アナウンサーは愛を告げる (角川ルビー文庫 111-9)

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  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044521097

作品紹介・あらすじ

友人の結婚式で今をときめく人気アナウンサー・有賀慶一郎と再会した池上。有賀は高校卒業後、突然アメリカに留学して音信不通となっていた池上にとっては忘れられない男だった。しかし、飲み過ぎた翌日、目を覚ますと、有賀と一晩を共に過ごしたことに驚く。抱かれてしまった自分に青ざめる池上だが、有賀は真摯な熱い視線と甘い淫らな声で「もう、絶対に逃がさない」と囁いたかと思うと、隣に引っ越しまでしてきて…!?運命の再会ラブ・ロマンス。

感想・レビュー・書評

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  •  友人の結婚式で、高校の同級生・有賀慶一郎と再開した池上。
     有賀は高校卒業後、突然アメリカに留学してしまい、音信不通となってしまった相手だった。
     その有賀は、現在、今をときめく人気アナウンサーになっていた。
     久々の再会を喜ぶ池上だったが、どうやら有賀は池上が結婚しているという誤解をしていたことがわかる。
     誤解が解けると、有賀は「わざわざお前を避ける必要はなかった」と意味のわからないことをつぶやく。
     池上は、その言葉を聞き逃してしまうが、その帰り道、二人だけで飲みに言行った先で、有賀に「お前を口説きたいと思っている」と告げられ、長年の想いを告白される。
     そのことに嫌悪感を感じなかった池上は、そのまま有賀と一晩をともにしてしまう。
     翌朝目覚め、抱かれてしまった自分に青ざめる池上だったが、有賀は真摯な熱い視線と甘い淫らな声で「もう、絶対に逃がさない」と囁く。
     焦った池上は、そのまま有賀の前から逃げ出してしまい、しばらく携帯にも出なかったが、今度は有賀が店まで訪ねてきて、ついには隣にまで引っ越してきてしまう。

     というような話でした。
     有賀は高校生の時の池上の、何気ない一言に救われていて、その時からずっと池上のことを思い続けている。
     一方の池上は、再会した有賀に熱心に口説かれると同時に、自分の仕事の愚痴を親身に聞いてくれた上、思いがけなく自分を見ていてくれたことに気がついて自然に惹かれていく、という感じで、とてもゆったりした自然な話でした。

     この作者さんの話を以前、2冊ほど読んだことがあって、その時は、もしかしたらこの作者さんの文体とか苦手かもしれない……と思ったんですが、その本よりもだいぶ後に出たこの本は、その気になるところがなくなっていて、面白く読むことができました。

     お互いの外見や中身だけじゃなくて、人間としての姿勢や、仕事に対する姿勢を聞くうちに強く惹かれていく感じがとてもよかったです。

  • 構成がチープだなあと感じた。あと受け目線で話が進むんだが、地の分で、攻めが何かする度に攻めの容姿を称賛する形容詞と共に行動説明されることが頻繁にあって、ちょっと胸焼けした、かな。

  • 読み直しに耐える本ですな。いい本は、もっと続きが読みたいよ。というか、終わりが足りないというか。そういえば、終わりのタバコエピソードは唐突でないほうが好きなんだが、作者がタバコを吸うのかな。

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