10
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おもしぃかったっす!!!!!!<br>
展開ワケ分かんなかったけど、面白かった。
なんかシリーズの中で一番よいですぞ。
バシュラールとシュナルの関係とか、詩人と皇帝の壊れっぷりとか、愉快です。<br>
ただ、うち的にカナギとミリアンの間にあるのは家族愛だと思っておるのですが、グローリアを読む限りではもしかして違うのか??
それはちょっと違う気がするんだがな。<br>
なんつーかバシュラールがとにかくいい味出してるんですよね。
帝都への潜入のとことか、ラングレーとのやりとりもそうだし。
なんつっても、シュナルとのやりとりがたまんねえ。
愛してるからこそ全力で戦うってアンタ!!(その割にはシュナルほど割り切れてなくて、シュナルの命が助かるようにあがいてる所が好)<br>
次巻で最終巻だそうですが、無事にみんな幸せになれるといいんですが。<br>
つか、リュリュとデクストラはそのままEDまで出て来なくてもいい。愛の逃避行、続けてればいいよ。