ばいばい、アース 2 懐疑者と鍵 (角川文庫 (う20-2))

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 654
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784044729042

作品紹介・あらすじ

自らと同じ種族を捜して旅立った少女ベルは、孤高の剣士アドニスと出会い、心を通わせる。だが彼の負った宿命はあまりに重く、ついにある夜--冲方丁幻の傑作、待望の第2巻!!

感想・レビュー・書評

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  • 「兇行。華やかなること」
    剣技の舞は互いを刻み。
    一度完膚なきまでに敗北しているからこそ、闘いの相手に選んだのかもしれないな。

    「沈黙。奏でぬ鍵」
    問すらも朽ちていった。
    今はまだ開くことが出来なくとも、望み続ければ再び挑戦できるかもしれないよな。

    「対峙。爪先立ちて望みしは」
    造られたのは自身の剣。
    最後に会ったであろう人物になったら、何か出来たのではと後悔する事は多いだろ。

  • 冲方さんの初期の頃のSF
    マルドゥック・スクランブルから、こっちに飛んできた。
    言葉の使い方が特徴的で、なかなか難しい。
    でも物語は理解できるし、サクサク読める不思議。
    ちょっと中だるみ。

  • ばいばい、アース 2 懐疑者と鍵 (角川文庫 (う20-2))

  • 2014/1/27

  • 2巻目。
    この巻の中心は、アドニスかな。

    矛盾すら、はじめから組み込まれるようにプログラムされたシステム。
    今、自分がやっていることすら、決められた道なのか?それとも、そこから抜け出せているのか?

    でも、それすらが、もう1つ大きなシステムの一部なのかも。

  • だんだん面白くなってきた。
    生命力いっぱいのベル。
    ベルを対等に扱い、友人として助けるベネディクティンの姉御肌なところがかっこいい。
    アドニスの強いところだけを見ていたかった、と自覚するベルは強い子だ。

  • 読むのがきつい。しかしラスト付近、アドニスが飢餓同盟に飲まれてからベルとベネディクトンまでは筆に魂を感じる出来映え。

  • 1巻が動なら、この2巻は静。

    1巻で反発し合いながらも結束したベル、アドニス、ギネス、ベネット、ミストたちが、2巻では互いの思いゆえに葛藤しながらそれぞれの道へ進み、また離れていく。

    ベルとアドニスの関係が何より最萌え!

    相手を強いと思っていたけれど、深く付き合ううちに相手の弱さを知ってしまい、失望する……まさに恋。

    ベルと、ベルを取り巻く温かな人たちの関係性に、どうしても悲劇の予感が付きまとう。見事に伏線が張り巡らされ、緊張感を生みまくってて、読んでてハラハラします。

    早く続刊を買わなくちゃ。ページをめくる手が止まらない、それは物語が面白い証。

  • ★3.5
    一巻を読んでから間が空いたので、最初は出てくる言葉が思い出せず、結局読み直してから二巻へ。
    面白いけれど難しいと感じるのは、私がまだこの世界観を、完全に理解していないからなのか。
    独特の文章もまたわかるようなわからないような、とゆうような感じもするので、繰り返して読みたいと思う。
    とりあえず次は間が空かないうちに三巻へ。

  • 面白い!けど難しい!(笑)
    これは完結まで読まねば!!

    べネット、すてきなキャラでしたなぁ。。。

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著者プロフィール

1977年岐阜県生まれ。1996年『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞しデビュー。2003年『マルドゥック・スクランブル』で第24回日本SF大賞、2010年『天地明察』で第31回吉川英治文学新人賞、第7回本屋大賞、第4回舟橋聖一文学賞、第7回北東文学賞、2012年『光圀伝』で第3回山田風太郎賞を受賞。主な著書に『十二人の死にたい子どもたち』『戦の国』『剣樹抄』『麒麟児』『アクティベイター』などがある。

「2022年 『骨灰』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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