リーディング 司書と魔本が出会うとき (角川ビーンズ文庫 80-1)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 162
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044550516

作品紹介・あらすじ

本をこよなく愛する少女リィナは、エルグリッド大陸図書館で働く新米司書。館内では「モグラ」と蔑まれる地階位に入れられてもめげず、先輩司書ジーンにしごかれていた。だが、友人が呪われた「魔本」に捕らわれ、リィナの日常は一変する。図書館には「魔本」と戦う司書-"読解の異能者"が潜むことを知ってしまった上、自分にも特別な力があると告げられ…!?第9回ビーンズ小説大賞読者賞受賞、異色のダークファンタジー。

感想・レビュー・書評

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  • リィナ側だけじゃなく、ジーンの気持ちもたまに書かれているってところは、結構よかったけど、アニエスが最後までよく分からなかった。リィナを気に入っているけど、好きという気持ちはなさそう。どっちかっていうと、リィナを好きなジーンをからかっている感じがするかなぁ。

    隻眼の男の子っていうキャラは珍しいし、魔眼の件が解決したあとは、ジーンの眼も元通りになるのかと思ってましたけど、眼は石化しちゃったみたいなんで、ジーンの眼はそのままみたいです。

    ジーンが王子様っていう感じは全くしなかったけど、このあたりの設定は、次巻で出てくるのかなぁ。

    リィナやジーンの力の出方の描写がちょっと分かりづらかったですけど、そこそこ楽しめました。

  • 全体的に話を詰め込んで駆け足な内容となっていますが、とても面白かったです。
    ダークファンタジーか、と問われると「多分」なのですが、少女小説か、と問われたら「間違いなくそれに値する」と思うお話。
    主人公のリィナの一喜一憂ぶりやら、ヒーローであるジーンの葛藤具合、そして彼らを取り巻く個性的なサブキャラは個人的に好みでした。
    (ただし、内容をつめこみすぎてるので、個々の関わりはやや薄めかも?)

    描写の仕方は、ほかの方も言われている通り、よくも悪くも新人さんだなぁ、という書き方。
    若干、難解?な風景描写や姿描写で、飲み込みに時間がかかると思いますが、複雑すぎるというわけでもないので、今後に期待という感じ。

    結構、設定部分に既視感を感じる、という話も見かけるのですが、私はあまり少女小説をたくさん読んでないので、割と新鮮な感じではありました。
    むしろ既視感を感じる設定でどこまで新しい展開ができるか、ってことで期待してはいかがでしょうか?

  • 面白かったです。図書館設定は好き〜。
    思わぬ事態に落ち込んでもちゃんと立ち上がれるリィナの頑張りは、後悔に凝り固まったジーンを動かす力になる。

  • 司書がテーマの作品。全体的に面白かった。
    成長過程がしっかりあって読みやすかった。

  • 主人公のリィナが自分の意見を押し通す子で、その分人の言葉を聞かないし、人の気持ちを汲めなくてあまり好きになれなかったのですが、途中でちゃんと成長出来たので良かったです。

  • 不思議な力を持った司書と本の話。
    1冊の中に感動や驚き、ワクワクがつまっていて一気に読めてしまう。
    それでいてそれぞれのエピソードがしっかり書かれているので、短さを感じさせない。
    「司書」をテーマにしているのも新鮮で面白い。

    まだまだそれぞれのキャラクターに秘密がありそうなので、次も楽しみ。

  • 魔本と司書のダークファンタジー


    シリーズ1

  • おもしろいけど後に残らないな・・・。
    結局きれいな感じでまとまってるなぁ~と。
    なんか、キャラがぶれてる感じもあるかな。
    私にはあんまり合ってないかも。
    でも、続きがあるらしいので気になるから読んじゃうけど(笑)

  • 本好きの女の子が主人公のファンタジー。

    ファンタジー小説好きなら
    男性にも受け入れやすいかもしれない1冊。
    恋愛要素は少ない分ファンタジーで魅せてくれる。

  • 魔に染まった本を浄化する能力<リーディング>を持つ司書の話。
    挿絵買いだったけど面白かった。

    恋愛要素もあるけど、どちらかというとファンタジア文庫系なストーリー運び。

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