手に入れたいのはオマエだけ (角川ルビー文庫 110-5)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
3.44
  • (5)
  • (20)
  • (28)
  • (3)
  • (1)
本棚登録 : 131
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (235ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044520052

作品紹介・あらすじ

俳優の充は、超人気歌手で同級生の京一と映画で競演することに。強烈な存在感のため、敵の多い京一に、なぜか目の敵にされていた充だったが、それが好意の裏返しだと知り、徐々に好感を抱いていく。そんなある日、京一から不意打ちでキスされてしまった充は、必死にせがむその態度に「1回だけなら」と京一を抱いてしまうが…!?「ずいぶん淫らなカラダだな…本当に童貞かよ」実力派俳優×抱かれたい男No.1歌手が贈る、スキャンダラス・青春ラブ。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最初は感じの悪かった京一がどんどん可愛く見えてくる。なんとか追い付こうと仕事に一生懸命な感じとか、素直になりきれない感じとか...。全くタイプの違う充と京一だけど、演技という仕事に真摯に取り組むのは同じ。必死になっている2人をみるのは楽しかった。

  • 再読。子役からのキャリアで実力派俳優・充×人気バンドのボーカル・京一。京一が何かと充に突っかかってきたのは好意の裏返しでっていうところや、なにこの可愛い生き物っていうギャップがたまりません。冷静沈着で大人の落ち着きがある充もやられてしまうのも当たり前ですよ… お仕事部分も楽しくてこの作品も好きです。

  •  子役の時から俳優を続けている充は、超人気歌手でクラスメイトな京一と映画で共演することになった。
     京一とは、二年間クラスが一緒だったけれども、なぜか目の敵にされていて、落とした携帯を“偶然”蹴られたり、など地味な嫌がらせをされていた。
     何もした覚えがないのに、いったいなぜ……? と少々わずらわしく感じていた充だったが、相手にしないように心がけていた。
     ところが、「演じる」ことなんてやったことがない京一なのに、いきなり主演という大役を任せられて、撮影が順調に進むわけもなく、以前一度、組んだことのある監督から、指導を任されてしまう。
     その時はバカバカしいと思っていた充だったが、実は人知れず京一が努力していたことを知り、ついつい手を貸してしまう。
     そのおかげか、少しずつ京一との距離は縮まってくるものの、今度は初めの頃の京一の態度が、実は好意の裏返しだと知り、充は戸惑う。
     そのくせ、京一から不意打ちでキスをされ、必死にせがむその態度に「一回だけなら……」とついつい京一を抱いてしまう。

     自分がどうしてそんならしくないことをしてしまったのかさっぱりわからない充だったが……

     という感じの話でした。
     その後、充が自分が京一の周りの人間に嫉妬していることに気がついて最後はハッピーエンド!

     この話はものすごく、受けである京一の、ロックバンドのボーカルとしての色気のあるエロさと態度のでかさと意地っ張りさ加減と、実はずっと充に近づこうと必死だったり、自分のことに気づいてほしいのに無視されることにすねての嫌がらせだったり、一途に充を思っていて誰とも付き合ったことがなかったり、という純情さのギャップがすごくかわいい話でした。
     なんかもう、すべてがわかってしまえば、京一が子供以外の何者にも見えなくて、ものすごくかわいい。
     そのクセ、衒いがないから、変なせりふを呟くよりも、そういうシーンはえっちくて、素敵でした!

     意地っ張りで本当は素直になりたいけどなれないの系の受けが好きな方にはぜひ、オススメです。

  • 攻めは子供の時から芸能界にいるせいか高校生なのに大人過ぎです。30歳くらいかって!好きですけど。

  • 京一は見事にツンデレですね(笑)最初はツンばっかり目立ったけど、段々デレ全開ww子供の頃から健気に充を想ってたという辺りがまた可愛い。二人が出演した映画「狂王の夏」がどんな作品なのか見てみたい!すごく気になりました。京一がこれから役者としてもどういう風に成長していくのか知りたいし、そして再び二人が共演して…っていうお話も読んでみたいなと思いました。攻め視点なので、京一がどう思って充に接していたのか…というのも読んでみたかったかも。

  • いろいろと私の好きな要素が詰まったお話だった…

  • 芸能もの。とにかく受けが子犬みたいで幼くてかわいい!!感情の発露がまっすぐで愛しいことこの上ない。しかもえろい。かわいいなぁ。
    攻めくん、たまに「そんな高校生やだwwwww」みたいな言動を取るので笑ってしまった……これがスーパー攻め様かしら……いやでもそれ以外は大人びた高校生でした。
    成宮さんは好きだ、って自覚する瞬間がすっと入ってくるのでそのあたりが好き!

  • タイトル:手に入れたいのはオマエだけ
    著者名:成宮ゆり
    イラスト:桜城やや

    ■Story■
    俳優の充は、超人気歌手で同級生の京一と映画で競演することに。
    強烈な存在感のため、敵が多い京一に、なぜか目の敵にされていた充だったが、
    それが好意の裏返しだと知り、徐々に好感を抱いていく。
    そんなある日、京一から不意打ちでキスされてしまった充は、
    必死にせがむその態度に「1回だけなら」と京一を抱いてしまうが…!?
    「ずいぶん淫らなカラダだな…本当に童貞かよ」
    実力派俳優×抱かれたい男No1歌手が贈る、スキャンダラス・青春ラブ!

    ■感想■
    芸能界にいながらにして…なんだあのピュアっ子(爆)
    あまりにも純情すぎて、よく生きてこれたなって思った。
    ふっ…汚れた大人な世界を垣間見てしまっては、奇跡の産物だ。
    充のため、充に見捨てられたくないと言う一心で
    睡眠時間を削ってでも役をものにしようとしている姿は、健気で泣けてくる。
    これで京一に心がなびかなかったら、
    充の冷徹な脳天に鉄拳をお見舞いするところだった!!
    歌手業だけでなく俳優業でも売れて忙しいだろうけど、
    きっとどんなに短い時間でも逢瀬の時間をつくってるんだろうなぁ。
    羨ましい!!

  • 面白かったです。
    ご都合主義と云わば云え。いいカンジにまとまって読みやすかったです。

  • よいと思う!!

全11件中 1 - 10件を表示

成宮ゆりの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
中村明日美子
中村 明日美子
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×