神は沈黙せず(上) (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 451
レビュー : 55
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044601133

作品紹介・あらすじ

幼い頃に理不尽な災害で両親を失って以来、家族で信仰していた神に不信感を抱くようになった和久優歌。やがてフリーライターとして活動を始めた彼女はUFOカルトへ潜入取材中、空からボルトの雨が降るという超常現象に遭遇する。しかしこれは、「神」の意図をめぐる世界的混乱の序章に過ぎなかった-。UFO、ボルターガイスト、超能力など超常現象の持つ意味を大胆に検証、圧倒的情報量を誇る一大エンタテインメント。

感想・レビュー・書評

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  •  山本弘のハードSF小説です。<br>
     また様々な超常現象の見本市のような、超常現象小説でもあります。<br>
     物語は、一人の女性が、神の存在が明らかになり、神が何を考えているかについて一つの有力な仮説が世間にひろまった頃、神の顕在と加古沢黎の引き起こした事件について回想するというもので、形式は回想録形式。<br>
     この冒頭がぐっと読者を引きつけますね。<br>
     神の顕在?<br>
     神の真意?<br>
     加古沢黎の事件?<br>
     この三つが物語の大きな骨子であることを読み手に伝えることで興味を引くように作られているのですが、実際読み始めると先が気になって頁をめくる手がとまらなくなります。<br>

  • どこまで事実に則し、どこから架空の話か渾然となったドキュメンタリー風SF。ストーリー展開そっちのけの薀蓄満載で読み応えは十分。

  • 莫大な情報量にあっとうされた。

  • 進化をシュミレーションしたゲームをつきつめていくうちに、何か(神の存在)に気づいていく科学者。
    その妹である主人公は、ライターで、新興宗教の教団にもぐりこみ、何が人々をかりたてているのかをさぐろうとする。

    ふたりの根底にあるものは、幼いとき、水害によって理不尽に両親をうばわれ、幸せを打ち砕かれた日のトラウマ。

    そこに天才的な頭脳を持ち、ネットの寵児となる男や、主人公の親友で人の感情を読むことに長けた葉月らがからむ。最後にとんでもない超常現象がおこるところで一巻は終了。

    あいまあいまに、これまでの実際にあったカルトの事件やUFO目撃談の報告(その多くが嘘や思い込みだという)などの膨大なうんちくが語られていく。どうかなと思ったけどおもしろく読んだ。

  • かなりの期待を持って読んだ本。
    期待通り面白く、そして不気味。
    神は果たして存在するのか、宇宙の始まりは…など、永遠の謎がテーマ。
    オカルト要素が満載ですが、
    UFO、宇宙人、超常現象などに猜疑の目を向けて
    「ないだろう」の角度から話が進むので、更に探究心が高まる。
    宇宙の事を考え始めると本当にキリがなく、頭がひたすらグルグルとする。
    宇宙箱庭説とか、かなり怖いよなー。
    何だか謎は謎のままでいいような気もするのですが、
    それでも宇宙に魅せられてしまう。
    下巻は続きます。

  • この世界がシミュレーションというのは見かけたことのある設定だけど、この作品はそれに様々なリアリティを付与しているのが面白い。
    UFOなどの超常現象、哲学、量子力学などについての面白い話もたくさん書いていて、知っていることもあったけど面白かった。上巻のラストはまさかの赤ちゃん落下で血の気が引いた

  • 一般相対性理論、量子力学、ウェッブの網目、フェッセンデンの宇宙、ハイ・ストレンジネス、中国語の部屋、アーフとミーム・・・次々と学術論文的な難解な用語や理論が飛び交い、膨大な情報量に脳がしびれた。

    SFと言えばスターウォーズやホーキング博士の宇宙冒険ものをイメージしていたので、理系男子が好むSF分野の超大作に度肝を抜かれた。

    裸の子どもがたくさん空から降ってくるという超常現象の真っただ中で上巻が終わってしまったので、物語の収束先が気になって下巻への期待が高まった。

  • 2015.11

  • レビューは下巻で

  • 著者の知識の豊富さに驚かされる作品。
    フィクションなのか、ノンフィクションなのかが分からなくなってしまうほど巧妙な構成。
    この本は強い影響力を持つと感じる。
    また、万人受けする内容ではないと思う。
    しかし、超常現象やオカルト、都市伝説などが好きな方は非常に興味深いものとなると思われる。

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