風水天戯 巻之四 守れ!乙女の願い (角川ビーンズ文庫 77-4)
- 角川書店(角川グループパブリッシング) (2011年9月30日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784044550578
作品紹介・あらすじ
風水師になって兄の英祥を守る、と誓った末っ子公子・星淑。その矢先、謎の美女姉妹に大事な羅盤を奪われてしまう。彼女たちを追って国有数の縁結び寺に向かった星淑だが、そこは男子禁制。兄弟子の呉文恭と共に女装して、なんとか入り込んだのに、因縁のライバル・啓天が現れ、トラブルの予感大…!しかも、宮廷では、英祥のお妃選びが密かに進められていて!?笑いと感動ノンストップ!開運中華ファンタジー、第4弾。
感想・レビュー・書評
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今回は女装回。そして、この人ほど、藤崎竜の研究をし尽くしている人はいないのではないか。毎回同じ感想なのだが、この人の小説は藤崎竜のコマが浮かぶ。ありありと、その微細なところまで浮かび上がる。見事な表現力だと思う。
だんだんと崇星淑のもとに仲間があつまって増えていくところがとても魅力的で、四巻でここにきて、物語の展開的には主人公の敗北なのだけれども、仲間が国を守る決意を持って共闘する場面は感慨無量だ。風水ブームがいつか起こったとき、出版社は真っ先にこの本を復刊すべきだろう。姉妹の絵も超魅力的なのだが、隠れた魅力を出している、キーパーソンが呉文恭。とくに、まわりに雲が沸き立っているキャラデザインはこれぞ藤崎という秀逸さだ。
国を守り、青烏派の復興、太明派との対決という大枠のなかに、ライバルの啓天との戦い、崇星淑の成長が絡み合い、サブキャラもみな魅力的だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
味方がふえてきたなあ
青烏派復興かー
果てしない気もするのだけどどうかしら
芙蓉がうまく支えられるといいなあ -
女装公子と女装お兄さん、男子禁制の縁結び寺へ。まさか兄上のお妃選びからこんな展開に。星淑が少しずつ頼もしくなっていってる。珍しく女の子率高いなー。
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女装が似合う主人公。
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第4巻。
旅の要素が加わり、ちょっと楽しくなってきた♪
あいかわらず、風水・笑いはあり。
1巻づつの展開はもう少し早くてもいいかも。 -
気づけばもう4巻かー。
あまり劇的に話が進むと言うことはありませんが、まあいいんじゃないでしょうか。キャラクターのこまごました動きを見ていると楽しいです。
毎回なんとなく気になって新刊が出てると買ってしまうんですよね。 -
今回は兄上の結婚を巡るアレコレな騒動編でした。ナスビやら毒キノコやらレンコンといった野菜要素満載☆ヘルシーで乙女にヤサシイ一冊です。んー…これはどうだろうか?
呉のお兄さんが不憫すぎて逆に笑えます。1巻からは考えられないほどオモシロオカシイ人生を歩んできてます。宮妃の風水見てるぐらいだから、(これからもクビにならなければ)後宮に出入りするんだろうし…嗚呼、報われないなぁ。しかし、そこがいい!
そしてフジリュー先生は羅生のキャラデザ頑張りすぎです。もっとアホっぽく描いて下さらないとうっかり兄上や文恭よりもときめいてしまうではありませんか!(笑)
…余談ですが、前巻に応募券がついてたドラマCD、銀砂糖も風水も好きだし是非欲しいと思って、あの詰め込みすぎて1つ1つがペラッペラでいまいち内容がないプレザビまで買ったのに、「…あら応募〆切までまだだいぶあるじゃない」と油断しているうちにすっかり忘れ去っていました…残念すぎる。