支配者の恋 (角川ルビー文庫 122-4)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.55
  • (10)
  • (24)
  • (32)
  • (5)
  • (0)
本棚登録 : 224
感想 : 22
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (297ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044540043

作品紹介・あらすじ

極秘来日したアラブの小国マラーク王国の第二王子・ラシードの身近警護を任されることになった警視庁警護課に勤務する東堂桂一。しかしラシードは、恐ろしくワガママで横暴な女たらし。同じく極秘で来日し入院中の父王の見舞いにもなぜか行こうとせず、遊ぶために外出を続ける年下のラシードに苛立ちを隠せない桂一だったが『あんた俺の護衛だろ?だったら言うことを聞けよ』とラシードに押し倒されて…!?逆らうことさえ許されない、運命が支配するこの恋-。岩本薫が贈るスペシャル・ラブ・ロマンス登場。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 再読。恋シリーズ第3弾、アラブ小国の第二王子・ラシード×SP・桂一。ワガママ王子を装い寂しさや孤独感を隠してきたラシード、父親との確執や王位継承の問題も絡みの王道な展開。だけど飽きずに読めるのは岩本さんさすがだと… アラブの民族衣装を着たラシード殿下のイラストが素敵です。そして岩本さんも後書きで仰っていますが「これで脇役!?」の第一王子、アシュラフがめっちゃカッコいい❤ 次がそのアシュラフ編ですね~

  • 『ロッセリーニ家』シリーズのスピンオフ。
    警察官僚である父を追うように警察官の道を選び、警視庁警護課でSPとして活躍している東堂桂一。
    親の七光りだとか、細い体つきのハンデとか、周囲の声を跳ね返すようにストイックに日々の業務をこなしている。
    ある日、日本で極秘入院中のアラブ小国の国王を見舞うため、王位継承者であるラシード王子が非公式に来日し、その警護を任された桂一。
    イギリス人の母を持ち、褐色の肌に煌めくような金髪、深い碧の瞳。もって生まれた王族としての風格とまばゆいばかりの華やかな容貌は東洋と西洋の絶妙なハイブリッド。その存在感に周りは圧倒されてしまう。
    けれど中身はとんだわがままヤンチャ王子。
    周りが言いなりなのをいいことに自由奔放なラシードにイラつき、我慢の限界を越えて、桂一はつい厳しく叱りつけてしまう。王子の不興を買って更迭されると思いきや、図らずも懐かれてしまい戸惑いを隠せない。
    けれど純粋にアラブ人ではない事への負い目や家族との確執などラシードが密かに抱えている孤独を垣間見るにつけ、自分にだけ時折見せるナイーブな一面や甘えた素振りに桂一は次第に心を動かされていく。
    あんなキランキランでちょっとヤンチャな王子様から誠心誠意愛を打ち明けらられたら、まぁ普通落ちるよね~というのが感想です。
    ちょっと叱られたくらいで、ラシードがコロッといき過ぎでしょ…と思わなくもないけど、可愛いげのある年下の男だから許すww

  • SPと外国の王子様との話。現実離れしていたので、ファンタジーとして読了。

  • 薦められて読んだのだが、とても面白かった
    同性愛者ではないもの同士が惹かれあう様子は、男女の恋を見ているような自然な感じでよかったです

  • アラブの王族にうっかり見初められちゃって、あれよあれよという間に
    籠絡されちゃったというSPのお話です。
    いつものように急展開な心の動きですが、こういう作風なのかな、と
    思って読むようになってきましたので違和感はなし。
    挿絵が美麗です。

  • 興味のないカップルでも、どんどん話を読み進められる、相変わらずすごい作家さんです。

  • アラブのわがまま王子×眼鏡SP
    日本で療養する国王を見舞うため、来日したラシード王子。
    彼の護衛に任命された桂一は、奔放なラシードに振り回されます。
    王子のわがままっぷりに辟易する真面目SPが萌えます。

  • ボディーガードが王に惚れられる

  • 積んどく

  • アラブ小国の第二王子 ラシードと彼を警護するSP東堂桂一のラブロマンス。
    傲岸不遜なわがまま王子に振り回される桂一。しかしいつしかラシードの生い立ちによる暗い影をみつける。そして誰もがラシ-ドの立場を慮って進言をしないのに、強い口調で彼をいさめたことで、一気に懐かれしかも身体まで奪われてしまう。
    とはいえ、立場も違えば性別も…というのに戸惑う桂一は自分の気持ちを認めることができず、認められるようになってなお「いつかは別れてしまう相手」と距離を置こうとする。
    相手を好きだと認識するまで、そして認識してからもなお悩む受け(桂一)の心の襞が細かく書かれている作品。

全22件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

好評既刊本!大人気シリーズ「ヘンな名湯」「もっとヘンな名湯」「日本百ひな泉」「真夏の温泉」(いずれも、みらいパブリッシング)作家、ひなびた温泉研究所ショチョー。本業のコピーライターのかたわら、webマガジン「ひなびた温泉研究所」を運営。日本全国のひなびた温泉を取材し、執筆活動をしている。「NHK ごごナマ」「テレビ東京 よじごじDays」をはじめ、テレビ、ラジオ、雑誌などメディアに多数登場。著書に「ひなびた温泉パラダイス」「戦国武将が愛した名湯・秘湯」「東京休日端っこ散歩」がある。

「2023年 『つげ義春が夢見た、ひなびた温泉の甘美な世界』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岩本薫の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×