シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と白の貴公子 (角川ビーンズ文庫 73-3)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044550233

感想・レビュー・書評

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  • アンの進む道には障害ばっかりですね〜…。
    周囲に意地悪されながら目標に向かって努力する、という形式が読む人を選びそうです。今回は特に。
    新キャラのキースとミスリルが話の清涼剤でした。キースまじ爽やか。
    シャルは最後(自分で選択した事とはいえ)、ブリジット嬢のお陰でえらい事になってます。
    というか、ジョナスって工房内での信用無かったのね。幸あれ…。

  • シリーズ3作目。
    いつもながら、アンの職人魂は立派です。
    が心臓に悪いよ〜
    展開にハラハラしっぱなしでしたわ…
    続きが気になるところで終わってます。

  • 人同士でもそうだけど、違う種族でわかりあうのはなんて難しいんだろう
    存在するもの同士、なんとか折り合いがつくといい
    嫌な人は相手にしなかったりするけどwそれは処世術だよね~

  • 2011.Nov.29.Tue.読破

  • 前作も楽しく読めたので、勢いにのってすいすいと読んじゃった。物語に奥行が出てきたかな。安心して読める一冊。

  • 読んでる間中ハラハラしました…。頑張り屋の見本のようなアンは本当に好印象です。新キャラのキースも爽やかで努力家。作者さんがそういう性格なのでしょうか。細かい背景設定などもチラホラ出始めて物語が広がっていますので、これからどう進むかが楽しみです。

  • シュガーアップルシリーズ第三巻。

    第一巻から一年が経ち、ついに年に一度の砂糖菓子品評会が迫ってくる。
    そんな折、アンの暮らす国、ハイランドでは、なんと銀砂糖の材料となる砂糖林檎が大凶作。
    以前アルバーン公から認められた職人として、密かに名を広めていたアンは、他の工房の職人たちから妬まれ、砂糖林檎不作の情報を知らされていなかった。
    砂糖菓子職人の最高権力者である、銀砂糖子爵ヒュー・マーキュリーの判断により、今年はどんな職人も三つの代表的な工房へ集まり、銀砂糖生成の手伝いをすること、それを条件に自分の分の銀砂糖を作って良いという取りきめがされることに。
    それを知ったアンは、知り合いの職人キャットと共に、宿敵ジョナスの居るラドクリフ工房へ向かうのですが…。

    この巻は…もう…。
    ついにアンの夢が叶うかというところで、神様のいたずら。
    さらに今まで散々意地悪をされてきた、ラドクリフ工房に泊まり込みで仕事をしに行かねばならないという試練。
    さらにさらに、曖昧な関係だったアンとシャルの間にも、微妙なすれ違いや新展開が起きて…。
    もう、もう、じれったくてジッとしてなんかいられない!
    母親のエマと二人で旅をしていた時も、工房などに所属していなかったアンにとって、工房での集団作業は初めての連続。
    キースやキャットといった、アンを職人やライバルとして認めてくれる人も居るのが唯一の救いだけれど、女の子であるアンは、職人は男であるべきという古い風潮のせいで白い目で見られたりして。
    そこに来てシャルが他の女の子に取られそうになったり…。

    ラストには、予想していたのにかかわらず大きなショックが待ちうけていました(;ω;`)
    あぁ、ブリジット…嫌いじゃないんだけど…嫌いじゃないんだけどね…あなた…。
    本を閉じたまま、しばし呆然とした読後。四巻を一緒に買っておいてよかった、本当に。じゃないと三巻を抱いたまま床を転げまわっていたかもしれない。
    キャットやベンジャミン、エリオットやキースなど、今回は一気に登場人物が増えましたね。
    誰もかれもが好きになれる人たちばかりじゃなかったけれど、シュガーアップルの世界では悪人にもちゃんと裏があって、心から憎む気にはなれない。
    そんなところもアンの作る砂糖菓子の魔法なのかもしれません。

  • いよいよ2度目の砂糖菓子品評会。

    男社会で頑張っていくアン。
    ライバルながらアンを応援する、砂糖子爵の息子・キース。
    妖精としてのシャルに恋する、工房の跡取り娘・ブリジッド。

    お約束な展開ですが、良いジュブナイルだと思います。

    ただ、番外編を読んでないので、キャットのくだりは置いてけぼりな感じ。

  • 毎度のことながら、手に汗握る展開でした。最後に行くにつれて嫌な予感がひしひしと……。アンにたいするシャルの思いに胸ときめかせていた後だったのでショックがでかいです。シャル…!
    キースやキャット、ジョナスと魅力あふれる職人たちが揃いつつあるので、今後どうなるのか楽しみです。
    だけど…シャル!

  • “えッ!? そこで終わっちゃうの?”
    という気持ちでいっぱいの終わり方だった(-"-;)

    アンがとうとう念願の銀砂糖師になったというのに、シャルをブリジットに取られたままでは全然喜べない(T△T)
    エリオットも、「女の子の味方」とかぬかす前に、自分の婚約者の手綱くらいしっかり握っておけッ!
    続きがどうなるのか凄く気掛かりだが、次巻でアンがシャルを取り戻してハッピーエンド(完結)って事になったらちょっと淋しいかも……。

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著者プロフィール

広島県出身。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー。温かく優しい読後感が持ち味で、登場人物の繊細な心理描写も高く評価されている。他著に「封鬼花伝」シリーズ、「箱入り王女の災難」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、『ここは神楽坂西洋館』『仙文閣の稀書目録』などがある。

「2021年 『転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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