金蘭の王国 君とはじまりの約束を (角川ビーンズ文庫 62-4)
- 角川グループパブリッシング (2008年11月29日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044527044
作品紹介・あらすじ
大貴族の姫君・綺理は、毒薬の調合が趣味(!)の元気な少女。親が決めた許婚である王弟・冬惺のことがひそかに気になっている…のだが、全然意識されていないのが悩みの種。そんな中、国北部で淵妖と呼ばれる妖の被害が続出。綺理は冬惺と、幼なじみの乾術師・翔波と共に淵妖退治の旅に出る。だが三人には幼い頃誤って謎の淵妖・真羅(今は美少年姿)と契約してしまったという秘密があって!?豪華絢爛アジアン・ファンタジー。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
設定が丁寧で綺麗に纏まっています。
綺理がものすごい勢いで冬惺が好きなのに、冬惺が無自覚なのでもうちょっと反応して欲しかったです。 -
題名に引かれててにとってみました!あらすじは…。
毒薬の調合が趣味な少女・綺理(きり)、親が決めた許婚である王弟・冬惺(とうせい)、乾術師・翔波(しょうは)の三人は仲のいい幼なじみ。そんな三人には子供の頃に、謎の淵妖・真羅(まら)と契約してしまったという秘密がある。そんな中、淵妖と呼ばれる妖の被害が続出し、三人は淵妖退治の旅に出ることになる。中華系ファンタジーです!
綺理と冬惺と翔波、そして真羅みんな素敵なキャラです。話もまとまっていて、読みやすいし、設定もいい!ちなみに絵は、香坂ゆうサンです。
作品の雰囲気はコバルト文庫さんの「桃源の薬シリーズ」と似ている気がします。絵が香坂ゆうサンだからだけじゃなくて・・・主人公と相手役の男の子の関係とか、性格が似てるのかな?と思います。同じ中華ファンタジー系ですが、設定とかは全然違うんですけどね。私的には、こちらの方が設定とかが好きです。
登場人物達の会話がおもしろいですよ(^^)ちょっとした言葉の言いかえとかで、嫌味なのに嫌な毒舌じゃないところが好きww特に冬惺(とうせい)の毒舌が意外とツボだったり。
あと、個人的には・・・設定に絡めた名づけ、話中の王家が季節にちなんで名づける風習、冬惺(とうせい)と翔波(しょうは)の出会いが印象的です。 -
涙で真羅の砂化がとまるシーンが好き
-
最近読んだライトノベルの中で、一番面白かったです。
構成もキチンとされていて、提示された謎が一つ解けると、次の謎が提示されるという具合に、ぐんぐん引き込んでいってくれました。
こういう物語を書きたいなぁ、と思わせてくれた一冊です。