もうひとつの夏へ〈上〉 (角川文庫―スニーカー文庫)

著者 : 飛火野耀
制作 : 岡崎 武士 
  • 角川書店 (1990年3月発売)
3.50
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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044602024

作品紹介

7月の暑い夜、近所のコンビニまで涼みに出かけたぼくは、坊主頭で裸足の奇妙な男に声をかけられた。「時間がないのです…ひとつだけ。水道の水を飲ないでください。薬が入っているんです…」話しているうちに、彼のからだは次第に透き通っていき、ついにはきらきら光る分子状のものへと崩壊し、消えた。この光景を目撃したのは4人。コンビニのバイト青年、高校生のカップル、そしてぼく。気になって水を飲むのをやめたそれぞれの前に、この東京に重なって存在するもうひとつの街が現れる…。「イース失われた王国」の作者が贈るサイバーSFファンタジー登場。

もうひとつの夏へ〈上〉 (角川文庫―スニーカー文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 中学の時に読んで面白かった小説を読み返してみたが、これがなかなか良い。

    ある日、深夜のコンビニに突然現れた男は「水道水を飲んではいけない」と言い残して消えてしまう。その場に居合わせた男女4人がしばらく水道水を飲まないでいると、視界の中に重なって廃墟と化した街が見えてくる。

    って導入から、物語が始まるSFもの。
    まだ今みたいにインターネットとかなくて、パソコン通信って言ってた時代が懐かしい。
    当時実際に起きた校庭に机で9を書く事件なども織り込んで上手いこと物語が作られていて引き込まれる。
    もっと純文学的要素を強めたら村上春樹っぽい作品になったんではないか?と思わせる主人公もなかなかいい。
    後半のストーリーはすっかり忘れているので、読むのがちょっと楽しみ。

  • 淡々とした文章だが、行間に感情が見え隠れする。
    青臭い登場人物たちに、懐かしさと親しみを覚える。
    ほろ苦くも、すっきりとしたラストは、SFらしい美しさを持っている。

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