六蓮国物語 王宮の花嫁武官 (角川ビーンズ文庫 64-17)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044524173

作品紹介・あらすじ

「畏れ多くも殿下を敬愛したてまつりすぎていて」舞台は煌国。婚礼に臨む太子近衛武官・結蓮のもとに、太子〓(そう)成を襲う妖怪が現れたと報せが入る。尊敬する太子の一大事に、花嫁衣装を脱ぎ捨て、太刀を手に駆けつける始末。自ら三度目の結婚をぶち壊してしまうほど太子に心酔する結蓮だけど、突然異動の命令が!待ち受けていたのは、新たな婚約者で-!?清家未森が贈る、チャイニーズ・ファンタジー、ここに開幕。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公が魅力的。超絶美少女で、剣に優れた武官で、職務大事の生真面目で、一途で、頭が固い所も大いにあり、しかし、なにやら身上に秘密がありそうで…。大富豪で、王宮に強大な権力を持つ豊家の祖父から命じられた婚礼の初夜から扉をぶち壊して飛び出し、太子の一大事に駆けつけるというんだから。呪術師の橘季隆と宮廷に潜む魔物を追いかけるのだが、お嬢様然としているような主人公の豊結蓮にもいろいろな苦しみがあることが分かり、終盤での魔物との戦いの中で、大いに意味を持ってくるのだ。似たような名前がたくさんあって、混乱するところがある。

  • 途中までしか読んでなかった六蓮国物語をついに再度読み始めました(笑)ずっと読破したかったで、ワクワクで読み始めましたが、面白いですね^^
    恋愛系要素は薄めですが、結蓮の鈍感さと男気に惚れそうです。

  • 作者さん買い。
    中華風ファンタジー。
    やっぱりこの作者さんは好きだなー。
    文章が読みやすいし、キャラクターが話してる場面がちゃんと想像できる。そして面白い。
    ただ一つ…これは私の問題かもしれないけど、名前が覚えられなくて誰が誰だか途中で分からなくなった。
    次巻からは登場人物を整理しつつ読もうと思います。

  • 純粋すぎるせいか猪突猛進で、力技で事件を解決していく主人公ですが、自分がまずボロボロになってしまうので嫌な感じは無いです。
    恋愛要素はまだほんのり。

  • お約束的な展開が多め。主人公のド天然要素が許せる人向け、かな。会話が上手くて非常ににやにやさせてくれる。
    設定が多いので、中華風(たまに和風)の小説が好きじゃない人にはややこしいかも。

    主人公の女の子、結蓮は天然で超強い武人で一途で鈍感という最強キャラ。冒頭の「敬愛したてまつりすぎていて」って言い回しはちょっとバカすぎるなぁと思うけど、だんだん慣れてきた。物語が進むにつれて、とんでもない秘密があることが分かってくるけど、全体的にコミカルで読みやすい。

    そして一応ヒーローの男の子、季隆は普段はぐうたらしているのに洞察力に長け、凄腕の術者で、結蓮の上司という最強キャラ。二人ともキャラがいい!!!!あと、彼女をよく理解してるんだなぁと内心にやにやさせてくれる演出が非常に上手い。

    国の設定とかちょっと難しい部分は飛ばして読んでます、すみません。
    説明的な話が長いし、飛ばしても台詞で説明が入るから話は分かる。

  • 中華系ファンタジー
    名前が覚えにくいけどおもしろーい
    お姫の従者がもっと活躍してほしい

  • 清家さんの本はすきだなあと。
    身代わりが大好きではありましたが、このシリーズは苦手な中華系。
    漢字に気がとられて入り込めるんだろうかと。
    角川さんの安売り期間に思い切ってシリーズ全冊購入。
    心配は杞憂でした。
    さすが清家未森ワールドというべきでしょうか?
    斜め上に暴走する女の子プラスヒーロー。そして女性っぽい男の人ももちろんでてきます。

  • いろいろ詰め込んできたなぁという感じ。中華ファンタジーってまず名前の読み方で四苦八苦するwそしてどうしても彩雲国物語とかぶる。身代わり伯爵の甘さを期待して読むとオヤ…?ってなる。次巻に期待。

  • 美人で武官で、三度も結婚を駄目にして、
    四度目の相手は異動先の上司。
    オイシイ設定だなと思って読みました。
    設定は好きです。
    ただ、パンチが無かったかな。
    とりあえず一巻なので、もう一冊読んで
    みようと思います。

  • 同作者さんの『身代わり』シリーズが大好きで、初めての別シリーズ立ち上げという事で読んでみました。

    生真面目で暴走気味なヒロインと少々不憫なヒーロー設定は、流石同作者さんと思いました(笑)。
    中華風の世界観の中にヒーローは和風――という設定も、個人的に大変好みです!
    季隆が使役する使い魔や術を発動する時に日本の神様の名前を口にしたりするので、読んでいてニヤニヤしました!
    ただ、登場人物達の漢字が難しいので、名前には常にルビを振ってもらいたかったです。(^_^;)

    既刊3冊を積んでいたのですが、3月から3ヶ月刊行という事で慌てて読み始めました。
    1巻はまだ物語の序章といった感じですので、これから物語がどう展開していくのか、2巻も楽しみです!

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著者プロフィール

清家 未森:第4回角川ビーンズ小説大賞で読者賞を受賞。受賞作を改稿した『身代わり伯爵の冒険』でデビュー。同シリーズの他、「六蓮国物語」シリーズ、「桜乙女と黒侯爵」シリーズも刊行。

「2022年 『後宮星石占術師 身代わりとなるも偽りとなることなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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