成澤准教授の最後の恋 (角川ルビー文庫)

著者 :
制作 : 高永 ひなこ 
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 269
レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044550042

作品紹介・あらすじ

フランス文学部准教授兼有名翻訳家の成澤は、強い雨の夜、非常階段で死のうとしていた蒼井を助ける。彼は馴染みの出版社の新米編集者だった。なぜかその時の思い詰めた表情が気になり、次の仕事を受ける代わりに、無理やり蒼井を担当に指名した成澤。厭世的で人との関わりを避けてきた自分とは違い、純粋で常に前向きな彼に、恋に堕ちたと自覚した成澤は、どうしても君が欲しいと、蒼井に想いを告げる。しかし、頑なに自分を拒む彼には、癒えない心の傷があると知り…。准教授×新米編集者の身も心も捧げる、最後の恋。

感想・レビュー・書評

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  • 本棚の整理中に見つけ再読…。 この作家さんは何か独特の雰囲気があって気がついたら一気読みになってしまいます。

  • 攻め:准教授・成澤恵
    受け:編集者・蒼井友也

    顔よし、女性の扱いも上手い、若いのに准教授、三拍子揃った成澤は相手に事欠かない。
    なので、最初はほんの遊びのつもりだったのだ、蒼井とのことは。
    しかし蒼井は抱いても抱いても雨の日は自分を見ていなくて、それを何とかしたくて躍起になってしまう。
    そうこうしているうちに、実は蒼井の失恋の相手がすでに亡くなっていると聞かせれて、、、。


    切ないお話です。
    攻めが受けの心を自分のものにできないのも切ないし、受けが過去に囚われていてそこから出てこれないのも切ない。

    でも、成澤のお陰でやっと明るいところに出てこれた、引っ張り出された。良かったです。
    やっと幸せになれるね。

    そして、お姉さんとの話ではつい、うるっと来てしまいました。これもいい話だった。これでやっと蒼井は過去から解放されたんだと思います。

  • 受けの好きな相手はきっとむふふ( *´艸`)…と初めから決めつけて読んでたら予想を遥かに超えた相手で混乱した(笑)まぁまぁ面白かったけど、受けがあれだけの過去がありながらも攻めを好きになっていく過程がもっと欲しかったかな。ちょこちょこ惜しいところが多かった。でも、成澤教授がどんどんハマっていく様は良かった( ̄∀ ̄)

  • 私も片想いの相手はもしかして・・・と思っておりましたが、世の中そんな甘くないっすね(笑)
    最後の方はどんどんとシリアスになっていくのに、独占欲の強い攻めに癒されました。

  • やっぱり高遠さんの文章好きだ~って確認した。

  • 准教授×編集者。駆け引きめいた恋愛のはずなのに、いつの間にか頭までどっぷりとつかってゆく心情が丁寧に描かれている。遊び慣れた攻めの初めてにして最後の恋。切なさ、もどかしさ、愛しさがまじりあいゆっくりとでジリジリと展開されてゆく。百戦錬磨であるはずの攻めが振り回される様が愛しくも可愛い。過去の想いを消化して前に進もうとする受けが健気で意地らしい。受けがかつての想い人の家を訪ねて焼香するシーンにはホロリと涙をさそう。

  • 作者史上一、二を争う(らしい)地味な受けちゃんwwwまったくその通りだったけどなんかカワユク感じられて私的に美味しく頂きました。フランス文学ネタも最近の某アニメを思い出して冒頭からちょっとニヤリ。別の意味で楽しんでしまいました。スミマセンw

  • 十五年ぶりぐらいに購入したルビー文庫。やっぱり高遠氏のお話は素敵ですね。

  • フランス文学の准教授ということもあって
    気障なセリフもなんだかハマってた。
    蒼井の高校の時の話が切なかったので蒼井視点なら泣けたかもしれない。攻め視点だと入り込み辛いので(私が)最後まで客観的に読んでたw

  • はぁ。号泣する話ではないけどやっぱり泣かされました。うーん好きだなぁ。

    恋を知っているならその手にのせて見せてくれ
    ふれてみたい
    握りしめても壊れない、したたかで綺麗な夢が欲しいんだ

    文章が本当に素敵です。柔らかいきれいな文章。言葉の選択と表現が素敵でため息。ただ雨が降っているというだけの事をこんなに色んな表現ができるのね。小難しくも判りにくくもない。
    最後の方で主人公を表す言葉がまた素敵でした。きれいな表現だなぁと。

    話は。内面は高慢傲慢ですべてがつまらなくて、世間的には知的クールな主人公が、地味で目立たない純情な蒼井に出会ってその目が見ているものが、純愛が知りたくて遊びで手を出したものの、簡単に手に入れたと思ったはずが全く掴めていなくて苛々して振り回される話。
    ネタバレしますが。中盤くらいまでは、2人は以前にどこかで会った事があって、蒼井は主人公に恋をしているのではとちらっと思ってました。で、遊びで手を出した事で蒼井の信用を得られずに主人公が打ちのめされる話かなと。そういう誤解の王道かなと。でもそれにしては話が噛み合わないし、蒼井が好きなのは宅間では絶対ないんだろうけど、なんだろうと。結構などんでん返しでした。遊び人、というよりは恋を知らなかったがゆえに傷つけて、初めて手に入れられなくて打ちのめされる話とかは好きなので、そういう感じの展開になった時は、そうそう人の痛みを知らないとねと読んでたのに、しっぺ返しが大き過ぎて普通に主人公が可哀想になりました。そういった意味ではちっとも傷つけていない、傷をつける事すら出来てなかったんだから。主人公視点の話なので主人公がどれだけ蒼井に惹かれてしまっているか判った上でのこの展開。辛かったです。何もそこまで、と。蒼井は蒼井で可哀想だったけど。嘘つき、は事実だしそうあって欲しいという願いでもあったのでしょうね。
    最後はかなり甘くくっついてくれたので救われました。良かったね。泣き笑いしそうだった。本編最後の主人公の台詞がいい。
    蒼井は待ってただけかいと若干思わなくはないけど、読んでる間は思わなかったから、いいかな。きっかけがないと、囚われてしまった人間は抜け出せないよね。
    彼の答えはどっちだろうと今更詮ない事なのでそこは出さないか、でも知りたいなと思ったら書き下ろしで。
    結構かわいらしいほのぼの笑いの要素も割とありました。子供っぽいとか心外だとか。書き下ろしがとっても成澤先生かわいくて甘くて良かったです。最後の方の台詞とかね!幸せで良かった。
    高永さんなんか崩れてる。普段そんなに気にならないのに足骨折してない?とか短過ぎない?とか気になりました。

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