純情な恋人 (角川ルビー文庫)

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  • 角川書店 (2006年10月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (242ページ) / ISBN・EAN: 9784044520021

作品紹介・あらすじ

別れた恋人に監禁まがいの事をされ、ようやく逃げ出してきた所を、高そうな犬を連れた男・上総に家へと誘われる。「俺を思い出さないのか?」と聞いてくる上総に全く覚えがない春樹ですが…!?イマドキ純情ラブ登場

みんなの感想まとめ

恋愛に対して消極的な大学生が、過去のトラウマから逃げ出し、新たな出会いを通じて成長していく物語が描かれています。春樹は、恋人との別れをきっかけに監禁まがいの経験を経て、運命的な出会いを果たすことで、心...

感想・レビュー・書評

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  • 会社員×大学生。享楽的な生活を送ってきた受けが初めて恋愛する話。攻めが酔った勢いの受けとの約束を4年間待ち続けている設定や受けが恋愛感情を自覚するシーンが少々説明が足りない気がする。すれ違いやトラブルもあるがラストはラブラブのハッピーエンド。野蛮な恋人の脇キャラ(兄)が主人公。自業自得とはいえ自虐的な受けが少々気の毒ではある。

  • 「恋愛なんて面倒」
     で、適当に遊んでいる大学生の春樹。
     彼は過去の苦い経験から、本気で恋をしないことを信条としていた。
     男でも女でもとっかえひっかえ。決して自分に対して本気にならない人間を選んで付き合っていたつもりだったのだが。
     あろうことか、付き合っていた男に監禁され、慌てて逃げ出す。
     けれど、実家に帰りたくない春樹には他に行く場所もなく、おまけに雨まで降り出して、仕方なく公園で雨宿りしていたところを、二匹の犬を連れた男・上総に家に誘われる。
     どうやら自分のことを相手は知っているようで、「春樹」といきなり名前を呼ばれ、春樹は驚くも、いつものようについていくことにする。
     そして、見返りなしの親切を信じない春樹は、いつものように体で返そうと上総に誘いかけるが。
    「俺を思い出さないのか?」
     と言ったまま、上総は怒りに任せて春樹に襲い掛かってきて……

     という話でした。

     実は、春樹と上総は過去に出会っていて、その時に交わした約束を春樹が思い出さないことに、上総は怒りを覚えて……ということなんですが。
     上総がめちゃくちゃ、不器用で純情で……こういう言い方をしていいのかわからないけれど、かわいかったです。

     二度目にあったら恋人になろうという約束忘れられてたことに怒ったり。
     上総の兄と自分が知らない間に会ってたことに怒ったり。
     そのくせ、自分の気持ちを伝えなかったり。
     実は、初めてあった店を何度も春樹に会うためだけに通っていたり。

     なんかもうかわいくてしょうがない。
     上総くらいの立場があれば、春樹を探し出すのだって、本当は造作もないことだろうけど。
    「二度目は運命」
     という言葉だけを頼りに、自然に会えるのを待ってるところとか。
     しかも四年近くもそれで待ち続けてるんだから、それもすごいなー……と思ってしまう。

     そのくせ、再会した時の状況が状況なので、春樹に対してぶっきらぼうになっていて、乱暴な扱いしかしてあげられないところか、ものすごいかわいい。
     なんか、つけるなら、一途なのに傲慢攻め? とかいう変なジャンルになりそうですよね!
     とにもかくにも、上総のギャップに萌えました。

  • 「野蛮な恋人」スピンオフ
    春樹が語学が堪能だったり、上総兄の安曇が春樹に気がありそうだったり、いろいろ思わせぶりなこと書いてあるから、もっと何か起こるかと思ったけれど、さらっと終わってしまった感。
    前作では、どうしょうもない奴だった春樹だけど、こんな子だったのねぇ。まだ続きなんて考えられてなかっただけかも…だけど、前作でも「ちょっとはいいとこもあるんだよ~」みたいなところも書いててほしかったなぁ。

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