王子はただいま出稼ぎ中 黄金の島と嘘つき巫女 (角川ビーンズ文庫 72-3)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 93
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044550271

作品紹介・あらすじ

貧乏国の苦労性王子・ユートはさらに増えた借金を返済すべく、へばりついてくるヘタレ従者・イルと隣国の王子・タジェスを引き連れ、出稼ぎの旅へ!そこで幼なじみのケヴィンに、黄金の島への用心棒を依頼される。ユートが船のレンタル料を値切る中、即金で豪華船を購入したケヴィンをどつきつつ、黄金の島へ向かうが!?「君は厄介事に好かれる性質みたいだしね-それも尋常でない規模の」借金返済ファンタジー第3弾。

感想・レビュー・書評

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  • 姉の結婚で、予想外に膨らんだ借金を減らすため
    知り合いの依頼を受けてみる。

    ものすごく怪しい…と思ったのですが
    案外楽に、目的地には着きました。
    問題はそこからで、それはもう怒涛の勢いで…。
    依頼主、金とこの性格がなかったら
    蹴り飛ばして亡き者にしたい性格です。
    馬鹿な子ほどかわいい、とも言いますがw

    今回の敵(?)は物質的には存在するので
    まだセーフ、でしょうか?
    生身の方は当然蹴散らせばいいので問題なし。
    しかし育ちがいいのも、問題ありです。
    あそこで拾っておけば、今頃もうちょっと…とか
    うっかり考えてしまいます。
    まぁ焼け石に水っぽいですが、ないよりまし!

  • 『王子は…」の第三弾。
    今回は完全に城の中ではなく、出稼ぎでの騒動となってます。

    簡単にネタバレしてしまうと、 両思いの二人を助ける という事になるんでしょうね…

    ユートの幼なじみが傭兵としてユートを雇い。
    その傭兵するのは巫女とそのお供。
    今回はイルも大活躍してくれてます。
    イルがいなかったら、ユート死んでるかも。

    最後に新キャラじゃないけど、含みのあるキャラを出すの止めてくれないかなー と、私個人の意見。
    次回作に続けるなら、伏線として隠しておいてくれると面白いんだけど…
    完全に『次回へ続く』なんだもの。

    物語としては複雑な事無く、サラッと読み。
    爆笑がないので☆二つ。
    比べるなら2巻の方が面白かったかも。(個人的意見)

  • タジェスがちょっと邪魔。
    そんなに毎回引っ張るキャラなのだろうか。
    精霊がらみの伏線で必要な出稼ぎだったのだろうが、
    それ以外の部分のふくらませ方があまり楽しくない。

  • 2012年9月28日読了

    ユートのお人よしぶりとトラブルメーカーぶりが発揮されまくったなぁ。あと、彼は本当に真面目でかっこいいよね。ケヴィンの依頼を受けたからには絶対に守る姿は非常に素敵だった(例え根底に報酬のことがあっても)

    今回はタジェスとの絡みも多く、あの軽口のやりとりが楽しかった。前作は別行動でほとんど聞けなかったので満足\(^o^)/
    タジェスはからかってるという割には本気のようにも見えてしまう。いや、それがおいしいんだけど!!わかってるんだけど!!やっぱりあの溺愛ぶりがおいしい。

    精霊の話が絡んできたので、今後はそちらがチラチラと見え隠れする感じになるのかなー。

  • ケヴィンの金遣いを羨ましく思いつつ、

    金の大切さをわかってないケヴィンに腹が立った巻でした。

    まぁ、最後はお金の大切さが少しはわかったようですが・・・。

    今回は本格的に傭兵としての出稼ぎでした。

    島の様子があんまりよくわからなかったのが残念です。

    地下隧道のとことかもっと詳しい描写が欲しいところ。

    あと、敵さんがちらっと姿を見せましたね。

    挿絵見て「素敵ちょび髭!!!」とか思っちゃいました。(笑

  • 一国の王子にも関わらず、国の借金返済のために出稼ぎに行く王子と従者のお話、第3弾。

    あとがきにもありましたが、今回は王子としてではなく傭兵として出掛けていたためか、いつにも増して無茶していた王子が面白かったです。

    なんだかんだ言いながら、タジェスを信頼しているユートは、もっと素直になればいいのになぁ…と思いながら読んでました。

  • 敵がはっきりわかってきたというか方向性が見えてきた気が。イリュウスが何でもアリすぎる気がするけど、これから弱点なんかも見えてきたりするのかな。それにしても毎回自分の欲望より相手のことを考える王子はいい子。自分だって借金返済大変だろうに…!いつもへらへらしているイルなのに少し謎の一面が見えた気がするのでその辺りが気になる。ただ、ケヴィンには同情できなかったなぁ。

  • 今回は本格的な出稼ぎの旅。

  • 3巻目。
    前巻までは意外と王子の立場で行動していたユートですが、今回は一流傭兵として出稼ぎしてました。

    タジェスやイルはユートに邪険にされながらも、お供としてついてきてますが、当初懸念していたBLっぽさもほぼなく、たまにタジェスが匂わしますが、冗談と見えるし、ユートに速攻却下されたりして、嫌な感じはしませんでした。

    今回の依頼は黄金がいっぱいゴロゴロ落ちている不思議な神殿から宝物を運ぶというお話。巫女レイリと護衛のハーディル、うさんくさいと思ったら、案の定裏がありました。

    しかし、ユートの昔なじみのケヴィンの金遣いは驚き。せっかくユートががんばって値切ってたのに、速攻で船一隻お買い上げー。世の中、お金があるところにはあるんですって感じです。

    まだまだ借金は億単位でありますから、まだまだ出稼ぎは続くでしょうね。

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