風水天戯巻之二 結べ!師弟のきずな (角川ビーンズ文庫 77-2)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年3月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044550431
作品紹介・あらすじ
星淑は、風水師を目ざして修行中の第八公子。師匠である親指サイズの自称仙人・楊老師とともに、兄・英祥の目を盗んでは、お忍びで街の風水をみている。そんななか、街の異変に気づいた星淑は、オンボロ羅盤を使い、新たに建設中の楼閣が怪しい気を発していることを突きとめる。だが、隠された陰謀を暴こうとする星淑の前に、謎のスゴ腕少年風水師が立ちはだかり!?空前の話題となった史上初・大賞受賞作、絶好調の第2弾。
感想・レビュー・書評
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ライバルキャラもとてもいいし、何よりフジリューのコマが目の前に浮かぶほどのテンポと文章のうまさがある。まるで書かれたフジリューのコマがあらかじめあって、それを望月もらん氏が書き写しているかのようだ。楼閣の野望を打ち崩す展開もダイナミックでとても良いし、敵の陰謀と、しかし敵と言ってもその敵も国のためと思っていて、憎めないというか、善悪ではなくて国家運営の政争としての感触を残しているところが、安心して腰を据えて読めていける魅力になっている。銀英伝の次はこの風水天戯の漫画化が望まれる。
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お兄さんは固すぎるなあ
柔らか頭も必要だとおもう
はやく一人立ちできるといいなあ -
建設中の怪しい楼閣に忍び込む星淑。
ライバル啓天との関係もこれからどう発展するのか? -
ライバルキャラが出てきた。
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だんだん星淑が好きになってきました第二巻。頼りないところがこれからどうなっていくのか楽しみ。英祥も大分性格が出てきて素敵です兄上。相変わらずフジリュー先生の挿絵も良い感じです。
お正月の話がいきなり出てきたのが少しだけ違和感だったのが残念。その話はあとでどこかで読めるのかな。 -
第2巻。
キャラクターも増えてきて、フジリューの絵の個性が光る。
挿絵以外でも、主要キャラは言動で徐々に設定が見えてきたので、今後はストーリー展開次第かな?? -
2巻目も相変わらずの面白さでした。ところどころに、気になる伏線がちらほら。今後、物語にどんな風に絡んでくるのか楽しみです。
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劇場版パトレイバーみたいな話でした(笑)
これからも、青烏派と太明派の争いは続くのでしょうね。
風水の説明は、京極本の妖怪説明と同様に読み飛ばしてます(汗
前巻と変わって、皇太子がちょい悪役なムードになってきました。 -
あとがきを読むと、かなり迷走されたご様子で…大丈夫なんでしょうか、これ以降のシリーズ展開…。私は本当にフジリュー絵に弱いだけだからなぁ…ちょっと文章がどうとか展開がどうとか偉そうなことは言えませんけれど。なんかもうちょっと惜しい気がします。雰囲気は面白いのに、読後の実感が薄い。一巻読んだ時も、これが金賞受賞作なのかと納得しきれないところがありましたし…。
7月に発売予定が出てるの、どうも編集が作家さんにプレッシャーかけてるようにしか思えない…穿った考え方ですね。 -
初のビーンズ大賞受賞作第二弾。前作読んだ時も思ったけど、この作者さんは本当に新人さん⁇と思う程のそつのないまとまりの完成度にびっくり。流石大賞受賞作家さん。
が、それと魅力的かは別。
キャラは立っているけど、それぞれがありがちキャラ設定で、何処かでみたような…と感じる。
話も面白くなりそうな流れの筈なのに、なんとなく既に展開が予想できてしまう…。今のままだと、読めばそれなりに面白いんだけど、後に残らない。
筆力は素晴らしい、だからこそ小さく上手くまとめるんじゃなくて、誰もみたことのない世界を、描いて欲しい。
あとビーンズなので多少の恋愛要素お願いします(笑)もしやそこが無いのがビーンズ初?(゚o゚;;