少年は、二度太陽を殺す―若き宰相の帝国 (角川ビーンズ文庫)

著者 :
制作 : 唯月 一 
  • 角川書店
3.29
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本棚登録 : 66
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044528010

作品紹介・あらすじ

「認めたくないけど…俺にはお前が必要だ!」砂漠生まれなのに白い肌と金の髪を持つヤン。厳しい旅の末たどりついた王国アグラスで、父を連れ去った軍隊が王宮を襲撃するのに遭遇、王子イウサールを助け出した。彼らが持つそっくりの笛が原因だと気づき行動を共にするが、ことごとく反発しあう二人は!?正反対の少年達が出会った時、伝説が幕を開ける!ヒロイック・アドベンチャー、始動!第4回ビーンズ小説大賞優秀賞受賞。

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすく世界に入り込みやすくて、まさに理想のラノベ。
    著者の和泉先生がビーンズ小説大賞で優秀賞を受賞した作品らしいですが、なるほどこれは。優秀賞納得。
    王道かと思いきや、そうではない。一癖も二癖もある設定と展開。
    キャラクターもそれぞれが生きていて、個々の持つ強い思いもちゃんと書いてくれた。

    砂漠に生まれ育った主人公のヤンは、その地に似合わぬ白い肌と金髪の持ち主。
    自分をかばい、重傷を負って連れ去られた父から譲り受けた笛を持ち、相棒のサバクネズミ、シャムーと共に海を目指す旅に出る。
    父親がかつて話した憧れの海へ向かうヤンだったが、途中立ち寄ったアグラス王国で、王族を狙った襲撃事件に遭遇。
    ひょんなことから王子イウサールを助け出すことになるのだが、イウサールはヤンの笛とそっくりな笛を持つ少年だった。
    どうやら二人の持つ笛は特殊な力を持っているらしく、世界に散らばる四本の笛をそれぞれの適合者が奏でた時、何かとんでもない事が起こるらしい。
    笛の収集のためなら、どんな犠牲もいとわない冷酷なダジャール帝国軍。
    はたして馬が合わず喧嘩してばかりのヤンとイウサールは、帝国軍から逃げ切ることができるのか…?

    ちょっとあらすじ省きすぎて間違ってるとこもありますが、こんな感じ。
    個人的に今回気に入ったのは、踊り子のルゥルゥとサバクネズミのシャムーの可愛さ(笑)
    ぜひ映像にして見てみたい! いや、でもシャムーの小動物系うるるん目と、ルゥルゥの踊りはもう文字の上でも存分に堪能できた(笑)
    設定的にはさ、性格の合わない野生児と王子様がいがみ合いながら旅をして、笛を集めると何かが起こるとか、わりと王道なところじゃない。
    でもさ、違うの。いやー、最初に裏表紙のあらすじ読んだだけでナメてかかって本当にスイマセンって感じで(;□;)!!
    実にワクワクしながら旅を楽しめた。終わり方は意外とあっさりしてたけど、どうやら続編があるようなんだね。それで納得。
    イウサールのおねぇちゃんとか、ヤンの父さんとか刺青の人とかシターァ宰相とかよく回収されてないので楽しみ。

    イラストも素敵で、まさにヤンのイメージにピッタリでした。

  • 一言で表せば
    題名と絵に惹かれたら内容も神だった。

  • 1巻(若き宰相の国)
    2巻(幻惑の国の皇子)
    3巻(永久を誓う絆)

    こういう典型的なものは読みやすいなぁ。
    ファンタジーで特殊能力がある主人公と仲間がいて分かりやすい敵がいて、というパターン。
    ちょっと変わってるのは時間軸が複数存在することかな。
    ただその設定を生かし切れてない感があるのが残念ですが。

    主人公の能力や笛の呪いなどに関して、今ひとつ説明不足な気がしました。
    主人公はあの正体があるのなら、それに結びつけるような伏線を事前に入れたり、もっと言葉以外での説明が欲しかった。
    いきなり敵(まぁ、敵だろう)から説明されても現実味がない。
    笛はそれこそツッコミどころ満載ですが……。
    成り立ちも呪いが何故あんな形で出てるのかもその具体的能力も、根拠が薄い。
    あと折角笛が四本あるのに、主人公の火影ばかり強くて、他の影が薄い。
    風波と大地なんてほぼ空気なのは勿体ない。四本の意味がない。

    そもそも何故笛(という形)なのか?
    揃って吹くと時が戻る理由は?
    使い手によってそれほど能力の差があるものなのか?
    主人公の正体があれだと、何故力が強いのか?

    物語の都合、と言ってしまえばそれまでですが、もっと世界観を作り込んで欲しかったかも。
    私は基本読んでるときストーリーの穴には鈍い方なので、そんな私でもかなり気になったと言うことは、作りが甘いか触れ方が浅い(ので読み飛ばしてしまった)か。
    ストーリーか書き方か、いずれかにもう少し改善の余地があるんじゃないかな、と思います。
    まぁ、ページ数もあるのでしょうが……。

    でも、ラノベに大事なエンターテインメント性はあると思うので、これからも頑張って欲しいです。
    ってなんだこの批評。批評じゃないですよ!あくまで空木個人の感想ですよ!!(笑)

    あ、珍しくキャラについて語ってないな。追加。
    えー、好きなキャラ。ナジムとサクル。勿論サクルが左で(ry
    本編的には火影×水月か。いや逆か。
    この作者はBLを狙ってるのかどうかイマイチよく分からなかった。
    純粋に王女とでいいなら、もっと練り込んであげれば良かったのに。扱いがちょっと雑でないか。
    あれだとむしろ水月とでない方が違和感(笑)

  • 文章が読みやすく、さらさらと読めました。
    もっと細かく書いてほしいと思う場所はたくさんあったのですが、物語の流れは好きでした。
    ただ、タイトル(特にサブタイトル)の意味がよくわかりませんでした。
    宰相がメインかと思えばめっちゃチョイ役。2,3回しか出てきてないような…。
    オチは、なんだか「ゼルダの伝説 時のオカリナ」を思い出しました。

  • 第四回ビーンズ小説大賞優秀賞受賞作。
    ラノベらしいファンタジーですんなり楽しめました。
    四人の笛吹が簡単に出会っちゃうところとかは、ちょっと?なんですが、砂漠の町やら旅人の町やらと旅をするところや、遊牧民、王子、踊り子、軍人などとそれっぽいキャラたちが、思いっきりファンタジーです。
    第三回の賞に、一次すら通らなければ小説をきっぱりあきらめて就職活動、一次だけでも通ればフリーターのままプロを目指そうと必死の覚悟で臨み、一次通過。次の四回目の大賞で受賞した作者。意気込みが違うなあ、すごいなあ。

  • 謎な部分がいっぱい残ってたので続きが気になる!

  • 設定等が面白いんですが、多少話の持っていきかたが強引な気がします。
    続くみたいなのでこれからに期待。

  • 王道的なファンタジー。ストーリーに荒さが感じられますが、ファンタジー好きな人にはオススメできるかと。恋愛より友情・信頼がメイン。

  • まだ序章しか読んでませんが、すごく面白そう!砂漠だの謎の少年だの王子だの、好きワード満載なので読むのが楽しみですvv唯月さんのイラストも素敵過ぎます>_<

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