オペラ・メモーリア: 祝祭の思い出 (角川ビーンズ文庫 56-7)

著者 :
  • 角川書店
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044514075

作品紹介・あらすじ

薬師にして凄腕の剣士カナギを先頭に、美貌の詩人ソラと、魔導師の少女ミリアンの旅は続く-。ソラとバシュラールの因縁の過去を描いた三部作「オペラ・メモーリア」、カナギの意外な「弱点」を描いた「オペラ・スピラーレ」、「普通の人」を目指すカナギと詩人の壮絶な舌戦が炸裂する「オペラ・スィーミレ」他、書き下ろし三作を含む豪華七作品収録!「オペラ」の世界がさらに深まる、ファン必携スペシャル短編集登場。

感想・レビュー・書評

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  • 本編が重たい感じだから、短編で少しでも軽くしたかったのかもしれないけど、カナギがあまりにも喋り過ぎてて好かない。
    当初の設定がそれらしくあったようだけど、最初からこのくらいで進めていてくれてたら、また別の意味で良かったかもしれない…ギャップ作りすぎかな。
    カナギの死にかけ(←言い方)具合が好きだから、あまり元気でいられると違うかなって思う(苦笑)

    バシュラールと詩人の話は、本編にいれて欲しかった。
    この関係になった二人の話がないと分かりづらいなぁとは感じてて、省かなくても良かったと思うし、間延びするほどの話でもないし。
    ストーリー上、省かなくちゃいけないところだったのかな?
    カナギ達よりも身近な存在として関わっていたんだし、間違えると主人公よりも前に出過ぎると判断したのか?

    これはこれとして楽しむべきなんだろう。

  • 借本。
    最終巻の前に、なぜか短編集。なして?
    「前巻の続き!」と思ってたのでがっかり。
    バシュラールの話はなかなかよかったです。
    こういった本の出し方をするには著者の意図があるんだろうけど、
    個人的に、この本は最終巻を読んだ後に読みたかったところ。
    知ってたら、次巻の後に借りてた…

  • 短編集。三人でただ、旅をしていた頃が懐かしい。やっぱりおもしろおかしく旅していたころが楽しいですね。バランスのいい仲間だったのだと思う。
    バシュラールの過去編三部作もおもしろかった。どうしてバシュラールがあそこまで詩人に最初執着していたのかがわかります。あんな不気味な事件あったらしょうがない。他にもリュリュの話もあり楽しめる一冊です。

  • 若き日のラングレーがっ。あんた、どこの王子様ですかっつーくらい美人。でもかわいそうなコ…(笑)三人組のほのぼのがたくさん読めて和んだ。もう本編では読めないのかもなぁ…。

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著者プロフィール

第3回角川ビーンズ小説大賞にて「即興オペラ・世界旅行者」で優秀賞受賞。受賞作を改題・改稿した「オペラ・エテルニタ」で、2005年9月にデビュー。

「2023年 『サトリの花嫁 ~旦那様と私の帝都謎解き診療録~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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