アラバーナの海賊たち 旋風はハーレムに捕われる (角川ビーンズ文庫 60-6)

著者 :
  • 角川グループパブリッシング
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本棚登録 : 53
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044525064

作品紹介・あらすじ

消えた指輪を見つけるため、少女船長ジャリスは行方不明のランプの精・ルーレルの力を借りることに。探り当てた彼女の居場所は、ジャリスの熱烈求婚者・クアイ皇子の母国で、謎の色男ヤフティーのハーレム!男装で潜入成功…と思いきや、見つかってしまったジャリスは、取引の末ハーレムに入ることに!?「美しい女性の前では、僕はただの恋の奴隷だ…」気障な台詞もお似合いの、クアイ皇子の○○登場!乙女のピンチ第6弾。

感想・レビュー・書評

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  •  まったりのんびり読み続けているアラバーナシリーズ。

     前作で、せっかく集めた指輪を二つも敵に取られてしまったジャリスたちは、残る二つの指輪を探す旅に出ます。
     まずは、指輪のありかを示す、という腕輪の修理が必要。
     そのためには、アブウが恐れているという同じくランプの精・ルーレルを探すことになったのだけれど、何と行き先はクアイ皇子の国・タバラン国。
     そしてその国の外れでハーレムを構えてるという男・ヤフティがランプを持っているのではないか、ということになる。
     実はこのヤフティ――クアイ皇子の兄で、タバラン国の第一皇子であった。
     ジャリスはそのハーレムに男装してもぐりこむことに成功するも、あっさりばれてしまい、取り引きの末にハーレムに滞在することになった。

     という感じの話でした。
     そこでは、ルーレルがかわいらしい格好で出てくるのだけれど、本当の姿は実はとんでもないお姉さまで、何とかアブウに好かれようとアブウ好みの見た目にしているのだけれど、バレた後の開き直り具合がすごい。
     しかも、無事に腕輪を直してからの展開が更にひどい。

     なんというか、一難さってまた一難――
     クアイ皇子はいい人なのに、とっても迷惑で、もっと他に好きな人を見つけてくれればいいのに――とジャリスと一緒に頭を抱えたくなります。

     そして、このタバラン国はジャリスとシャルマが出会った土地でもあるので、今回はコダートよりも、シャルマの方がおいしいシーンが多かったような気もしましたが、結局はコダートにおいしいところを持ってかれちゃうんですよね――。
     シャルマかわいそうです。

     今回は恋愛方面よりも、タバラン国での過去のジャリスの行動が引き起こしたいろいろが今に続いていた話だったと思います。

  • クアイの皇子の兄がでてきます。

  • 第6巻。リンド大活躍です。別に好きじゃないですけど、目立ちすぎ(笑)ブログにネタバレのレビュー書いています。ぜひ読んでください☆(http://yaplog.jp/kamiyaharuka/archive/9

  • 2009/01/11

  • 最新刊☆
    ジャリスの周りに又変なキャラが増えるとか、まだ読めて無いけど早く見たいです(じゃあ早く開封しろよ!!)

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著者プロフィール

熊本県在住。「アラバーナの冒険者達」で第4回ビーンズ小説大賞の奨励賞を受賞。同シリーズは全10巻まで刊行。その他に「あやかし江戸物語」全6巻、「白桜四神」全10巻がある。

「2021年 『瑠璃宮の花守り人 一輪末々を知る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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