純情な恋人 (ルビー文庫)

著者 :
制作 : 紺野 けい子 
  • 角川書店
3.04
  • (3)
  • (11)
  • (27)
  • (7)
  • (4)
本棚登録 : 92
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044520021

作品紹介・あらすじ

「恋愛なんて面倒」だから適当に遊んで、決して本気にはならない事を信条としている大学生の春樹。ところがある日、恋人に別れを切り出した途端に監禁まがいの事をされ、ようやく逃げ出してきたところを、二匹の犬を連れた男・上総に家へと誘われる。「俺を思い出さないのか?」と聞いてくる上総に覚えがない春樹。しかし、一宿一飯の恩に対し体を差し出す提案をした春樹を、上総はなぜか怒りに任せて襲ってきて…!?二度目の出会いは運命-不器用で一途なエリート×淫らで奔放な大学生のイマドキ純情ラブ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 会社員×大学生。享楽的な生活を送ってきた受けが初めて恋愛する話。攻めが酔った勢いの受けとの約束を4年間待ち続けている設定や受けが恋愛感情を自覚するシーンが少々説明が足りない気がする。すれ違いやトラブルもあるがラストはラブラブのハッピーエンド。野蛮な恋人の脇キャラ(兄)が主人公。自業自得とはいえ自虐的な受けが少々気の毒ではある。

  • 「恋愛なんて面倒」
     で、適当に遊んでいる大学生の春樹。
     彼は過去の苦い経験から、本気で恋をしないことを信条としていた。
     男でも女でもとっかえひっかえ。決して自分に対して本気にならない人間を選んで付き合っていたつもりだったのだが。
     あろうことか、付き合っていた男に監禁され、慌てて逃げ出す。
     けれど、実家に帰りたくない春樹には他に行く場所もなく、おまけに雨まで降り出して、仕方なく公園で雨宿りしていたところを、二匹の犬を連れた男・上総に家に誘われる。
     どうやら自分のことを相手は知っているようで、「春樹」といきなり名前を呼ばれ、春樹は驚くも、いつものようについていくことにする。
     そして、見返りなしの親切を信じない春樹は、いつものように体で返そうと上総に誘いかけるが。
    「俺を思い出さないのか?」
     と言ったまま、上総は怒りに任せて春樹に襲い掛かってきて……

     という話でした。

     実は、春樹と上総は過去に出会っていて、その時に交わした約束を春樹が思い出さないことに、上総は怒りを覚えて……ということなんですが。
     上総がめちゃくちゃ、不器用で純情で……こういう言い方をしていいのかわからないけれど、かわいかったです。

     二度目にあったら恋人になろうという約束忘れられてたことに怒ったり。
     上総の兄と自分が知らない間に会ってたことに怒ったり。
     そのくせ、自分の気持ちを伝えなかったり。
     実は、初めてあった店を何度も春樹に会うためだけに通っていたり。

     なんかもうかわいくてしょうがない。
     上総くらいの立場があれば、春樹を探し出すのだって、本当は造作もないことだろうけど。
    「二度目は運命」
     という言葉だけを頼りに、自然に会えるのを待ってるところとか。
     しかも四年近くもそれで待ち続けてるんだから、それもすごいなー……と思ってしまう。

     そのくせ、再会した時の状況が状況なので、春樹に対してぶっきらぼうになっていて、乱暴な扱いしかしてあげられないところか、ものすごいかわいい。
     なんか、つけるなら、一途なのに傲慢攻め? とかいう変なジャンルになりそうですよね!
     とにもかくにも、上総のギャップに萌えました。

  • 「野蛮な恋人」スピンオフ
    春樹が語学が堪能だったり、上総兄の安曇が春樹に気がありそうだったり、いろいろ思わせぶりなこと書いてあるから、もっと何か起こるかと思ったけれど、さらっと終わってしまった感。
    前作では、どうしょうもない奴だった春樹だけど、こんな子だったのねぇ。まだ続きなんて考えられてなかっただけかも…だけど、前作でも「ちょっとはいいとこもあるんだよ~」みたいなところも書いててほしかったなぁ。

  • 2007年12月16日

全6件中 1 - 6件を表示

純情な恋人 (ルビー文庫)のその他の作品

成宮ゆりの作品

ツイートする