シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と紫の約束 (角川ビ-ンズ文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044550509

作品紹介・あらすじ

新聖祭の砂糖菓子を作る、名誉ある仕事を引き受けた、銀砂糖師の少女アン。個性的な職人たちと、力を合わせて頑張ろう。と思ったけれど、巨大な砂糖菓子を作るには広い場所が必要。国教会に頼ってお城を格安で借りたものの、そこはなんと幽霊城!幽霊騒ぎに頭を痛める中、工房長の娘・ブリジットが、謎めいた美男子妖精を連れて帰ってきて!?新聖祭まであとわずか。波乱含みの砂糖菓子作りが始まる。待望の第五弾。

感想・レビュー・書評

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  • ペイジ工房編、その2。通巻では第5巻。
    無事に新聖祭へ砂糖菓子を納めることになったものの、人手不足なのにさらにたくさんの菓子を納品しなければならない。ペイジ工房の職人達は一時的に制作を城の側に移したのだが、借りた物件には何か幽霊めいたものが出るのだった。さらにシャルの羽を奪っていた工房の娘ブリジットなぜかイケメン妖精を連れてきて、トラブルの予感…。
    今回も一つトラブル解決した(一勝負勝った!)と思ったらまたもや大問題発生、続く、というパターンで、いつまで読んでも続きの気になるシリーズとなってます。つるっと最後まで読めそうだ。

  • 次から次に起こるピンチを乗り越えるアン、、、砂糖菓子作りは続く。

  • アンとペイジ工房の愉快な仲間たち。

    新聖祭の砂糖菓子を作る、栄えある仕事を任されたペイジ工房だったけれど、
    新聖祭の砂糖菓子は一つではないため、
    作業には大きな場所が必要で、
    なおかつペイジ派本工房は王都からは馬車で移動しなければならない位置にあったため、
    教会を通じて、王都にほど近い場所にある大きな場所を借り受けられることになったけれど、
    それが、長年打ち捨てられたままになっていた古城。
    いかにも夏の風物詩のアレが出そうです。

    で、出ました。
    まぁ、祟るとかそういった部類ではないのが唯一の救いでしょうか。
    そもそも、迫りくる年の瀬、恐るべきタイトな納期(それを守らないとリアルに干からびる)を前に、
    怪奇現象怖いとか言ってるヒマはすぐになくなるので、いいんですけれど。

    強大な王国の影には、哀しい出来事が隠れているものです。

    アンとシャルの淡い恋は、
    本人たち同士だけが気づいていないという、いつもの感じの両片想い。

    そして、ブリジットが連れてきたグラディスの正体に、
    ますます暗雲が立ち込めているようです。

  • シリーズ5作品目。ペイジ工房編(そうだったのか…)2作目。

    ノアとハーバート様のところが泣けた。妖精ってすごいと思いつつ、強いのは忘れて次に行ける人間なんじゃないか…とか考えたり。素敵だけどね、一つの大事な気持ちを持ち続けることは。憧れるし。でもとても生きづらくもあるよなぁ。

    ラファル…。
    あー。変なところで終わりました。これはずるい終わらせ方だ。

  • 前巻が良かったので期待していたのですが、今巻は微妙。

    確かにアンは頑張ってるし、シャルとの仲も若干進展してるのですが、登場人物が出てきた時点でだいたいの話が見えてしまうのが残念です。

    次巻に期待しています。

  • 紋章を砂糖菓子で作ると言う行為で、伯爵の立場の不自由さと、アンの覚悟を表現したかったんだと思うけど

    当の妖精がそれを見て感動するのはよしとして、尊敬している君主の象徴たる物を、食べれるかと言われると、絶対食べれないと思うけどなぁ

  • 5冊目。
    新年の砂糖菓子を作るために教会から借りたお城。
    そこは滅んだ一族のお城で、幽霊が出るという噂のある場所だったというところから始まります。
    ブリジットが遅れてやってきたのでアンと衝突したり和解したりという展開かなと想像したけれど違いました。

  • あれ?と思ったけど、やっぱそーだった
    細い道をギリギリ通る生活だなあ

  •  久々に、もしかしたらシリーズ初かもしれない、ほっとする内容だった。新たな妖精も登場し、幽霊騒ぎ等はあるものの、今までのように余所者扱いやイジメまがいのことが起きないので安心した。

  • 積読中です。

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著者プロフィール

広島県出身。第7回角川ビーンズ小説大賞審査員特別賞受賞。『シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と黒の妖精』にてデビュー。温かく優しい読後感が持ち味で、登場人物の繊細な心理描写も高く評価されている。他著に「封鬼花伝」シリーズ、「箱入り王女の災難」シリーズ、「一華後宮料理帖」シリーズ、『ここは神楽坂西洋館』『仙文閣の稀書目録』などがある。

「2021年 『転生佳人伝 寵姫は二度皇帝と出会う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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