身代わり伯爵の告白 (角川ビーンズ文庫 64-10)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044524104

作品紹介・あらすじ

双子の兄・フレッドが行方不明になり、ミレーユはフレッドの『身代わり』として、『ミレーユ姫』のフリをする事に!!はじめは奇天烈なお姫様を演じていたが、大公の卑劣な行為にブチ切れ、ついに地を出し、大公の下に殴り込みをかける。だが待ちかまえていた大公に結婚契約を持ちかけられてしまい!?かくして身代わり伯爵の婚姻を賭けた駆け引きが始まる!!第五師団にミレーユの正体もばれて-!?急展開の第九弾。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ10冊目、シアラン編。

    ロジオンと第5師団のやり取り…面白すぎる。ずーっと読んでたいなぁ。
    あとミレーユに対するリヒャルトと第5師団の認識の違い…笑った。
    次巻でシアラン編終わりらしいけど、物語がぐっと動いた1冊でした。
    早く続き読みたい!

  • シアラン編も次が最終巻。ミレーユはどんどんどつぼにはまっていくけれど、意外とそんなに危険な目に遭わないんだなー。ふつうそーゆーめにあってるぞ、そら。でも、ミレーユはこうなっても、「ふつう」の目線を忘れないと思うんだよねー。だからそれだけではなんの意味もないと思う。それプラス、操り人形にする、ぐらいでちょうどいいかと(なにがだ)。あとはリヒャルトががんばるだけです。ミレーユの告白はよかったよかった。ラストのとりみだす彼らが笑えた。

  • 大変!!!
    フレッドは無敵だなあ
    話が込み入ってきた
    正体ばれたのはとてもきもちがよかった
    スカーッとする
    しかし追ったり追われたり忙しい二人だこと

  • ミレーユって結構頭が回る子なんだなぁ…。
    どこぞのウォルター伯じゃないですけれど、ただの猪突猛進がとりえの下町娘ではないのですね。

    ミレーユの印象が、ここまで来てやっと変わったのは、彼女が自分の恋心を自覚し始めたからなのではないかと思います。
    恋をすると女性は美しくなるといいますが、ミレーユの場合はもともと持っていた強かさに恋心が加わったことによって、さらに彼女の一途さに磨きがかかったような気がします。

    その真っ直ぐで後先を顧みない所に、リヒャルトは惹かれたのかもしれないですね。
    8年間、壮絶な過去を抱えていた彼にとって、ミレーユの存在はそういった過去さえも一瞬は忘れてしまうほどに鮮烈なものだったと思います。



    次巻で遂にシアラン編も完結ということで、益々目が離せません。

  • 前作の失恋から事態がすごく混乱してきてワクワク!ミレーヌもうひと踏ん張りだっ。攻め気なリヒャルトがイイネ☆

  • 真実が明かされた部分の臨場感、サイコー!
    一生懸命さとバカらしさがいいエンタテインに。

  • シリーズ第9巻

  • いなくなった『自分』の代わりをする事になった自分。
    ここだけ聞くと、ものすごく妙な感じですが
    この『自分像』を貫くのは、かなり大変かと。

    まだまだ勘違いをしている所に投げ込まれた真実。
    阿鼻叫喚具合がものすごく面白かったです。
    ここまでばれていないのは…いっそ才能?w
    とりあえず、団長の女の見る目のなさだけは
    確実に浮き彫りになったかと。

    戻ってきた兄。
    1人になった妹。
    どのタイミングで間に合うのか。
    むしろどんな殴り込みをするのか…。
    次回、ヒロインはヒロインらしくして…る、かも??

  • シアラン編、五冊目

  • いよいよシアラン編、佳境!!

  • 怒涛の展開! そして、全くミレーユのことに気付かなかった面々にも笑わせて頂きましたが(女を見る目がなさすぎる!)、何よりもリヒャルトのテンパりっぷりが……!! 悶える!(笑) フレッドも素敵。でも……暗示に関しては、ちょっとツッコミどころが満載に思えたんですけど……私が読み飛ばしただけ?

  • ミレーユ!どうなっちゃうのー⁈頑張れ!ハラハラできて楽しい。

  • 双子の兄フレッドが行方不明になり、アンジェリカとユーシスと相談した結果ミレーユがフレッドの身代わりとして「ミレーユ姫」のフリをすることに。奇天烈なお姫様を演じるものの、ついに我慢できず地が出たミレーユは、大公に殴りこみをかけるが逆に結婚契約を持ちかけられてしまう。リヒャルトのために婚約のしるしとして宝剣の鍵を手に入れたミレーユだが、大公にエセルバート=リヒャルトへの想いを見破られ、記憶を消されてしまう。第五師団にも正体がバレ、結婚式の話を聞いたリヒャルトはミレーユを取り戻すため、一心に公都へと向かう。二人の関係はいったいどうなってしまうのか?!

    ノンストップのストーリーにくらくらしました(笑)フレッド誘拐でかなりびびりましたが、さすがは彼。元気に復活してとりあえずは安心。いったい何してきたんだろう・・・ミレーユをとられてますます復讐劇が華麗になりそうな予感。ラティシア姫の勘違いも晴れて、あとはくっつくだけなのにまさかの記憶消失?!戻る手立てはあるにしても、簡単には無理だよね。リヒャルトどうにかして~~~と叫びたくなるくらいラストがショックでした。周りの思惑に振り回され続ける二人がかわいそうすぎる(涙)大公の本音もよくわからないし、続きが気になりすぎます。

  •  とばっちり第五師団には申し訳ないが笑った。

  • 恋心を自覚したミレーユがリヒャルトのために、敵の中枢シアラン王宮に単身残ったりと健気で可愛いです。
    そんなミレーユだから、リヒャルトも余計に引き付けられるというのがよくわかります。
    ウォルター伯爵や、オズワルトなどヤバげな人々に囲まれて、最後には暗示までかけられるという最悪の展開。でも本気になったフレッドと同じく本気になったリヒャルトを敵に回すのだから、敵にとっても最悪の状況には変わりないはず。
    ただのおバカと思っていたパパが、息子・娘・甥っ子のために、誰も立候補しないような使者としてシアランに乗り込んでくるという父親らしい一面も見せてくれました。結果としてビビりすぎて壊れたりしていますが、それほど頑張ったということですね。
    互いを思うがあまりにすれ違い離れ離れのミレーユとリヒャルトですが、ミレーユの家族になってあげればよかった発言もあったことですし、そろそろ幸せになっても良いのではないかと思います。
    あと、アンジェリカ素敵。アンジェリカの激しく共感。
    ユーシツ相手にミレーユへの思いを吐露するリヒャルトが可愛かった。

  • 1/10 テンパってるリヒャルトが可愛い。いよいよシアラン編もクライマックス!

  • 私の年齢で読んでもいいのとても迷うものでしたが、読み始めたら一気に全巻読んでしまいました。
    とにかく、二人のせつない思いと相手を思う強い気持ちに引き込まれていきました。
    はやく続きが読みたいところです。

  • ミレーユに男気…いや、侠気がありすぎて笑った。身代わりの身代わりで花嫁役に納まったのも、大公に殴り込みかけるのも。
    それでも普通の女の子、って感じなラストの方の夢もいい。ラストがいやーな終わり方だから、次巻でリヒャルトがどう未来の奥様を取り戻すのかも楽しみです。
    第五師団の面々に、ミシェル=未来の大公妃、な現実が突き付けられるシーンとかも大好き。シリアスな流れになっても笑いがあるのもこのシリーズのいいところですね。

  • まずはじめに…
    お二人さん!
    告白は本人の前でしてください!!
    特にリヒャルトの告白は凄かった…

    ただミレーユがどんどん危なくなってます(>_<)
    自ら色々飛び込みすぎじゃ!?
    恋する乙女の暴走は止まるのか?(笑

    次巻でシアラン編は終わりだそうで
    ジャック団長とか好きだったんですけどね~…
    どうなるか本当に楽しみ♪

  • ここで切りますかー!!続きが気になるけれど、いろんな人がちゃんと覚悟を決めている中、ミレーユも覚悟を決めつつあるようですね。
    団長がすごい素敵!女を見る目はないかもしれませんが、すごい素敵な団長です(笑)

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著者プロフィール

清家 未森:第4回角川ビーンズ小説大賞で読者賞を受賞。受賞作を改稿した『身代わり伯爵の冒険』でデビュー。同シリーズの他、「六蓮国物語」シリーズ、「桜乙女と黒侯爵」シリーズも刊行。

「2022年 『後宮星石占術師 身代わりとなるも偽りとなることなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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