レッド・アドミラル 羅針盤は運命を示す (角川ビーンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
4.04
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本棚登録 : 160
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044514143

作品紹介・あらすじ

「私が軍服を着ているのは、戦うためだ」伝説のオルディアス艦長に憧れ海軍を目指すロディアは、男より強く女にもてるクールな麗人。海軍学校も首席で卒業にもかかわらず、転属願いを却下され続けていた。しかし金銀妖眼を持つレーン号の艦長・ランセに強さを見込まれ、憧れの海軍に配属される。実力主義で曲者揃いのレーン号は、マディス王国の切り札で-!?紺碧の海に気高く赤い薔薇が咲き乱れる、海軍出世物語。

感想・レビュー・書評

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  • 海軍出世物語ですね
    設定はもちろんファンタジーな感じですが、
    軍事物と出世物が好きな私にとっては素敵な組み合わせでした
    主人公がかっこよすぎるぜ!


  • 予想以上にファンタジーかつ殴り合う海軍出世物語で楽しかったです!

    ヒロイン…ヒロインというべきなのか?主人公のロディアが強いので読んでてストレスフリーなのが良い。伝説の艦長に憧れて海軍を目指すロディアが、しっかりいろいろ勉強や努力をした上で必死に目指している姿がとても良かったです!実力もついているものの、なかなか海軍へ配属されず、それでも今の職務を真面目に務めているところが推せますね!

    ひょんなことから艦長のランセと出会い、憧れの海軍へと配属されますがロディアの立ち振る舞いがこれまたかっこいい…!どのシーンも冷静でかっこよくて、周りの空気も読めてのとんでも人たらしなので読んでいて毎回「この子カッコ良いがすぎるな…」と思ったことか。

    艦長のランセも個人的にとても好きなタイプのキャラクターで最高です。影のある、というか何かしらの一面を抱えてるヒーローは最高だ。

    「楽しい」から「ちょっとまて様子がおかしいぞ」、「そんなのってないよ!!(つらいの大好き)」、 「きたこれ戦いや」からの「これで終わると思うなよまだ話は続くぜ!」になってからの最後に至るまでのラスト13ページが最高に好みなので今からでもぜひ読んでほしい作品。

  • 1巻だから仕方ないのかもしれないが
    よくある女性主人公の職場ものテンプレからはずれていないつくり
    例えばこの前読んだMW文庫の『特急便ガール』とまったく区別つかない
    作者が同じですといわれて信じる

  • 海軍への異動を希望し続けているのに、叶えられない近衛のロディア。女にはモテモテだが特にそういう趣味ではないロディアはなかなかりりしくてかっこよいです。もう少し、デビュー作ぐらいにぶっこわれた会話をやってほしいなあとは思うけど、これはこれで面白くて、他のことしなくてはいけないのに読んでしまった。神が存在する世界で、神が代償をきっちり求めるのがよいですなあ。続きが楽しみです。

  • 女だてらに軍に入った主人公が、不思議な力を持つ海軍の皆と、自分の未来を切り開いていく物語。
    全体的に皆でワイワイ騒いでいるので、爽やかではあるけれど恋愛色は非常に少ない。

  • 内容は面白い!けど、最初にイメージしてた話とは大分違う!!あとがきを読んでから買ったほうがいい。軍の策略とか、オス○ル様的な雰囲気とか、そういうのは皆無。少女向けライトノベル、海軍風ファンタジー、おちゃらけ軍人ども。俺様。そういう話が好きな人向け。

  • いや…もうすごいです、としか言いようがないです。
    婚約破棄された原因として決闘をさせられる所から
    まず何か違う…と。
    というより、破棄された男性ですが、当然のような気がするんですけど。
    むしろ、最後にこの人が出張ってきたのにびっくりです。
    思わず最初のページにまで戻って
    名前確認してしまいました。

    いきなり(?)連れて行かれた船の上官達も
    やたらに方向性の違う個性豊かな方々で~と
    言えば、ちょっとまともに聞こえるかと。
    これを束ねているはずの艦長はあれですし
    医師は恐ろしいですし、馬鹿正直な人はいるし…。
    この艦、確実に飽きがこないと思われます。

    ひとまず普通に終わったわけですが
    この先、この人達どうするんでしょう?
    突っ込みすぎて、疲れて終わりそうな気もしますが…w

    とりあえず、ドレスで海はだめだと思います。
    恐ろしいほど重くてうっとうしいです。
    もうそこにああいう突っ込みを返してる時点で
    現場(?)に染まってますしw

  • まず主人公が、人によっては大幅に好き嫌いの分かれるキャラクターだと思います。
    それこそ「王子様」のような容姿に言動で、その上に頭も切れるらしいので理解力も高く、物語はさくさく進んでいきます。

    男所帯の中で平然としていながら、女だからって馬鹿にするのはおかしい・自分は男と同等もしくはそれ以上の働きをしているつもりだと、世の男の不甲斐なさを時おり冗句にも使う主人公。

    これはこれ、としてみればキャラクターも個性が強く、キャラクターの個性をあらわすさりげない描写もそこかしこに散らばっていたので場面を想像すると楽しい部分もありました。何より、絵がきれいです。

  • 2010/05/01:ロディアは最初頭固そうだと思っていたけれど、意外と柔軟だし素敵な女性に成長しそう。ぜひ続編希望。

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著者プロフィール

第3回角川ビーンズ小説大賞にて「即興オペラ・世界旅行者」で優秀賞受賞。受賞作を改題・改稿した「オペラ・エテルニタ」で、2005年9月にデビュー。

「2023年 『サトリの花嫁 ~旦那様と私の帝都謎解き診療録~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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