王子はただいま出稼ぎ中 (角川ビーンズ文庫)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年2月27日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044550080
作品紹介・あらすじ
借金だらけの貧乏国・フォーレの苦労性王子ユートは、姉の嫁入り資金を捻出するため、へたれ従者・イルを供に、お忍びで出稼ぎに向かった。隣国の剣術大会でお金を稼ぐユート達だったが、剣の腕を見込まれ、王太子暗殺の仕事を持ちかけられてしまい!?「王子、これってピンチですかっ!?」ユートは嫁入り資金を稼ぎ、借金も返済できるのか!?第7回ビーンズ小説大賞優秀賞&読者賞W受賞。借金返済ファンタジー第1弾。
感想・レビュー・書評
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主人公がかわいかった!銀髪眼鏡とのコンビも良し!ただ、黒髪王子の目的がわからなくてもやもやする。
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物語のアイデアは面白いのですが、思ったよりも展開に印象がなく、「マのつく~」よりもいいというので少し期待したのですが、私は「マのつく~」の方が好きでした。
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図書館になぜか5巻だけあったので気になって読みました。
結構面白い設定だなぁ・・・と思いました。
やたら美形設定には苦笑しますが・・・。
登場人物が少ないので(主要キャラは3人)、わかりやすいです。
作者自身がキャラクターに力を注いだというだけあって
キャラの魅力は十分感じます。
これから話がどう展開していくかが楽しみです。 -
本当は乙女系作品を探していたはずなのですが……
偏食が行き着いた私が手にとったのはどうやらBL系、あれ?
誤爆であろうと選んだので、とりあえず読みました。
OK、きわどくないです、普通に少年漫画位のノリで読めます。
概ね全方向に対して安定しているのですが、
一番良かったのが、状況の変化を連続させるハラハラ感でしょうか。
猜疑と期待の中、上手く登場人物の演出を混ぜていて、
充実したストーリーを形成していると思います。
一巻目なのでとりあえず★四つ。 -
久々に、15年ぶりくらいに少女向けラノベ読んだ(笑)いや、品出ししながら面白いかな?と思ったのだけど…。腐った乙女の喜び材料いっぱいでした…。美少女に見間違われる王子とか、ヘタレな下僕とか。なんやかんやと腐れ乙女がきゃーーーってなるちょっかいかけてくる美男な隣国の王子とか…。一気に3冊買った自分に凹んだ(笑)
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なんとなく展開がよめそうな気がするのに読んでいくうちにああこうなるのかといい意味で裏切られる感じ、きれいな終わり方が好きでした。物語にも入り込みやすいし、主人公も誰にでも好かれそう。キャラクターの個性が強いので主要メンバーの名前をあっという間に覚えることができるのも魅力かな、と。
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登場人物が男ばかりで、しかも主人公の王子ユートは、女の子に見えるような容貌・・・ってことで、もしかしてBL系かとちょっと身構えましたけど、そんなことはなく、けっこうさらっと読めました。
(タジェスがBLの雰囲気を醸し出してるときはありましたけど・・・)
最初はイルのおとぼけぶりに、ちょっとイライラするときもありましたけど、後半タジェスの裏切りがあったところで、「実はどっちなん?」ってひきこまれました。
最後は、めでたく収まりましたが、魔術が出てきたり、イルの正体が明らかになると、途中時折出てきていた伏線らしきものに納得しつつも、あーこっち系なのね、と。
「第一弾」とあるからには、「第二弾」もあるということだと思いますが、次はどの国に出稼ぎするのか、ちょっと楽しみになりました。
願わくは、BL系のにおいはさせないで欲しいなぁ。