シュガーアップル・フェアリーテイル銀砂糖師と緑の工房 (角川ビ-ンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044550448

感想・レビュー・書評

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  • 目をかけてくれる人はいれど半ば孤立奮闘ぎみだった前巻までとはうって変わって、ペイジ工房の面子とのチームワークがメインの回でした。

    アンを銀砂糖師にする為にブリジットの元へ行ったシャル、シャルを取り戻す為に自分の持てる全ての力で勝負するアン。
    経て二人が元の関係へ戻り、銀砂糖師になれたアンを祝福するシーンに感動しました。

    工房の人たちも個性的でいい人ばかり。
    傷心のブリジットの前に 美しい妖精が現れる所で、次巻へ続きます。

  • シリーズ4冊目。
    銀砂糖の在りかと引き換えに羽を渡したシャルを助けに行くアン。

    相変わらずアン頑張り屋さん。銀砂糖師になったことで、不遇な環境からも抜けられてよかった…
    『初めての銀砂糖』っていうのはぴったり。
    アンは銀砂糖師になったシーンが素敵でした


    次巻も楽しみ

  • 2011.Dec.17.Sat.読破

  • シャルがアンに祝福をあげるシーンが素敵でした。
    二人の恋模様や、新聖祭の準備、謎の妖精など気になることが盛りだくさんです。
    早く続きを読まなければ!

  • 4巻まで読んで、シリーズ中一番面白かったです。ペイジ工房の面々、最初はどうなることかと思いましたがみんな良い人でした。ブリジットも悪い子じゃなさそうで良かった。
    今巻はアンのがんばりも見どころですが、シャルの心の動きが今までよりも分かりやすく書かれていたと思います。彼がアンを大切にする理由がよくわかる。
    みんなで協力することは偉大…でも個人の力も重要。そういうことの大切さを気づかされるお話でした。

  •  人気上昇中のシリーズ3巻目!前巻でシャルと離ればなれになってしまったアン。ふたりはどうなってしまうのっ!と思いましたが、このことでアンは益々成長し、シャルの気持ちにも徐々に変化があったりと結果オーライだったかもです。

     すごく好きなシリーズなんですけど、あえて言わせていただくと、シャルがなぁ・・。幼くないですか?何千年も生きている割に・・・。まぁ、老成してたらアンとは何事もないんでしょうけど・・。

     あきさんのイラストも大好き!続きに期待です。

  • シュガーアップルシリーズ第四巻。

    ついに念願の銀砂糖師の称号を手に入れたアン。しかしその受章の影には、シャルに恋するブリジットに自ら羽を渡し、自由を失ったシャルの犠牲があった。
    シャルの羽を取り戻すべく、アンはブリジットの居る砂糖菓子職人界の大三派閥のひとつとされるペイジ工房へ乗り込んでいく。
    しかし、そこには病床の長とたった五人の職人がいるだけの、とても歴史ある工房とは思えない姿が広がっていた。
    工房の長の一人娘、ブリジットからシャルの羽を返してもらうために、ペイジ工房で働くことになるアン。
    没落寸前の工房を、銀砂糖師になりたてのアンは立ち直すことができるのか…?

    前回の終わり方があんまりだっただけに、読み終わってすぐに四巻を開きました。
    CMを挟んで再開したみたいに違和感なくストーリーが続き、すぐにまたハラハラドキドキの連続。
    ペイジ工房の個性豊かな職人たちや、三派閥のしがらみ、アンとシャルの関係や、ブリジットの恋心など、なだれ込んでくることがもう盛りだくさんで、本を閉じてもこの世界観から抜け出せない。
    どの巻にも増して夢中で読みました。誰もかれもの心情がほんのりと伝わってくるだけに、切なかった…。
    特にアンとブリジットの譲れない恋心とか、エリオットの本心とか。
    一部の誤植にはちょっと吹き出しましたが…(笑)
    いろいろとぶつかりながらも最後にはペイジ工房の職人として、一丸となって砂糖菓子を作り上げていく皆の姿に、今回の登場人物全員が好きになりました。
    教会に並んだ砂糖菓子、きれいなんだろうなぁ…。

    しかし、最後の最後でそう簡単にハッピーエンドといかないのがシュガーアップル。
    これは続きが気になりますね…五巻発売は八月ということで。この夏は、アンの居ない夏になってしまうのか(´;ω;)猛暑を乗り切る糧が…。
    それでも待ち続けます。アンが作る砂糖菓子が、皆に幸せを与えてくれることを願って。

  • 前巻でアンは念願だった銀砂糖師になったから、この巻でシャルを取り戻して完結しちゃったら淋しいなぁ…とか思ってたけど、銀砂糖師を探す(?)戦士妖精に、部屋に引きこもるブリジットの前に現れた美しい妖精。
    謎の妖精が2体も現れて、まだまだ話が続いてくれそうでちょっとひと安心^^

    今回はブリジット以外、アンに敵意や悪意を向ける人がいなかったし、何より、ペイジ工房の職人たちは個性的だけど、皆、良い人ばかりだったから、いつもより心穏やかに読めた気がする。
    でも、次巻への布石になっている2体の妖精がもし同一人物だったら、次はちょっと荒れそうな予感…(-"-;)

  • ペイジ工房編スタート、でいいのかな?

  • 毎度思うのですが、砂糖菓子を作っているシーンを読むとうっとりします。今回も、アンの頑張り、そして出来上がった作品共にとても素敵でした。
    シャルも戻ってきてめでたしめでたし。といきたいところですが、不穏な影がちらちらと…。
    今後も目が離せないです。
    あとミスリルかわいい……!

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著者プロフィール

広島県出身。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー。温かく優しい読後感が持ち味で、登場人物の繊細な心理描写も高く評価されている。他著に「封鬼花伝」シリーズ、「箱入り王女の災難」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、『ここは神楽坂西洋館』『仙文閣の稀書目録』などがある。

「2021年 『転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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