風水天戯 巻之三 届け!兄弟の誓い (角川ビーンズ文庫 77-3)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044550462

作品紹介・あらすじ

末っ子公子・星淑は風水師を目指し、親指サイズの仙人・楊老師の下で修行中。風水を信じない超堅物の兄・英祥が、敵対する風水師教団の総本山に向かうと知り、お叱り覚悟で潜入を決意する。だが、兄の側近・趙子風は怪しげな動きを見せ始め、ライバルの少年風水師・啓天はしつこく後を追っかけてきて!?星淑は風水の力で、大切な兄を教団の魔の手から守れるのか!?角川ビーンズ小説大賞受賞作。開運中華ファンタジー、第3弾。

感想・レビュー・書評

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  •  繁盛する都市、子どもの生まれない村、教団総本部を舞台に、風水でダイナミックに描き出した一編。敵が敵か味方か何かわからないところ、兄の英祥も不気味なところがある。この国をどうしていくか、そのカギを握るのが星淑であることがはっきりしてくる。非常に面白い。特に啓天との戦いの場面は興奮して読んだ。
     趙子風が堅物でありながら女遊びが得意なのは、その出自によるところだろう。けれども、その合理さが面白い。どのキャラも性格が見事なものだと思う。一番はっきりした性格が星淑で、彼を中心に星がまわっているように、まるで風水のようにキャラが配置されて純然たる秩序を保っているように思える。

  • 兄さんが取り込まれようとしているなあ
    うまくころがせられればいいけど無理だろうな

  • 相変わらず軽妙な文章と、楊師父の愉快な災難が楽し、いや、涙を誘う3巻目でした。老師の髪がいつまで無事でいられるのか、気が気じゃないですね。ちょっとずつ成長していく星淑が嬉しいです。啓天と仲良くなれると良いですな! そしてわたしは悪代官がお似合いの子風さんが好きです。

  • 子風さんをさらに好きになる巻。
    真面目とも本気ともつかない発言が良い(笑

  • とりあえず、兄貴を大切にしてください。

  • あれ?読んだ記録から抜けてます(汗)多分届いてすぐ読んだ気がするので届いた次の日で登録。

  • 第3巻。
    いつの間にかライバルと戦えるようになったのか、と静かに成長を見守る姿勢で読んでます。
    やや風水についての用語が増えてきたので、身構えてないと単語を拾いもらすことも(笑)
    風水と政治の勉強にはなります。

  •  …あれ。なんか面白くなってきました、よ…? ようやく、という感じもしますが。今までの2冊は単なる序章だったようです。
     宮廷から飛び出して旅をしたことで見聞が広まったのか、ようやくミソッカス公子がきっちり覚悟を決めました。それでこそ男の子! 父は何やら腹に抱えてそうだし、兄も今からまだまだ大変そうです。頑張れ末っ子ー。
     …願わくば、この兄弟がお互いを想い合って隠してることが悪い方向に作用しませんように! この2人ぐらいはずっと仲良しでいて欲しいです。

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